MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

思い出名画座 vol.10 「布施ラインシネマ 」

2020-03-01 00:01:00 | 映画館






東大阪の布施にあるシネコン

布施ラインシネマが2月末で閉館する

ブロ友さんの記事で知ったこのニュース

とても残念であり、またとうとうダメやったかと言う思いもありました

東大阪随一のシネコンとして19971213日にオープンささ、ご当地の映画ファンに愛されてると思ってました

オープン当初は名称に布施はなくラインシネマだけだったんですね西側の入口に岡島ラインシネマとも書いてる

商店街に南館がオープンしてから布施ラインシネマ北館となったようです




この劇場のおかげでわざわざ大阪市内に行かずとも映画が色々楽しめると言う事では東大阪近隣の人には良かったんではないか?と思ってたけど、逆にミナミやキタのような大きな繁華街でもなく、また娯楽施設や大型スーパーなどと一体化してる訳でない一階にマクドがあるだけの一戸建ての映画館だけのビルなので、映画だけしか見る事が出来ないってのが一般層には敬遠されたんでしょうかねー

やはり経営的に苦しかったんですね


私は以前住んでた場所は大阪の東住吉区桑津と言う場所で、その自宅から布施ラインシネマまでは意外と遠く感じなかったんですね

ちょうど当時メンバーカード持っていた今は亡き動物園前シネフェスタ4の会員証がラインシネマでも有効だった事もあり、2005年頃から通うようになりました

そこから約10年近くなんばや阿倍野に負けないくらい映画を見に行ってました

その頃から平日の夕方以降ではありますがお客さんは寂しい入りでしたね


ラインシネマはビル全部が映画館なのでシネコンと言うより劇場的な感覚で見てました

私が行き出した頃は近くの商店街に3スクリーンある布施ラインシネマ南館と言うのがあり、今のビルは布施ラインシネマ北館と言う事になってました

北館7スクリーンと合わせて10スクリーンある巨大シネコンだったんですね名称も布施ラインシネマ10でした、


南館は地下に2スクリーンと1階に広い1スクリーンと言う構成

どちらかと言うと下のスクリーンの方が行く機会が多かったですね

初めてラインシネマで見たのも南館でした(多分「サスペクト・ゼロ」)

ここはいかにも映画館を改装したって感じの作りで、昔あった商店街にある街の映画館を感じさす只住まいでした

南館北館通じてラインシネマで1番お客さん多いと思ったのが、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」で、たまたま別の用事で南館のある商店街を歩いてたらいつもと明らかに違う凄い人の流れで、それが「THIS IS IT」を見終わって南館から出てきた人達でありました

 


↑南館の全景 昔の映画館の佇まいがいい

↑南館のスクリーン

↑南館の地下の2つのスクリーン前のロビー

 ↑南館最後のラインナップ

↑北館のスクリーン構成

↑10スクリーン時代

ここでは当然ながらハシゴして見るときもありました

北館と南館にまたがってのハシゴも当然あり、ある時は5分くらいの時間差でハシゴするので、いい歳した大人が商店街を駆け足で走ると言う迷惑な事もしてました(笑)

また北館内でハシゴの時は最初に見てた映画が終わると同時に次見る映画のスクリーンでは予告が始まると言う予告移動もやりました

ここは予告が短いから大変でしたねー

5分も無かったかも?

時間開く時は近隣の布施グルメを楽しんでました

ハシゴしやすい劇場でした

北館前にあったインド料理のサモサが美味かったなー


南館は2010年閉館となり残った北館7スクリーンで残り10年営業してた事になりますね

北館は1階にスタジアム式のオオバコであるシネマ1があり3.5.7階にそれぞれ2スクリーンずつの計7スクリーン

シネマ1だけ明らかにスタジアム式で造りが違うがシネマ27までは造りが同じでした

ただ席数は多い少ないありました

1番席数多かったのは7階のシネマ7

その次はスタジアム式のシネマ1

1番少ないのがシネマ6

それぞれスクリーンごとに色分けされてます


シネフェスタ4が閉館した後はここの会員になり格安で映画が見れるようになり、よく通うようになりました

紙の会員証でスタンプが貯まれば無料で見れたりしました

窓口でチケット買って会員証の裏にスタンプ押してもらう

そのアナログ感が良かったですね

毎月封書で案内が送られて来て夏にはサービス券かついてました

なかなかサービスの良かったシネコンだったんですがねー








↑サヨナラ企画の展示物

↑よく休憩したロビーのスペース


2015年の「96時間レクイエム」で一旦ここの劇場から私の引っ越しにより疎遠になりましたが、閉館の知らせを聞いて先日5年ぶりに「バッドボーイズ アフターライフ」を見に訪れました

5年前と殆ど変わってない外観に内装

懐かしいかったです

下のマクドは潰れてた

サヨナラ企画で過去の上映作の一覧表やシネコンなる前の劇場時代の写真や布施ラインシネマがオープンした時のチラシなど貴重な資料が展示されてました

1階のフロアの一部の壁にお客さんがメモ用紙に書いた映画のタイトルが貼られてました

私も書いて来ました007/オクトパシー」と(笑)

あまり他の人が書かないのを書いて見ました

87年に因んで名作を87本上映する企画ラストショーも開催されてます

これがまだ凄いラインナップなんですね



↑この日のラストショーのラインナップ





↑映画タイトルの壁

そして布施ラインシネマ最後の鑑賞となった「パラサイト 半地下の家族」を見にきたら何とほぼ満員!

