ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

春も夏も

2020-05-26 19:14:36 | 暮す
今日は真夏日になり30度を超えるとの天気予報。ヒヤシンス、ムスカリ、菖蒲、リラの花、観賞用のリンゴの花が咲き始めました。春と夏が一緒に一気にやってきます。園芸店の売り上げが30から50%の売り上げでホクホク。今年は薬草を植えようとケベックの薬草検索したら道端で見かけたり雑草として抜いている植物にたくさんの野草があり驚きました。毎年草取りをしてると年によって繁殖する雑草の種類が違うんですね。これ面白い。ケベックは半年は冬のようなもので今年も巡ってきた色彩ある季節に嬉しさが込み上げます。



ランチは冷凍しておいたミニハンバーグ、おやつは今年初めて目にしたアプリコットでタルトでも作ろうと思いましたが気分が今ひとつでそのまま食べました。美味しい。社会再活動でもうすぐショッピングセンターもオープンします。2ヶ月に渡るステイホームで分かったことは人間いざとなれば食べ物さえあれば生きられるっていうことかな。昨日の番組で、コロナ死亡平均年齢は81歳で、コロナのみならず癌や認知症、その他戦争や事故などで亡くなられる人数の方が圧倒的に多い、報道過剰だし、コロナ非常事態宣言は、現代は健康であることが一つの強迫信条みたいになっており、人間は必ず死ぬという認識、死と病と共存しながらいかに人生を生きるかと言う問いが欠けているというものでした。何度か死の淵を彷徨いながらフェースタイムを教えてもらい家族とコミュニケーションしてる85さいの義母を見てると、生きたいという生への意欲って凄いなーと思います。あちこち身体に痛みがあり、お医者様から麻薬使用を許可されてますが受け付けません。私は痛いの嫌だからすぐOKだろうな。義母は強い。毎年一回は救急車で運ばれ、何度か夫はお葬式用の弔辞用意しました。お医者様も覚悟をしてくださいとおっしゃてたものです。私の祖母もそうで3回死の淵から帰還しました。最後に日本から祖母の死を知らせる電話があった時思わず答えました。今度は本当なの。97さいの大往生でした。


今日も夏日

2020-05-25 11:29:10 | 暮す
今日も夏日、日中は日差しも強く、これからは早朝と夕方の菜園仕事。日焼けしましたねとお隣さんからのコメント。お隣さん、目ん玉が4つあるんじゃないかと思うほどいろんなこと気がつくんです。例えば口紅を変えると即座に気がつきます。私がパーフェクトおじさんと命名したようにお隣さんのお庭は雑草一本すら見つけられないほどクリーン。それで私が目指す福岡正信さんの自然農法 革命は一本のワラからという本を読んでいただきたいと探したけど見つからなかった。お隣さんちは家の中も窓もピッカピカ、週2回、通いのお手伝いさんがお掃除に見えてます。それに比べてだらしない私たち夫婦、放って置けないのか今日も勝手に菜園に入り大きくなった桜の木の剪定をしてました。おまけにあれこれ指示、何度教えられても忘れる私は、去年も同じこと教わったような気がするなー。午後、レジダンスロックダウン解除になった義父母が菜園を見にやってきました。これもパーフェクト義母は、なぜベランダをカットしたのおかしいわよとか、いろいろコメント。夫は、みんなうるせーとかぶっちぎれてたけど、私慣れました。聞き流すのよ、義母なんか右耳から入って左耳から抜けてゆく馬耳東風の私をすっかり見抜いて諦めてます。小さい時から、することなすこと見てられないみたいであれこれ注意されっぱなし。で、いつも返事だけは素直で良いけれど、けろっと忘れて結局は好きなようにしてるわねと言われてます。おっしゃることはその通りとその時は思うけど頭の病気があるのですぐ忘れるのよ。おまけに2ヶ月も治療無しでちと朦朧としてきました。

ランチはなぜかお寿司が食べたかったけど日本のお米がなくて蕎麦寿司にしました。豚肉の味噌焼きと卵焼きが副菜。おやつは今年初めてのソフトクリームを外で食べました。アイスクリームやソフトクリームは夏が来たなって思います。



テレビで様々な本をゲストを招き紹介する番組がありますが、今週はコロナ緊急事態体制下、哲学は何の役に立つのか、この御籠り暮らしから何を得たのかという二人の人気哲学者を招いてのテーマでした。印象に残ったのは「、、、にもかかわらず私は生きることを愛してる」という言葉です。、、、にもかかわらずとは、例えば、この世が不完全で不条理でも、不公平でも、暗くても、絶望的でも、、、にもかかわらず私は生きることを愛してる。

義父母がマスク姿で、私たちに2メートルの間隔開けてねとうるさかったけれど、85歳になっても生きる気満々です。コロナ前にみんなを招待しようとローストビーフを焼いてて冷凍庫にしまってあり1日も早く子供や孫達を招待するのを楽しみにしてると言いました。それこそJ'aime la vie 生きるのを愛してる です。



平常へと

2020-05-24 22:01:57 | 暮す
通りは車が増え、お店も次々と再開し少しづつ平常な社会に戻りつつあります。秋から冬にかけコロナ再発の危険があると言われますが政府はその時に今回のような援助は無理と話しています。2ヶ月にも渡るコロナヴァカンス、1年経ったかのような気がします。いろいろな方のブログを訪問しながら皆さん前向きで過ごされ、幾らかでも楽しくしようと工夫され、何だろう、ネガチブな考えというのが何ももたらさないと身体全体で感じてるような気がします。

