いよいよ、火遠理命は葦原中国にお帰りになります。海神の宮に来る時は塩椎神が用意してくれた小船
“旡間勝間之小船<マナシカツマノコブネ>
で来たのですが、三年の経っていますから、もう、その小船は無かったのでしょうか、海神は
“悉招集和邇魚<コトゴトニ ワニドモヲ ヨビアツメテ>”
を呼び集めて言います。
「お前たちを今日集めたのは、此処にいらっしゃる虚空津日高を“上国<ウワツクニ>”に送り届けてもらいたいのじゃ。」
と。
ここに見られる「上国」ですが、火遠理命が今いる所は海神の住む海の底にある宮殿ですから、これから帰り行かれる所はその海の上にある国ですから「上国」なのです。
“旡間勝間之小船<マナシカツマノコブネ>
で来たのですが、三年の経っていますから、もう、その小船は無かったのでしょうか、海神は
“悉招集和邇魚<コトゴトニ ワニドモヲ ヨビアツメテ>”
を呼び集めて言います。
「お前たちを今日集めたのは、此処にいらっしゃる虚空津日高を“上国<ウワツクニ>”に送り届けてもらいたいのじゃ。」
と。
ここに見られる「上国」ですが、火遠理命が今いる所は海神の住む海の底にある宮殿ですから、これから帰り行かれる所はその海の上にある国ですから「上国」なのです。