最後に個人的にラインシネマの景気いい風景見れて有終の美を飾れました

帰りに1階のロビーの壁見たらちゃんと

007/オクトパシーが貼られてました



↑ガンダムの下に私の投稿が貼られた


結局名作上映企画のラストショーは来れなかったが閉館前に2回も来れて良かった

開館時より入り口に設置されたラインシネマを守護する天使の猫に見送られ最後のラインシネマを後にするのだった





↑守護する天使の猫

ありがとう布施ラインシネマ10 北館&南館




思い出名画座 vol.9 「我が町の映画館(生野 電気館、パーク劇場、美章園東映)」

2018-08-05 14:29:26 | 映画館




昔、小学生の頃に東宝チャンピオンまつりなどゴジラ映画をよく見に行った近所の映画館 電気館
もう子供の頃に閉館になったが先日仕事ついでに懐かしい付近通れば跡地のパーキングの看板に電気館の文字が残る
この21世紀に現存する電気館と言う唯一の文字に懐かしく見上げた次第

町の映画館にしては二階席もある以外とオオバコ?でしたね

売店に人は居なく、売り場前に立てば切符売るおばちゃんが売店と兼任で飛んでくる

バナナ踏んでコケたのもここ

映画見てたら椅子の間をネズミが走るのも思い出深い

小学校の校門前で電気館のおっちゃんが割引券配ってたし、ある時は終礼時に担任から東宝チャンピオンまつりの割引券配られてた事もあった
町と学校が一体化されてたのかね

ここでは東宝チャンピオンまつりが印象に残ります
と言うより殆どそれしか見てない
何しろ小学生でしたからね
「ゴジラ対メガロ」の時は子供通しで朝早くから映画館の前に並んだ記憶がかろうじてあります
しかしガメラの映画はここでやってたかな?
近隣のパーク劇場ではガメラや大魔神やってましたがね
でもそのパーク劇場で「ゴジラ対ヘドラ」見たような…昔は町の映画館は会社関係無くしてたね

中学生くらいで八つ墓村を一階席で見て、その後続けて二階席に移動して2回目を見た
多分それが電気館最後の鑑賞だったと思います
時には松竹系の映画もしていたし、たまに東映もしてたん違うかなー?

東映と言えば美章園東映と言うこれまた商店街にある東映系の映画館ありました
こちらは東映まんがまつり行ってました
「長靴をはいたねこ」「きかんしゃやえもん」「劇場版 仮面ライダーシリーズ」「マジンガーZ対デビルマン」「魔犬ライナー0011」
仮面ライダーの映画の時は舞台での実演ショー
(当時はこんな呼び名だった)がここでやってた
立体映画版キカイダーの時は劇中ジローが客席に向かって「さぁここでメガネをかけよう!」と言って子供達に子供騙しな色メガネかけさせた(笑)

今となっては懐かしい幼き思い出…追憶の映画館

つたない思い出を込み上がらせた中年男が万感の思いで色褪せた電気館の文字を見上げた暑い夏の夕方…

生野電気館、パーク劇場、美章園東映

まさに昭和の古き良き町の映画館よ
Forever!

因みに電気館はモータープール、パーク劇場はクロネコヤマトの集荷場、美章園東映はマンションと現在はなっている

思い出名画座 vol.8 「シネラマ OS劇場」

2018-04-03 17:18:34 | 映画館




久々に梅田に仕事絡みて行ったので、ぶらぶらしてたらかつてのOS劇場前を通ると劇場跡の前の通りに公開作品名の入ったプレートが無くなっていた
梅田とかはあまり行かないんですが、いつ無くなったんでしょうね
今、道路工事してるようですがその工事のせいなのか…はたまた私が知らないだけで何年も前から消えてたのか…いずれにしても残念です

OS劇場は正直言って縁の無い劇場でした
全席指定で指定料金もかかるというワンランク上の劇場に子供少年心に高嶺の花と思っていました

一応この劇場では晩年に2回だけ遅まきながら見に行きました
「地中海殺人事件」「ゾンビ伝説」とまったくこの劇場の特長であるシネラマの効果が味わえない作品なのが残念
あのシネラマの巨大スクリーンを体験したかったのですがね…
センサラウンド方式の「大地震」「2001年宇宙の旅」「ベンハー」「アラビアのロレンス」「風と共に去りぬ」そして「スターウォーズ」どれもOS劇場で見たら迫力のある映画体験だったでしょうね
閉館後にニューOS劇場改めOS劇場になりましたが、そちらもあまり行ってなかったですね

余談ですが近隣にあった阪急プラザ劇場もD150という大型スクリーンでしたが、この劇場に2度ほど足を運んだのも劇場としては晩年にあたる80年代で見たのが「プロジェクトA」残酷ドキュメンタリーの「カランバ」(笑)

ま、南街劇場、国際劇場、松竹座とミナミの大スクリーンは体験してましたから良しとしましょう
今回は悔しい劇場への想いを綴って見ました



あの時の映画館は今は?

