私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

“若亦非”とは?

2018-06-15 09:42:21 | 日記
 “若亦非此神者”これを<モシマタ コノカミ ナラズバ>と読みます。第3の使者として選定した「伊都尾羽張神」が、もし、その任を辞退したならと云う仮定の話です。それほどまでの最後通告ではないのですが、思兼神たちの必死の思い詰めた気持ちがこの“若亦非”の3字の中にはこめられておるのです。でも、その場には、第三の最適任者「尾羽張神」の姿が見当たりません。其の理由を、古事記には

    “逆塞上天安河之水而<アメノヤスカワノミズヲ サカサマニセキアゲテ>
     塞道居故<ミチヲセキオレバ>”

 と書かれてあります。彼が「天安河」の水の「逆塞上<サカサマニ セキアグ>、流れを横に引き入れる」ために土木工事を行っている最中だったのです。総ての道は通行不能です。

 此処で又ちょと話が横路へ。
 平安の昔、「我が町吉備津」辺りに、平家の武将に妹尾兼康という人が住んでおりました。この人は、当時、広大に広がる備中南部平原の農業生産の飛躍的拡張のための開発を思い立ち、水資源を得るために、水源を現在の高梁川に求め、川をせき止め、「十二ケ郷用水」を作りました。
 
 その工事と同じような工事を神代の世界でも、丁度その時「尾羽張神」が、現場の総責任者となって指揮指導しており、この会議に出席すろことができなかったのです。また、道と云う道を総て此の工事の為に交通止めにしていたので思兼神達の意志を伝えに行く使者も行くことはできません。

 では、其のままにしていたらこの会議は無駄になりますよね。どうしたら???