夫がランチしながら日本の食卓は庶民といえども贅沢で毎日が天国メニューといいました。サバの塩焼きとかイワシとかホッケの開きとか普通に口にしていたお魚、こちらでは目にすらできません。四方を海に囲まれ山が多い国は山海珍味に溢れ日本そのものが広大な食材の宝庫に見えます。移民した当時は一品皿にスープの毎日かわり映えのしない食卓に寂しく思ったものですが何でも慣れるもので少ない食材で少ないメニューでも美味しくいただける味覚になりました。郷にいれば郷に従うです。

日本ではロールキャベツがこちらではシューオシガール、葉巻キャベツといって両端を閉じずに葉巻みたいに巻きます。久しぶりに作りました。かなり太めのシガールで普通はもっと細めです。多めに作って冷凍庫へ。デザートは豆乳を固めて黒蜜ときな粉をかけたもの。豆乳を作りながら、ゼラチン、寒天、コーンスターチなしでプリンのように固まる性質知りました。抹茶、チョコ、ゴマやフルーツピュレなどを加えれば簡単でヘルシーなデザートになります。



今日あることが明日あるとは限らないという思いがあり、断捨離もいつ何があっても残された人の手をあまり煩わせなないようにとの思いがあります。細々としたもの処分すると一体何を処分したかも思い出せないのでそれだけのものだったんでしょう。断捨離して後悔したものないですね。これも毎日少しづつ続けます。

夏日

2020-05-23 20:05:11 | 暮す
いきなり夏、若者たちはタンクトップ姿も、長い冬を終えて、さあ思いっきり戸外へ出よう。

朝6時に電話が鳴りこの時間帯は実家からで胸がドクン、母になにかあったのかと思いきや義母でした。モントリオール行きを待って欲しいとのお願い、せめて今月末まで控えて欲しいと。昨夜は心配で眠れなかったとのこと。義弟にも電話がありキャンセルになりました。義弟のお嫁さんが楽しみにしていたのにとおかんむり。いつまでも義母に素直な息子たちに少々腹を立てる。85歳だもの仕方がない諦めましょうと思うけど義弟も義妹もちょっと度が過ぎるんではと思うほど親孝行で私が冷たく思えます。数年前まで毎週一回は集まってました。今でも最低月一回は朝食会だの誰それの誕生日だ結婚記念日だと集まってます。正直言ってコロナヴァカンス、ゆっくりしてます、それでもしたいことの半分もできず時間が足りません。

日本食がなくても大丈夫、ランチは鶏肉と野菜炒めあんかけ、お米はパラパラしてるけどブラウンロング米というのが残ってて使いました。お隣の奥様からトーフで作ったブラウニーいただきました。美味しくて夕方お皿を返すついでにレシピを伺いました。早速作ってみます。グルメなお隣さんは小麦粉もBIO,お砂糖の代わりにメープルシロップ、チョコは80パーセントカカオ使用、そこまではお金かけれないけど試してみます。ついでに新しくしたインテリアを拝見、美術館みたいなお家です。ハンガー掛けすらご自身でデザインされた特注品。気前が良くて私たちの菜園のコンクリート板、全てお隣さんからお庭リニュアール時にいただいたもの。何か改装するたびに我が家に運び込まれます。廃棄処理場か私んちはと思うけどありがたく頂戴いたします。



週一度パンを焼くのが習慣になりました。今日はレーズンパン。次回はレーズンケチらないようにしよう。自家製パンは美味しくてね、夫も市販パンはもう食べたくないです。死ぬまで体力あるかぎり続けるでしょう。義母がレシピを教えて欲しいというので伝えるとパンを捏ねるパワーがないとのこと。太腕の私にお任せよ。



リンゴの木がほころびました。2本ある梨の木は満開。受粉のためにそれぞれ2本植えました。実がなろうとなるまいと春に咲くお花を観れるだけでも幸せです。



今年の野菜作りは3つの方法を試します。育苗、直播、そして福岡正信さんの粘土団子です。毎日少しづつ準備してます。

だらけた日

2020-05-22 10:44:19 | 暮す
バスルーム改修工事来週までお休み。ちっちゃな浴室なのに時間がかかります。古い家なので開けてびっくり、予想外の問題が起きて昨日は3人各業者が集まって相談。今日は一休みという感じ。月に最低一度は何もしたくないだらけたい日があります。今日がそれ。ガラクタ小物の断捨離をチンタラチンタラしてるうちにランチタイム、有り合わせの野菜を入れて焼きビーフン。デザートは抹茶味ブランマンジェに自家製黄粉ふりかけただけ。午後は何してたっけ、ぼんやりしてた。夕方菜園に出て草取り風が吹いて気持ちよかった。菜園をぶらついてると花や果樹で埋め尽くしたいと夢が湧いてくる。



人は生きたように死んでゆくと言われるが、作家は最後まで書き続け、舞台俳優は最後まで舞台に立たんと気力を振り絞り、私は万年断捨離と草取りで人生終えるのかなーなんて思う。コロナヴァカンス、平和で平凡に今日一日を無事に過ごせたことに感謝する気持ちだけは大切にしなくちゃと言い聞かせる。明日は気分転換にモントリオールに日本食買い出し、ついでに義弟家族んちに寄って一緒にお昼ご飯を食べることになりました。屋内での集まりはまだ解除されてないんで庭で各人2メートル離れての食事会になるのだろうか。