2016-10-11 23:39:47 | 映画館



天王寺ステーションシネマの思い出を記事にした機会に私が小中学生だった頃に阿倍野にあった映画館の跡は現在どうなってるか駆け足で見て見ました

まずはこの前の記事で紹介した天王寺ステーションシネマの跡地を見てきました
見てきましたと言ってもしょっちゅう前を通ってるんですがね
閉館してからは食料品店や旅行会社、チケットぴあなどコロコロ変わってましたが、現在はクリーニング屋さんと占いの店になっています
チケット売り場の窓口は今は美容院になってます


↑JR天王寺駅から地下街に降りる階段
この先に天王寺ステーションシネマがありました
昔は階段降りる時はワクワクしたもんでした


↑画面中央よりやや左よりの柱の横の美容院のメニュー表の辺りに今後のライナップ書かれたボードがありました
その左横がチケット売り場の窓口でした


↑チケットを買い階段降りたら入口でした
ちょうど白洋舎の辺り

おそらく阿倍野の最大のキャパの映画館が近映大劇場
今はもちろんあべのハルカスがそびえ立っています
当時は近鉄阿倍野橋駅のコンコースのエリアにあり、階段を上がってチケット売り場に行く感じでした
入口の横はゲームセンターになっていてヤンキーなんか居てましたね
この劇場は東映系の為トラック野郎と水戸黄門の2本立てや「ドランクモンキー 酔拳」「未知との遭遇」など見ておりました
イメージとしてはややスタジアム式の客席だったと思います

その地下にあった劇場があべの地下劇場です
洋画ポルノ専門家の劇場でしたが後に一般の洋画劇場になりました
そんなに広い劇場でも無かったと記憶します
「ロッキー2」「フラッシュゴードン」「レイズザタイタニック」「ミスターブー」と「ドラゴン電光石火」の2本立てなど見ましたが、ここで中学を卒業して半年後の同窓会が開催され、みんなで映画鑑賞しました
その作品はデニスホッパーが出てた「マルホランド・ラン」と言うマイナーな作品
当然大方は興味の無い連中ばかりでガヤガヤと喋り通しで私を含めた一部の映画を見てるものには全く迷惑な話だった、
しかも借切りでは無く一般のお客さんも居てロビーでおっちゃんが劇場スタッフにブチ切れて文句言うておりましたな


↑近映大劇場はがちょうど画面で言えば阿倍野橋駅と言う文字の辺りから奥に入った辺りにありました
その下にあべの地下劇場がありました

阿倍野銀座商店街にあったのがあべの名画座
日活ロマンポルノの映画館だった為に長らく行くことはありませんでしたが、晩年は一般作が公開され大人になって初めてこの劇場に足を踏み入れました
初めて見たのは「リング2」「死国」の2本立てでしたね
アポロシネマ8が開館してからは改装されてアポロシネマプラスワンとしてシネコンの別館扱いになりましたが、狭い劇場ではありました
「エクソシスト DC版」「シュリ」など見てました
しかし阿倍野再開発では商店街ごと取り壊されまして、今は阿倍野キューズモールとなっています


↑阿倍野キューズモールの北側にあるキューズタウンはあべの銀座商店街の位置にあります
写真の店舗群の真ん中辺りがあべの名画座あったりかな?

唯一行った事の無い劇場があべの文化
松竹系の映画が上映されてましたがあべの筋の雑居ビルの地下にある劇場で、多分あべの名画座ぐらいの小さい映画館と思われます
閉館後は居酒屋の贔屓屋になり、現在はBARのようですね


↑この地下を降りたら映画館 あべの文化がありました

そしてあべのアポロビル4階にあったのかアポロローズ、アポログリーンと言う2つの劇場
アポロローズは洋画系で初めて私が「ドラゴン怒りの鉄拳」でブルース・リーと遭遇した映画館として思い出深いです

アポログリーンは東宝系の劇場で私は小さい時に「ゴジラ、カバラ、ミニラ 怪獣オール大進撃」を見た記憶があります
キャパが400人近くは入ったこともあり、話題作などは洋画系のアポロローズに変わってここで洋画が上映されたりもしました
「エレファントマン」なんて扉が閉まらないくらい立ち見でギッシリでした

隣にルシアスビルがオープンし、アポロビルと繋がったことで閉館となり、改装されて今はアポロシネマと言うシネコンとなりました
アポログリーンはスクリーン1、アポロローズはスクリーン2となり今も活躍しています


↑アポロシネマ アポロ側の2スクリーン
エスカレーターの位置などからアポログリーン、ローズ時代の面影が若干あるかな?


