うはなりねたむ皇后

　仁徳天皇と言えば、誰でもすぐに思いだされるのが、日本最大の前方後円墳である「大山古墳」です。もう一度どうぞ！！！！

　　　　　　　　　　　　　　　

　その次は、相当な恐妻家（日本有史以来の最大の？？？）であったことが知られております。その妻の、皇后ですが、名前は「石之日売命＜イハイノヒメミコ＞です。
　彼女について「古事記」には、次のように、書かれております。「またか。そげえな めんどうくせえもんは　よめん」と、おっしゃられるかもしれませんが、その原文を書いてみます。よかったら読んでみてください。

　「其大后＜オホギサキ＞石之日売命、甚多＜ハナハダ＞嫉妬＜ウハナリネタマイキ＞」

　とあります。この「嫉妬」＜シット＞という字を　ここでは、特に、[ウハナリネタム]と読ませております。「うはなり」とは何でしょうか。辞書によりますと「後妻」と云う意味なのだそうです。皇后の次を「妃」、その次を「嬪」と呼ばれたのだそうです。大勢の側女がいたのです。

　この石之日売命は、その妃や嬪などの仁徳天皇の女性に対して、ものすごい嫉妬心を燃やしたのだそうです。