理沙は朝からベランダに干してある洗濯物を取り込んでいる。
隆はその姿を見てテレビをつけた。プロ野球の阪神対巨人があっていて、巨人が一点リードしている。
「隆、テレビばかり見てないでさ。自分の洗濯物くらい自分でたたんでよ。」理沙が不機嫌に隆の隣に座った。
「それって女の仕事だろ。俺仕事で疲れてるんだから。」隆がゴロッと寝そべった。
「女の仕事って決まってないわよ。今は、昔と違うんだからね。」理沙がトランクスを隆の前に投げやった。
「おい、やめろよな。」隆は疲れてなのか機嫌が悪い。理沙も負けじと洗濯物を次から次へと投げやる。
「もういいよ。」隆は怒って部屋を出て行った。俺は疲れてるんだから、何もしたくないよ。ネオンが光り輝いているパチンコ屋に入った。理沙の機嫌が治まるまでここで時間をつぶそう。
一時、パチンコを打っていると、理沙が迎えに来た。
今日は、少し出ていたので、チョコレートの景品と交換をして、仕方なく理沙と帰る事にした。パチンコ屋を出ると、夏の生温い風が吹き抜けた。
「隆、昔はあんなに手伝ってくれてたのに、今は何もしないじゃない。隆は仕事で疲れていると思うけど、私も疲れてるんだよ。お互い気遣っていかなくちゃ。これから先やっていけるか分かんない。」理沙は今にも泣き出しそうだった。こんなにも追い詰めていたとは知らなかった。後ろから自転車に乗っているおじさんがブレーキをかけ、キキィという音が響いている。
「そうか。ごめんな。これから俺もちゃんと手伝うよ。」隆が理沙の頭を撫でた。理沙が頷いた。
家までの帰り道、手をつなぎ見上げると星が降りそうな夜だった。
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隆はその姿を見てテレビをつけた。プロ野球の阪神対巨人があっていて、巨人が一点リードしている。
「隆、テレビばかり見てないでさ。自分の洗濯物くらい自分でたたんでよ。」理沙が不機嫌に隆の隣に座った。
「それって女の仕事だろ。俺仕事で疲れてるんだから。」隆がゴロッと寝そべった。
「女の仕事って決まってないわよ。今は、昔と違うんだからね。」理沙がトランクスを隆の前に投げやった。
「おい、やめろよな。」隆は疲れてなのか機嫌が悪い。理沙も負けじと洗濯物を次から次へと投げやる。
「もういいよ。」隆は怒って部屋を出て行った。俺は疲れてるんだから、何もしたくないよ。ネオンが光り輝いているパチンコ屋に入った。理沙の機嫌が治まるまでここで時間をつぶそう。
一時、パチンコを打っていると、理沙が迎えに来た。
今日は、少し出ていたので、チョコレートの景品と交換をして、仕方なく理沙と帰る事にした。パチンコ屋を出ると、夏の生温い風が吹き抜けた。
「隆、昔はあんなに手伝ってくれてたのに、今は何もしないじゃない。隆は仕事で疲れていると思うけど、私も疲れてるんだよ。お互い気遣っていかなくちゃ。これから先やっていけるか分かんない。」理沙は今にも泣き出しそうだった。こんなにも追い詰めていたとは知らなかった。後ろから自転車に乗っているおじさんがブレーキをかけ、キキィという音が響いている。
「そうか。ごめんな。これから俺もちゃんと手伝うよ。」隆が理沙の頭を撫でた。理沙が頷いた。
家までの帰り道、手をつなぎ見上げると星が降りそうな夜だった。
きっとずっとうまくいくよ。
お話には
作者の心が現れるよね。
つまり
あなたがここにいる。
あなたは理想の男性像を
ちゃんと描けて
実際にも
そういう人なんだと思います。
そういう人は
必ず幸せになれますよ^^v
私も理想です。
手をつなぎ見上げると星が降りそうな夜だった。
皆さんの心の中にも星空を。