↑アポロローズ跡であるアポロシネマ スクリーン2


↑アポログリーン跡であるアポロシネマ スクリーン1

アポロシネマに一気にシネコンと言う形で劇場が一気に集約されましたが、一度の場所で色んな映画が見れるのに便利になりましたが、何か昔を知るものとしては寂しい気持ちもありますね

思い出名画座 vol.7 「天王寺ステーションシネマ」

2016-10-10 00:02:54 | 映画館



阿倍野、天王寺駅周辺には私が小学生の頃は映画館が多数ありました
近映大劇場、あべの地下劇場、あべの文化、あべの名画座、アポロローズ、アポログリーン
あの狭いエリアにひしめきあってました
しかも東宝、東映、松竹、洋画系、日活ロマンポルノ、洋画ポルノと劇場ごとにバランスよく映画会社、またはジャンルが棲みわけされてました
しかしその中で唯一の低料金の名画座が天王寺ステーションシネマでした
JR天王寺駅から地下のあべの地下センターに行く途中にある小さな名画座で、当時小中学生だった私は毎週末は友人と通ったもんです
厳密にはだいたい隔週でしたが…
何故なら一般の洋画と洋画ポルノ映画を週毎に交互に上映していた時期があったためです
初めてここへは小学生の頃に兄と兄の友人と3人で見た「チャップリンの街の灯」でしたね

そしてこの劇場は何より低料金!
金を払って初めてこの劇場行ったときは学生250円だったかな?
「ミッドウェイ」を見に行ったつもりが、現地に着くと「ミッドウェイ」は前日に終わっていて、変わりにジーンハックマン主演の「ナイトムーブス」が上映していた
仕方なく見て帰りましたが、これをキッカケに天王寺ステーションシネマに通いだしました

思い出は数々ありますねー
入り口の券売機の横に1ヶ月くらいのラインナップが掲示されていて、切符を買って階段降りると入口のもぎりのトコでパンフレットが売られている
待合いロビーにはゲーム機が暇つぶし用に置かれてた
狭いスペースなんだが子供心にはそんなに狭く感じなかったね
しかし肝心の館内は128席と今で言うミニシアター並みの座席数だがこれが詰め詰めの128席なので足など伸ばせる事も出来ないし、座席の中からトイレ行くのに通路に出ようもんなら立って貰わなければ前通れないほどの座席間の狭さ!
これは身体が成長するにつれ苦痛でした

予告編前に天王寺ステーションプラザの飲食店のCMが流れ、次回作が洋画ポルノ映画でもキッチリと予告編流してた(笑)
当時未成年の我々はラッキー!と思ったもんです
また土日はお客さん多く立見がでるので座席確保するために前の回の上映終わる少し前に館内に入り立見をして、エンドロールと同時に空いた席に突入するのであります
今思えば映画のオチ知ってしまうより座席確保が優先だったんですね

オチ知ってる状態で「キャリー」を友人数人で見に行き、知ってるにも関わらずラストにギャーと一斉に仰け反ったり、「13日の金曜日」鑑賞中にはオッさんとオバハンが突然大声で痴話喧嘩を始めて辟易したし、「エアポート80」では再三再四音声がスローになったりカクカク動きになってプチっとフィルム切れたりと昔ながらの映画館の定番なアクシデントもありました

「サスペリア2」の緊迫したシーンで館内もスクリーンで上映の映画のシーンも静かになった時に後ろのオッさんに思い切りくしゃみされて心臓が縮み上がる思いもした
また毎回いつも居てる謎のオッさんに親しく話しかけれてた
今、思えば不気味な人だった…ここは新世界国際同様ハッテン場だったらしいが、あまりそんな意識ありませんでした
しかし「ポールポジション」見たときは隣に座った外人にズボンの上からチンチン触られた事ありました(笑)

ここで様々なジャンルね映画を見て映画と言うものが体の中に刻まれていきました
「サスペリア」「マッドマックス」「天国から来たチャンピオン」「鷲は舞い降りた」「007/私を愛したスパイ」「夜よさようなら」「フレッシュゴードン」「ジョーイ」「ハロウィン」「アルカドラスからの脱出」「怪奇!吸血人間スネーク」「ジャンク/死と惨劇」「ファイナルカウントダウン」etc
ここで初見もあればロードショー公開で見て、また再び見たのもあります
朝一の回は作品によっては途中上映と言う最近では信じられない上映形態もありましたね
このような様々な思い出の中、大人になると不思議と行かなくなり、とうとう2001年閉館となりました
せっかくドルビーステレオ導入してたのにねー

閉館日に仕事帰りにカメラぶら下げ外観だけ撮影しようと向かったが、途中あべのベルタに寄り用事済ませてベルタから外に出ようとした時に扉が施錠されてるのを知らずマトモに扉のガラスに顔面をぶつけて額から流血するというアクシデントに見舞われた
隣の病院で応急処置を受けて帰されたが、それでも天王寺ステーションシネマに向かいかけましたが、来てるシャツが血が点在して付いてるを見て、これでは天王寺駅のコンコースは歩けんやろ…と泣く泣く諦めました
最後の最後にまた思い出の出来た劇場でしたね

この劇場の画像はどこのサイトやブログ探しても見つからないので連休明けにでも天王寺ステーションシネマ跡の現在の画像撮ってきますわ
今はクリーニング屋さんだけど…

思い出名画座 Vol.6「天六シネ5ビル」

2016-05-25 17:56:30 | 映画館
久しぶりに劇場の事書きます
いつかはこの劇場を書こうと写真も撮ったりしてましたが、
なかなか書く気にならなかった…何故なら書く事が一杯あってキリがないから

天六シネ5ビル
ここが閉館になって4年ほどになります
ユウラクザ、ホクテンザ1&2 コクサイ、ユーラク地下からなる映画館ビル
決してシネコンとは呼べれない
他の劇場とは一線を画す映画館だった

