私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

一人の猟師との出会い・・・

2019-04-13 14:45:39 | 日記
 神日本磐余彦命<カムヤマトイワレヒコノミコト>”が、その兄弟たちと東の国「美地<ヨキクニ>を目指して出発しします。。

 この「美地<キヨキクニ>」とはどんなところだと思われますか???日本書紀には「青山四周<セイザンヨモニメグリ>」と説明がしてあります。
 それを更に詳しく「山河の風光は擅美<ウルワシ>き美地<ヨキトコロ>」と解説している誠に親切な本もありますが・・・・

 まあ、兎に角、東にはそんな立派な美地があるので、その地を目指して、まず、着いたのだ         
         “「速吸之門<ハヤスイノト>」”

 そこに、一人の漁夫<アマ>が艇に乗ってやってくるのです。命が尋ねられます。

         “汝誰也<イマシハダレソ>”

 と。すると、その漁夫が答えます。
 「私はこの国の神で“珍彦<ウズヒコ>”と申します、この曲浦<ワタノウラ>で釣りをしておったところ、天つ神の御子がお出でになると聞いて、お迎えにまいったのです。」
 天皇は、そこで又、尋ねになられます。
 「貴方は私を上手に導いてくれるか」
 と。すると、珍彦も
 「はい。承知いたしました。立派に御案内いたしましょう。」
 と答えます。