新年号について少々・・・・

　新しい年号が決まったとかで日本中が大騒ぎしております。私もその中の一人ですが？？？？！！！！！！
　さて、新年号「令和」が大層評判がいいようです。万葉集と一緒にです。そこで私も、人並みに、少々この年号にあやかって調べてみました。
　
　先ず、思ったのが「令」と云う字です。「命令」！！！！！。何か強制的な意味のある字が、何故、新年号に使われたのだろうかと云う疑念です。そこで、早速、辞書のお出ましです。そこには、まず
　　　
　　　　　◌命ずる。君主の命令。おきて。おしえ。いましめ。
　
　こんな意味があると書かれております。更に続けてみます。すると、そこに、今まで思いも及ばなかった意味が書かれているではありませんか。

　　　　　◌よい。りっぱな。すぐれている。

　と。
　
　中西先生の「万葉集」からと云う言葉がテレビからしきりに流れて来ますので、この「令」と云う字が、果たして、その万葉集にあるかなと、本箱から埃まぶれの本の取りだしてみました。・・・・ありました。

　　　　・「令響＜トヨミ＞」・「令妹＜イモ＞・「令視＜ミセム＞」
　　　　・「令恋＜コヒセム＞」・「令艶色＜ニホハシ＞」


　なお、令には「・・・しめば」と云う使い方もあります。その例として

　・「不令相見＜アヒミセザラム＞」・「令思＜オモハシム＞」・「令散、令落＜チラス＞」

　それと！！！！！！

　　　　“初春令月、気淑風和・・・”
　
　　　何はともあれ、万葉集から年号がとられたという事は大変良い事だと思いました。