メインは一階のユウラクザ
洋画がメイン(それもB級の新作、または旧作の2本立て)でプログラムされていて
5階にあるホクテンザ1&2は邦画、または洋画のミニシアター系(それも他のミニシアターならモーニング&レイトのみとかの扱いぽっいやつ)の新作または時期がづれての準新作級な作品が公開されていた
で、コクサイとユーラク地下はポルノ映画館として機能し、オカマちゃんたちのハッテン場として知られていた

ポルノ映画館は行った事ないが
他の三館は毎週のように行ってました
それも深夜興行…なぜならここの劇場の株主優待券が金券ショップで安く買えたので昼間はミナミや天王寺の劇場で見て、ここは週末の深夜に行く事にしていたのです
因みにこの招待券は天六以外にタナベキネマや小阪国際にも使える9館共通券でした
昔はロードショー館の千日前国際も対象に入ってましたが、後に外されてましたね
この招待券で殆どは天六へ行ってたんですが、深夜ならではのここの劇場の雰囲気はとても好きでしたし、様々な思い出が残っています





↑ありし日のユウラクザ入口前の風景と館内 手書き看板が貴重です

メイン館のユウラクザは初めて天六デビューした劇場で「ラストマン・スタンディング」と新作の「リバース」の二本立てを深夜に行きました
しかしラストマン~は既に見てたので「リバース」を目標の鑑賞
そしてこのジェームズ・ベルーシが出ていたタイムスリップサスペンス「リバース」がメチャメチャ面白かったのでついつい「この劇場は侮れない」となり友人と通い始めるのでした
まぁそこからはホクテンザも合わせて良く通いました
もちろん金券ショップで激安で購入した招待券で…

ここの劇場の深夜は深夜ならではの特長があります
オカマが出る…?
いや、我々はユウラクザとホクテンザに関しては殆どオカマと遭遇した事がありません
ポルノ映画館には居るんでしょうけどね

ユウラクザとホクテンザの深夜の特長は
一つは殆どお客さんが居ないこと
大概は我々だけか、または数名イビキかいて寝にきてる人たちばかりでした
真剣に映画見てたのは我々だけてのが殆どでしたね
それともう一つ深夜の特長は時間にルーズな事!
時間通り始まらないのが普通でしたね
上映開始時間前に着いたのに上映が始まってるなんて当たり前、または上映開始時間が過ぎてるのに一向に始まらないなんて普通です(こうなるといつ始まるかわからないのでトイレすら行けない(笑)

ある日は「リーマンジョー」を友人と行ったとき上映開始時間にはまだ谷六付近を車で走ってたので途中上映覚悟でユウラクザに行ったら、調度映画会社のロゴが出て始まる寸前に座席に着けた…どんだけ開始遅れとんねん!

ある日は「マルキドサド 調教哲学 」を見に行ったら開始5分前に着いるのに休憩の筈が上映が開始されている
まだ早めやがった!と思ったら、受付の兄ちゃんの説明によると前の回の上映がまだ終わってないとの事…どんだけ開始遅れとんねん!

ホクテンザではなかなか上映始まらないから、痺れ切らしてホクテンザの受付に文句言いに行った人がいたが、受付は無人だったとの事で諦めて戻ってきたり、映写室も不在の時もあったみたいです
思い出として圧巻な出来事はウェズリー・スナイプス大運動会として公開された「7セカンズ」の時はユウラクザで鑑賞中に突然座ってた椅子が抜けてしまって尻餅付いたと言う信じられない事態にも遭遇した
ユウラクザ入口横の看板に書かれている[グリーン車並みの座席]の底が抜けたのであります





↑ありし日の5階のホクテンザの風景

しかし昼間は時間はキッチリしてるんですね
数回しか昼間は鑑賞した事がありません
でも倉田保昭主演の「イエロードラゴン」が公開された時は何と倉田保昭さんの舞台挨拶が昼間にユウラクザであり、友人と見に行ったら何と超満員で立ち見!
しかも花束を持った若い女性がチラホラ居てまさかの風景にびっくり!
しかし我々がウロウロしてたら座席を変わってくれる人が居て座れたが、この満員の8割くらいが倉田保昭関係のサクラだったようです
舞台挨拶をガラガラにして倉田保昭先生を怒られせては行けないと言う配慮かな?
変わってくれた人たちも関係者のようでした
もちろん花束のお姉ちゃんもサクラやね
舞台挨拶終了後ユウラクザの券売機の前で倉田保昭さんにサインして貰ったのも良い思い出です
しかしあのユウラクザで倉田保昭さんは出番までどこに控えてたんやろ?
そらぁ近所の茶店ちゃうか?
と言うのが我々の推測です(笑)
因みにこの舞台挨拶付き鑑賞も金券ショップで安く購入した招待券で普通に入れました


↑これが金券ショップで安く購入してた招待券

深夜は受付は決まっていつもの兄ちゃん
もう一回分早かったら昼のおばちゃんなんだろうけど、深夜はこの兄ちゃんが殆どでしかも誰かといつもしゃべってる
ユウラクザの最前列で殺虫剤巻くオッちゃんも居たなー(笑)
エレベーターのスピードがやけに遅かったね
ギリギリに到着した時はエレベーター内でイライラしたのが懐かしい
休憩時間にはいつも決まって同じヘビメタが途切れ途切れで流れていた
夏場はやたら冷房が効きまくり震えがる事もしばしば
パンフレットも売ってるがたいていはプレスシート
見たいなペラペラで、深夜は販売を停止している
スティーブン・セガールの沈黙シリーズは大抵この劇場で公開されてたね

