私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

吉備の夕凪

2015-08-27 11:32:17 | 日記

 昨日、「爾斯<ニシ>」について、どうでもいい様な事をくどくどしく書きましたが、又、今日も、その続きを書きます。興味あるお方はご覧ください。この風について、古代には、西は「爾斯」、東は「比牟賀斯」と書くと云いましたが、では、これ等の風が一つもなく無風状態を「凪」と云います。この凪につて少々>

 私は、10日程前に、余りの暑さの為、そんなことではどうでもいいのですが、ちょっと、実情があって。下手な俳句を捻ならなくてはならなくなりました。余りの暑さに、つい、いい気になって駄句を作ってみました。お笑いください。

 “風鈴の あるかなきかに 吉備は凪ぐ”

 と、捻ってから、ちょっと待てよ、この「凪」とはなんだろうか、その語源は何か、「爾斯」のように説明できないかと、暇を持て余しているものですから、暑いのも忘れて、調べてみました。これが、今の、私のお金がかからない夏の宵の避暑対策です。
 さて、 「凪」とは「和」<ナギ>ではないでしょうか。風の少しも吹かない、風のない状態を云うのです。力の均衡した海風団と山風団がぶつかり、空気の少しも動かない静止した状態をいうのです。真夏の午後5時近くから9時頃までの時間帯がそれに当たります。無風状態で、昼間の暑さが、しばらく続きます。その時が夕飯時と重なり、一層のけだるさが感じられる時なのです。この気だるい暑さが、有名な“吉備の夕凪”なのです。瀬戸内海のど真ん中にある吉備地方のこの凪がそれほど有名なのです。機会がありましたら、一度、どのくらい暑いのかお為にになってください。

 これも吉備の名物の一つです。