雪が今にも降りそうな夜、
「子どもが幼稚園の教室に入らなくて困ってるのよ。」母親が心配して父親に話している。
「そうだな。せいやは人見知りで、友達がいないのが心配だな。明日朝、俺が幼稚園に送りに行って様子見てくるよ。」
次の日の朝、せいやがいきたくなさそうな顔をして、俯き、靴箱の前に座っている。
何とか手をつなぎ「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」と歌を歌いながら、幼稚園に向かう。
先生に挨拶をして、帰る振りをして、電信柱の陰から一時見守っていた。
教室になかなか入ろうとしない。周りの子どもは、元気に走り回り、教室に入っていた。
せいやは、砂場に座って、一人で山を作り始めた。粉雪がちらつき始めて、風邪をひかないか心配だ。
俯いて黙って、砂場から動こうとしない。
誰か話しかけたりしないかなと思っていると、赤い帽子を被った女の子がそばに寄ってきた。せいやに何か話しかけている。その後に、女の子の為にもう一つ山を作った。二人砂場に座って、じっくりと高い山を作っている。その山に少し雪が積もった。
その姿を見た父親は涙が出た。
「子どもが幼稚園の教室に入らなくて困ってるのよ。」母親が心配して父親に話している。
「そうだな。せいやは人見知りで、友達がいないのが心配だな。明日朝、俺が幼稚園に送りに行って様子見てくるよ。」
次の日の朝、せいやがいきたくなさそうな顔をして、俯き、靴箱の前に座っている。
何とか手をつなぎ「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」と歌を歌いながら、幼稚園に向かう。
先生に挨拶をして、帰る振りをして、電信柱の陰から一時見守っていた。
教室になかなか入ろうとしない。周りの子どもは、元気に走り回り、教室に入っていた。
せいやは、砂場に座って、一人で山を作り始めた。粉雪がちらつき始めて、風邪をひかないか心配だ。
俯いて黙って、砂場から動こうとしない。
誰か話しかけたりしないかなと思っていると、赤い帽子を被った女の子がそばに寄ってきた。せいやに何か話しかけている。その後に、女の子の為にもう一つ山を作った。二人砂場に座って、じっくりと高い山を作っている。その山に少し雪が積もった。
その姿を見た父親は涙が出た。
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