そんな思い出深い劇場も今は無くなり跡地に回転すしとローソンになってるようです
天六シネ5ビルが無くなってからは映画の本数も減りました
いかに天六に良く出かけてたかと言うのが実感しました
良きに着けた悪きにつけこんな個性的な映画館は時代的にももう出て来ないでしょうね
現存する昭和の劇場である関西の最後の砦の新世界国際と日劇会館にはまだまだ頑張ってもらわにゃー

今更ながら様々な思い出と沢山の迷作、珍作と少しの傑作を楽しませてくれてありがとう!
天六シネ5ビルよ永遠に!

思い出名画座 Vol.5 「新世界国際」 (大阪 新世界(浪速区))

2009-11-17 00:32:44 | 映画館
コテコテな大阪を体感するんならやはり難波を中心としたミナミとそして新世界!新世界は浪花のシンボル通天閣の下に広がる庶民的な繁華街。
串かつやホルモンなどの店が点在し、パチンコ店や芝居小屋そして映画館など娯楽施設もある。
ただその特殊な地域性から、どちらかと言うと敬遠されてきた町でもあるのですが、ここ10年程で一大観光スポットとなり道路も舗装され商店街のアーケードや店も綺麗になり誰でも行きやすくなりました。

日中、特に土日などは観光客が目立ち、人気の串かつ屋などは観光客やカップルなどの行列が当たり前になってきました。
でも私が子供の頃はもっとも近づいてはならない危険な町でありました。
仕事にあぶれた日雇い労働者たちが昼間から酒を飲み歩き(ま、今でも見受けられるが(笑))、アーケード内は酒臭い酔っ払いで溢れていた。
子供が近付こうもんなら凄まれた・・・そんな危険な新世界に映画館が多数ありました。
新世界グランド、公楽座、新世界東映、日劇会館、新世界国際と国際地下劇場・・・新世界グランドと公楽座は無くなったけど 現存する劇場の中で最大の映画館が新世界国際であります。

ここで初めて見たのは小学生の頃で、「ドラゴン怒りの鉄拳」「未来惑星ザルドス」の二本だてだった。
昔から2番館=名画座として地域に親しまれ、今でも特選洋画三本立て1000-はかなり安いしお得!
2階席まであるし、トイレはロビーではなく館内のスクリーン横に隣設され、上映中でも行きやすい(笑)
ここは男性客が圧倒的なのでアクション系やホラー&サスペンス映画が目立つ。
そう言えば中学生の時に友人と見に行ったな~「ミスターブー」「アシャンティ」「ジョーズ2」の3本立てだったかな~?よく未成年だけでこんな怖いとこ行ったもんだ・・・


↑レトロな売店!

暇なオッサンたちがしょっちゅう来てるので下手なマニアより映画をよく見てるかもね~
ただ環境は最悪ですね~椅子はガタガタだし、場内の空気は極めて悪い!
普通にタバコ吸いながら見てるし、やたら出入りが多い(またドアが開くたびにキ~と音がする)のも特徴。
しかも私語を平気でするもんだからとても落ち着いて鑑賞出来る環境ではありません。
またタバコや尿とカビ臭い臭いが混ざりあった独特の空気は決して健康によくありませんな。
上映中のスクリーンに人影が映ったり(2階席後方の映写機の前を人が横切る(笑))エンドロールが出ると早々に幕が閉まりエンドタイトル曲流れてても容赦なしに上映が終わったり(当然誰も文句言わない)携帯電話が鳴れば普通に出て話しだす・・・シネコンのような劇場でしか映画見たことない人には信じられない劇場なのです(というより新世界の映画館は全てこんな感じ)

少なくとも女性がここで鑑賞するのは危ないのでやめましよう・・・性欲の堪ったオッサンたちを刺激する恐れがありますからね~(実際に痴漢にあった女性も居るし、店員に来るなと言われる場合もあるらしい・・・)

またここの2階席はやたらコソコソと出入りが目立ち、ヒソヒソ話が聞こえてきたりするスポットで、まるで何らかの取引でも行われてるのでは?と疑ってしまうような妖しい雰囲気・・・決して一般人が立ち入ってはならないディープゾーンとなっております。


↑汚い、臭い、怖い・・・3拍子(3K)揃った館内

でも映画のセレクションがなかなかナイスなのが侮れない!
ロードショー系の大作、話題作や単館系の小作品(と、言ってもヨーロッパ辺りの小難しい映画なんかはしない!)なんかが脈絡なく組み合わされてプログラムされてます。
時折パンフレットやポスターも販売されてる時もあるが、この劇場で一体誰が買うのだろ・・・?
恒に洋画三本立てで、毎週水曜から火曜までの一週間のローテーションで上映されてます。


↑この3本で千円!寝泊まりしても千円!

