私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

一柱騰宮とは

2019-04-15 07:54:40 | 日記
 日本書紀にしか書かれてないのですが、珍彦に案内されて着た菟狭<ウサ>に造られた神日本磐余彦命のために宮殿が

        “一柱騰宮”

 です。
 これを<アシヒトツアガリノミヤ>と読むのだそうです。「柱」を<アシ>、「足」と読えんでいますが、これは吉備津神社の随神門には柱が八本あるので、俗に「八足門」といっておる例などから分かります。

 ちょっと又話が飛びますが、その吉備津神社の北随心門の写真をお見せします。これは、現在、国の重文建築に指定されております。



 又話を戻しますが、この「一柱騰<アシヒトツアガリ>」と、川の流れの中に大きな柱を一本立てて屋根を支えとした家だからその様な名前を付けたのです。要するに、宇佐川の岸辺にある山元に沿って、一方を川に沿わし川の中に高い柱を一本立て、それによって家全体が支えられている大変景色のよい場所に宮殿を造って、神日本磐余彦命一行を饗応したのです。その絵が

          

 です、中央にある太い柱が「一柱<アシヒトツ>騰<アガリ>」です。