MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.037 「寝ずの番」 (2006年 日本 110分 ビスタ)

2006-04-15 01:09:00 | 2006年劇場鑑賞
監督 マキノ雅彦
出演 中井貴一
    木村佳乃
    長門裕之



上方落語の重鎮のお通夜に集まる個性豊かな弟子たち・・・
悲しい通夜の席はいつしか亡き師匠の思い出話から始まりやがて爆笑の渦に・・・

俳優の津川雅彦がマキノ雅彦の名で初監督したこの作品は艶っぽい話を交えた落語家のお通夜の場での面白おかしく、楽しいお通夜での人間喜劇

臨終マジかに迫った師匠の「おそそが見たい」の一言に右往左往する弟子たちが笑えます。(おそそ=京都の方言で女性のアソコの事)
結局は橋太(中井貴一)の嫁である茂子のおそそを見せることになり病室のベットでノーパンで師匠の顔の前にまたがり、おそそを見せる・・・一見、感動的すらありそうなシーンだが実にバカバカしく笑える。
しかも師匠は「おそそが見たい」ではなく「お外が見たい言うたんや!」これはまさに落語的なオチ!

そして師匠が亡くなり通夜の席での弟子たちが思いで話で花咲かせるのだが、弟子たちを演じる個性的な面々がいいですね。
中井貴一、笹野高史、岸辺一徳、木下ほうか、田中章らが実いい芝居を見せてくれたいます。
通夜の席で遺体を抱き起こして{らくだのカンカン踊り}を踊る場面はバチ当りだが色物の世界独特の師匠と弟子たちの絆を垣間見た感じで、感動的すらありました。
遺体と一緒の踊るラインダンスのおかしい事・・・よく見れば師匠役の長門裕之も目を開けて、足上げて踊ってる!
バカな場面なんだけど微笑ましくもありました。

そしてこの作品はTV放送はまず不可能でしょうね~
とにかく下ネタ系の放送禁止用語のオンパレードで、監督が意識的にTVでは出来ないようにしてるらしい。
でも決してヤラシイ訳でなく(と言ってもヤラシイけど)、色っぽい話として聞けてしまうのは監督や役者たちの力量が大きいですね。
「蝉しぐれ」のおふく様こと木村桂乃のなど出るなり「お×こ」なんて言うし、中井貴一と堺正章は三味線弾きながら「♪はぁ~、チンポ、チンポ・・・」と歌いだす・・・
この下ネタ歌合戦の場面は圧巻でしたね~
下ネタ満載の電車遊びに座敷歌、下ネタ歌合戦とお通夜の席は宴もたけなわとなって行く・・・

お通夜の席で非常識でバチ当りだが、弟子たちの底知れぬ愛情と敬愛の念が感じられて楽しく笑わせてくれながら感動させられる快作です。

何気に豪華な弔問客も見所です・・・



★★★★ 2006.4.13(木) 動物園前シネフェスタ4 シネマ1 19:35 最後列右側