連日深夜興行しているが、深夜は寝床がわりにしてる方々も居るようです。
しかしここの深夜は行ったことないし、行くつもりはありませんがね・・・この劇場周辺は日が暮れると妖しさ漂う空間に変貌します。


↑ぼっけぇ きょうてぇ~夜の新世界国際

劇場前には女装したオッサンがたちグロエロな視線を投げかけてきます。
このお世辞にも綺麗と言えないホモオッサンは新世界国際より地下にある国際地下劇場に出没し、ホモ達との憩いの場になってます。
地下劇場はポルノ映画が上映されている所で、今だ入ったことありません。
新世界国際と入口は同じで、中に入るとすぐに階段があり、地下に降りれるようになってます。
私が子供の頃はポルノ映画と一般の洋画が週替わりで交互に公開されてたと記憶しますが、今はポルノ専門館となっております。


↑国際地下劇場・・・「尼寺の便所」って・・・凄いタイトル!

↑新世界国際地下のポスター・・・天王寺動物園前に貼ってありましたが、その前を遠足の園児たちが歩いていく・・・

何かここの映画館の悪口ばかり書いたような感じだが、古き良き昭和の名残りとしていつまでも活動して欲しい映画館なのです。
そしていつまでも改装なんかせずにボロボロになるまで、その昭和の佇まいを残して頂きたいものですね~女子供を寄せつけないデンジャラスな凄味と共に・・・

思い出名画座 Vol.4 「千日前国際劇場」 (大阪 ミナミ)

2008-04-13 00:58:32 | 映画館



今や映画館という言葉が無くなりつつあります・・・シネマコンプレックス=シネコンという言葉が出てきてどれぐらい経つでしょうかね~
大阪もここ数年シネコンが続々とオープンし、老舗だった映画館までもがシネコンへと改装されてしまいました。
やはり映画は映画館で・・・そう思って今まで劇場へ通ってきましたが、その劇場も姿を消してしまいつつあります。

大阪で唯一現存していたロードショー系の劇場である千日前国際劇場が先日長い歴史の幕を閉じてしまいました。
ここの映画館は子供の頃から見に行ってましたね。




700人ほど入れる広い館内に巨大なスクリーン、そして高い天井・・・2階席もあり、1階の両サイドからひな壇式に2階席に伸びている座席が特長でしたね。
そして1階席後方はひな壇式のスタンドになっていて子供の頃は決まって前の人の頭がじゃまにならないスタンド席で見たものでした。
ただ少々明るいのが玉の傷でしたがね~
ここの映画館のもうひとつ名物が休憩時間にピアニストによるピアノの生演奏があることでした。
舞台袖にピアノが置いてあり、ここで10分の休憩時間の間ピアニストがピアノを演奏するのです・・・何とゴージャスな!
私が大人になった頃にはもう無くなってたけど、演奏を終わった後のまばらな拍手が懐かしく思いだされます。




この映画館では中学生~高校生の頃「ET」「ファイナルカウントダウン」「ロッキー3」と当時の大作を近隣にある南街劇場ともども地元のアベノで公開されててもわざわざここまで見にいきましたね。
当時切符売り場では金髪の怖そうなおばちゃんがいつも座っていて、「あんたら学生証は?」と聞かれ「忘れた・・・」と言おうもんなら嫌味をタラタラ言われたもんでした・・・というのも学生は学生証を提示しないと学生料金にならないのだが、大抵どこの映画館も見たら分かるんかしてそこまでは言われなかったけど、ここだけは・・・取り分けこの金髪のおばちゃん(我々が付けた通称が“馬之助”・・・悪役レスラー上田馬之助にそっくりだった)は学生証にシビアだったな~でも文句言いいながらも最終的には入れてもらえるんだけどね・・・そんな思いでの切符売り場も自動販売機になってしまった。



大人になってからは取り分け深夜のオールナイトに出かけるのが多かったですね。
ここは毎週土曜日にオールナイト上映してたのでよく出かけました。
「ロード・オブ・ザ・リング」なんていう長尺な映画なんて終われば深夜3時近かったな~

この映画館の下は千日前国際地下劇場と言って主にポルノ映画を上映していて、結局一度も行ったことがありませんでしたよ。
隣にあるのが国際シネマといって見るからに古い映画館で、東映映画を上映してる映画館だった。
また有名スターの舞台挨拶なんかも道頓堀東映と掛け持ちでよく行われていたようです。
しかしほんとにレトロな佇まいの劇場で、トイレがロビーでなく館内にありましたね。
スクリーンの横にトイレの入り口があり、これは新世界国際と作りが似ています。



数年前までは国際劇場も「ハリーポッターシリーズ」のような大作がロードショー公開されてたけどいつしか2番館的な扱いになってくるに従って私も足が遠のくようになってしまったのが残念です。
近隣にTOHOシネマズなんば、なんばパークスシネマと2館のシネコンがオープンしたのが大きいようですね。
多様な作品がシネコンで見れるようになったけど、その煽りで道頓堀東映、道頓堀東映パラス、角座1&2、千日前セントラル、千日前OSスバル座が閉館に追い込まれてしまい、唯一の一戸建ての劇場であったこの映画館も風前の灯やな・・・と思って矢先に国際劇場で「チャップリン映画祭」国際シネマで「京マチ子映画祭」「溝口健二映画祭」が開催され、今後は独自の路線で行くのかな?と思ってた矢先の休館は大変残念でなりません。
一応は休館らしいけど、でも事実上は閉館になるんでしょうね。



ただ国際地下劇場のポルノ映画のプログラムは引き続き、長らく休館状態だったミニシアターの国名小劇で上映されるようです。
しかしとうとう映画館が消えてしまったな・・・映画ファンとしてはホント寂しい限りです。

ちなみにこの千日前国際劇場はあの天六シネ5ビルと系列館だったりする・・・天六も危ないかな?

