私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

日本書紀の仁徳天皇は

2015-06-12 11:53:23 | 日記
 又もや例のお人がらのお小言を頂戴しました。

 「仁徳天皇が大変偉い帝〈聖帝>だと云うことは、おめえが があがあいわんでも、みんな分かっておるのじゃ。おめえはしらんじゃろうが、日本書紀にも、此の天皇さんが『聖帝』だったと書かれているんじゃ。おせえたるけえ、よんでみいよ」

 と言われるのです。そこで、書紀を取りだしてみると、彼の言われる通りありました。ありました。早速、その現代訳本から天皇の生活ぶりを書いておきますの、よかったらお読みください。

 “天皇は白黒の模様が入った粗末な衣服を着て、それがボロボロになるまで新調しなかった。温かいご飯汁物が腐って酸っぱくなてもそれを食べた。心を削ぎ、控え目にして、おごらず静かに過ごします。また、宮垣が破れても直さず、茅葺き屋根が乱れても葺き直さなかったのです。更に、風や雨が隙間から入って衣服を濡らし、星の光が屋根の隙間から洩れて、床を照らしていた”

 と、仁徳天皇の日常の生活の模様を古事記より、余程、詳しく書いています。
 

  以下は「付録」です。


 書紀の原文には、「現代訳「星の光が・・}」の部分を、次のように書いてありました。なかなかの名文ですので、よかったらどうぞ。退屈まぎれにでも!!!!

 “星辰漏壊而露床蓐”<アマツホシ ミエテ ミユカ アラワナリ>”

 どうですか、何と、上手に、日本語訳にしたとお思いではないでしょうか。私は感動して読ませていただきました。