傘を2本持って駅の改札口で彼は待っていた。
午後から雨が降るとニュースで言っていたが、朝から晴れていたので傘を忘れたのである。
見事に天気予報は当たっていた。
土砂降りとまではいかないが、結構な雨の量である。
家にたどり着くまでにはびしょ濡れになること間違いなしである。
「待った?」
「いや。そんなに待ってないよ。」彼は惚けている。私と違い時間に正確の彼は、20分前には必ず行動するという事は知っている。そんな所がイラつく時もあったが、こんな日は嬉しいと思う時もある。
「今からどこか行く?」
「うーん。雨が降っているからいいや。」
「そう。」彼は出不精である。付き合い始めてから家でゴロゴロと猫みたいにいるのが好きみたいだ。私もどちらかというと家でゴロゴロとするタイプである。だけど、たまにはどこかでデートをしたいと思う。
小さな喫茶店の前を通ると窓から見えるカップルが楽しげに話しをしていた。
「やっぱりどこか寄ろうか。」彼は私の気持ちを察して言った。
「別に無理しなくてもいいよ。」
「行きたそうだから。」
「別に行きたくないって言っているでしょ。」
「そんなに怒ることないよ。」
「ごめん。」最近こんな会話ばかりしている。やがて家が見えてきた。同棲してまだ3ヶ月である。こんな調子でこれからやっていけるのだろうかと不安がよぎった。
部屋に入ると彼は電気を点け、テレビをつけ、パジャマに着替えた。
私の存在って時々何なのだろうかと分からなくなる。
空気みたいなものだろうか。
それとも今聞こえてくる雨音みたいにあってもなくてもいいような存在なのだろうか。
そんな事を考えて、そっと彼の隣で一緒にテレビを見ていた。
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午後から雨が降るとニュースで言っていたが、朝から晴れていたので傘を忘れたのである。
見事に天気予報は当たっていた。
土砂降りとまではいかないが、結構な雨の量である。
家にたどり着くまでにはびしょ濡れになること間違いなしである。
「待った?」
「いや。そんなに待ってないよ。」彼は惚けている。私と違い時間に正確の彼は、20分前には必ず行動するという事は知っている。そんな所がイラつく時もあったが、こんな日は嬉しいと思う時もある。
「今からどこか行く?」
「うーん。雨が降っているからいいや。」
「そう。」彼は出不精である。付き合い始めてから家でゴロゴロと猫みたいにいるのが好きみたいだ。私もどちらかというと家でゴロゴロとするタイプである。だけど、たまにはどこかでデートをしたいと思う。
小さな喫茶店の前を通ると窓から見えるカップルが楽しげに話しをしていた。
「やっぱりどこか寄ろうか。」彼は私の気持ちを察して言った。
「別に無理しなくてもいいよ。」
「行きたそうだから。」
「別に行きたくないって言っているでしょ。」
「そんなに怒ることないよ。」
「ごめん。」最近こんな会話ばかりしている。やがて家が見えてきた。同棲してまだ3ヶ月である。こんな調子でこれからやっていけるのだろうかと不安がよぎった。
部屋に入ると彼は電気を点け、テレビをつけ、パジャマに着替えた。
私の存在って時々何なのだろうかと分からなくなる。
空気みたいなものだろうか。
それとも今聞こえてくる雨音みたいにあってもなくてもいいような存在なのだろうか。
そんな事を考えて、そっと彼の隣で一緒にテレビを見ていた。
「わたしの存在って何」
そして彼との諍い。。。
でも・・・
それでもやめられない。。。
そんなせつない恋。。。。。。
・・・なんちゃってーー(^.^)
キーボーさんのいつもながらの創作力に乾杯!!です(^.^)V
これからもこの物語の男女はうまくいって欲しいものです。
雨が上がれば晴れるように。
だけど、そんな所が暖かい。
そういうありふれた生活の物語を書いていきたいのです。