70年代に訪れた横溝正史ブームの先駆け的な作品で、後に東宝が角川とのタイアップで「犬神家の一族」が公開され、以後各社とも金田一耕介シリーズの横溝作品を映画化もしくはTV化するようになる。
その中でもっとも横溝文学の原作の持つ純和風的なおどろおどろしい雰囲気が感じられるのは現代に設定を置きかえられたこの作品だと思う。
原作では戦時中の話を現代に置き換えた事から金田一耕介は袴姿でなくGパンを履いたヒッピー風で登場し、しかも演ずるのが中尾彬!
今のこの時代にこの作品の話題が出るとき真っ先に注目されるのが中尾金田一である
ま、今の中尾彬からすれば想像するだけで珍金田一像が出てきそうだが、中々これがうまくハマッテます
姿は現代風(ついでに顔も厳ついが)だが、どことなく優しさを感じるキャラでいいですね
芸達者揃いの中でインパクトが強いのは鈴子を演じた高沢順子
少々おつむの弱い少女(少女に見えへんけど・・・)を演じてますが一番存在感を感じさす熱演です
旧家のボンボン賢蔵を演ずる田村高廣は妙に関西弁が下手なのが気になる(京都出身だからうまいはずだが)のと純潔(と思われてた)な新妻役の当時新人の水原ゆう紀のいかにもエロそうな顔が印象的。
そして何よりこの作品の好きなところは物語の持つ暗~い雰囲気に水車の音や琴の音色が巧みに使われ、古い日本家屋の持つ不気味なムードを醸し出していて、まるで怪談映画のタッチなとこ(白無垢姿の克子が家に足を踏み入れたときのジャ~ンと言う音響など)大ヒットした市川昆のシリーズの明るいタッチとは対照的で横溝作品はやはりこうあるべきと再確認
トコロで不気味な主題歌は誰歌ってんねやろ?
気になります(音楽は大林宣彦とは知らなんだ)
★★★★
その中でもっとも横溝文学の原作の持つ純和風的なおどろおどろしい雰囲気が感じられるのは現代に設定を置きかえられたこの作品だと思う。
原作では戦時中の話を現代に置き換えた事から金田一耕介は袴姿でなくGパンを履いたヒッピー風で登場し、しかも演ずるのが中尾彬!
今のこの時代にこの作品の話題が出るとき真っ先に注目されるのが中尾金田一である
ま、今の中尾彬からすれば想像するだけで珍金田一像が出てきそうだが、中々これがうまくハマッテます
姿は現代風(ついでに顔も厳ついが)だが、どことなく優しさを感じるキャラでいいですね
芸達者揃いの中でインパクトが強いのは鈴子を演じた高沢順子
少々おつむの弱い少女(少女に見えへんけど・・・)を演じてますが一番存在感を感じさす熱演です
旧家のボンボン賢蔵を演ずる田村高廣は妙に関西弁が下手なのが気になる(京都出身だからうまいはずだが)のと純潔(と思われてた)な新妻役の当時新人の水原ゆう紀のいかにもエロそうな顔が印象的。
そして何よりこの作品の好きなところは物語の持つ暗~い雰囲気に水車の音や琴の音色が巧みに使われ、古い日本家屋の持つ不気味なムードを醸し出していて、まるで怪談映画のタッチなとこ(白無垢姿の克子が家に足を踏み入れたときのジャ~ンと言う音響など)大ヒットした市川昆のシリーズの明るいタッチとは対照的で横溝作品はやはりこうあるべきと再確認
トコロで不気味な主題歌は誰歌ってんねやろ?
気になります(音楽は大林宣彦とは知らなんだ)
★★★★