思い出名画座 Vol.3 「千日前セントラル」 (大阪 ミナミ)

2008-03-27 01:03:19 | 映画館



久々の映画館の紹介・・・もちろん今やこの劇場も現存しません。
千日前のお笑いの殿堂NGK=なんばグランド花月の前にある道具屋筋という商店街の中にあった映画館で主に東宝系列の洋画ロードショー館でした。

広い館内に大きなスクリーンが特長ですが、もう一つの特長が何と言ってもいつもガラガラって事でした・・・
だいたいスグ近隣にあった南街劇場というオオバコで上映されるプログラムと大体同じだったために大方の観客は南街劇場に流れていたことが原因ではないかと思います。

例えば「ターミネ-ター2」が公開された初日のオールナイトに南街劇場へ見に行ったとき、すでに場内は満員で入場を断られたことがありましたが、その時10分ぐらいの時間差で千日前セントラルで「ターミネ-ター2」の上映があったんで急いで駆けつけると、札止めの南街劇場とは裏腹に何とガラガラ・・・まぁ~ゆったりと見れて良かったけど、しかしエライ差があるもんだな~と思ったもんでした。
ま、表通りにある南街に比べ商店街の中という場所的な関係もあるんでしょうね。

でもここの大スクリーンは大きな魅力で、大作映画なんか結構足を運びましたね。
あの「タイタニック」を見たのもこの劇場でしたね~ 勿論ガラガラでした。
でも大昔のことですがお正月にここで「ミスターブー ギャンブル大将」を見に行った時はほぼ満席だったな~ 後にも先にもこの映画館で満席だったのを見たのはこの時だけですがね。

余談ですが映画見てるときは途中でトイレに行くこと無いんですが、どんなにしたくても大抵は我慢すうるんですが唯一この劇場で「ミスターブー ギャンブル大将」を見てる時にどうしても我慢出来ず不覚にも席を立ってしまってトイレに駆け込んでしまった・・・そんな意味でも思い出深い劇場です

思い出名画座 Vol.2 「千日前OSスバル座」 (大阪 ミナミ)

2007-03-29 02:44:59 | 映画館
思い出に残る映画館第二弾は前回の南街会館のすぐ近くにある千日前OSスバル座です。
ミナミの繁華街のど真ん中の南OSプラザビルの中にあり、居酒屋やパブ、レストランが入ってるせいもありいつも賑やかな所にあり、最上階の5Fに映画館があった・・・
あったと言わざる得ないのは昨年9月に閉館してしまい、もうこの劇場で映画を見ることがないのが残念です。

この映画館は昔は一戸建ての劇場だったようで数々の名作を上映をしていたようです。
後に現在のビルの建設に伴いビルの中に入ったようですね。
そんな歴史を貴重な写真で館内のロビーに展示されてましたね。

また壁には新築してから歴代公開作品のチラシが1面に日付入りで貼られていて、歴史や記録にこだわってた劇場でしたね。
また旧作のパンフレットやチラシ、前売りの半券等の販売もしておりコレクターに取っても嬉しい劇場でしたよ。

館内やロビーなどの床や壁、座席は赤色で基調され、空間も広く清潔な映画で、とくに700人以上入るスタジアム式の客席は前の人の頭を気にせず見れる点では私の中ではまだシネコンなんか無かった時代にはもっとも見易い劇場でしたな。
そして左右に湾曲した巨大スクリーンも見易くて良かったですな~
ここの劇場の親会社のOSグループの招待券がよく格安チケットショップで出回っていて、それを買ってよく見にいきましたが、大体¥1300ぐらいだったから今思えば前売り券買うのとあまり変わらないな。

主に東宝の洋画系が上映されていて 初めてここで見た映画は雑種犬が活躍するファミリームービー「ベンジー」だったな~
子供心に広い劇場やな~と言う印象でスタジアム式の上段で見たため しばらくの間は二階席で見たと思い込んでました(二階席はありません)

かつてここで「2001年宇宙の旅」がリバイバルされた事があったように思うけど 当時中学生だった私は不覚(?)にも見逃してしまい、あの湾曲した大スクリーンで見てみたかっな~と今となって悔やんだりしてます。

音響設備も良かったし、古い劇場だけど昨今のミニシアターばりの落ち着いた雰囲気の映画館だったし本当に惜しいですね。
南街会館の閉館に伴い、晩年は「なんば東宝」の替わりに東宝系の邦画上映館として邦画を上映していて、最後のロードショー上映作品が「UDON」でした。



2006年9月末の閉館でしたが、最後の3日間はワンコインによる名作を上映していたけど見にいけなかったな~
「2001年宇宙の旅」「タイタニック」「風と共に去りぬ」とまさに巨大スクリーンの最後を飾るに相応しいラインアップでした。
ア~見に行けなかったのが残念です・・・「2001年宇宙の旅」を湾曲した巨大スクリーンで見るチャンスだったのにね・・・