「トランザム７０００」

｛セックス・シンボル｝バート・レイノルズ絶頂期の映画で、男臭い雰囲気の半面、軽妙でお茶目なところがあるがこの作品は軽妙な味が出てた作品。
たいしたストーリーでもないしヒネリもないが、とにかく全編バート・レイノルズが軽快なカントリーサウンドをバックにトランザムに乗って走って走って走りまくる一編！
お約束の鬼保安官との追っかけこはこの手の作品の王道的パターンですね。
久々に７０年代のカーアクションコメディを見て嬉しかったよ。
ハル・ニーダムってこんなん好きやね


★★★

「ガントレッド」

ダーティハリーとは少し雰囲気の違う刑事役で、敵にまんまとハメラれそうになるのを女に助けられたり、女に叱咤されたりといつものカッコイイ感じのスーパー刑事とは違うとこが面白いけど、やはりクライマックスのバス銃撃シーンは迫力ありますね



★★★

「容疑者 室井慎次」

「踊る大捜査線」関連は見てるけど、この映画は劇場で見逃してたのでＴＶで見ました。
過去の作品と比べると社会派ドラマのようで「踊る大捜査線」の流れから行くと異色作ですね。
いつもの爽快感とは程遠く、辛気臭い雰囲気が踊る大捜査線シリーズとしては・・・いまひとつでしたね



★★★

「まだまだあぶない刑事」

ＴＶ放映での鑑賞になったが、正直、舘ひろし、柴田恭兵は年食ったね～
５０代の２人にしたら「セクシー大下です・・」なんて言ってもな～
仲村トオルや浅野温子のはじけた芝居も空しく見えてしまい、特にこの２人が時折出すギャグも昔と変わり映えせず寒いこと・・・ファンはそれがいいんだろうけどね。
もう時代はあぶない刑事ではないなぁ・・・と思わせてしまう作品



★★

「ポセイドン 史上最悪の大転覆」

ポセイドンアドベンチャーのリメイクのＴＶムービー版。
転覆する原因がテロリストの仕業！てところでオリジナルから外れてるけど、転覆後の展開はオリジナルと似てますね。
でも何の感動もないダラダラした展開で、ショボいりメイクに仕上がっております。

ルトガー・ハウアーがオリジナル版で言うところのジーン・ハックマンが演じた牧師の役だが、どうしてもルトガー・ハウアーの悪党面を見ると「こいつが黒幕やったりして・・・」何て勘ぐってしまいます。

何気に豪華キャストだけどオリジナルとは程遠い出来ね～
Ｂ級感でいくならアイス・Ｔあたりに活躍させたら娯楽アクションになってかえって良かったかもね～

日曜洋画劇場で見たけど、中には夏公開された劇場版の「ポセイドン」と思って見ていた人も居るかもね？

この「ポセイドン」は３時間ぐらいあったと思いますが、２時間の枠で放映されたって事は相当カットされてんのかな？



★★

「セーラー服と機関銃」

薬師丸ひろ子主演の大ヒット作！
改めて見てお世辞にも上手いと言えない当時にひろ子ちゃんの芝居は人気先行気味だったのが伺える。
でも時折見せる｛眼｝が印象的ですね～
機関銃ぶっ放し「カ・イ・カ・ン」の名セリフ
を発するときの何ともいえない表情も非凡なものを感じてしまいました。

全体的にストーリーや展開も薬師丸ひろ子の為の映画・・・て感じを思わすけど、ラストのエピローグは少々しんみり・・・

マリリン・モンローばりにスカートを下からの風で吹かれながら機関銃を撃つしぐさをしながら子供相手におどける姿に被るラストのナレーション「～淫らな女になりそうです。(まる！)」という場面も懐かしかったな～　何かと話題になり主題歌も大ヒット、流行語も生まれたし、映画界に薬師丸ひろ子ブームがこの後続くのでした・・・マル！



★★★

「探偵物語」

角川映画全盛期の１作と同時に薬師丸ひろ子の絶頂期の作品。
休業明けの復帰作として何かと話題になり主題歌も大ヒット！映画のキャンペーンが何故か草野球・・・でも後楽園球場や大阪球場は超満員！
当時の男子はあどけないひろ子ちゃんにやられっ放しでした。

そんな出来事を思い出してしまう懐かしさを感じながら、今、見てみると意外と下ネタが多い映画？
ラブホテルは良く出てくるし（回転ベットがまた時代を感じさす！）秋川リサが乳を放り出せば、当時アイドル的な扱いの坂本美和まで尻とお乳の大サービス！
ついでに薬師丸ひろ子も服を脱いで上半身下着姿になる・・・
何か結構露出度のある作品だったんですね。

ま、内容は赤川次郎らしいユーモア溢れるミステリーって感じだが、やはり松田優作がいいですね。
薬師丸ひろ子に告白されたときの場面での表情なんか実にうまい。
この人独特の雰囲気と間を持ってますね。

有名なラストの空港でのキスシーンはキスの瞬間周りの騒音が消え、２人の沈黙の時間がしばし続くというハリウッドの名作メロドラマを見てるような完成された名場面だと思うが、その後に流れる軽々しい音楽でドッチラケ！



★★★

「いちげんさん」

都を舞台にした留学生と盲目の女性とのラブストーリー。
京都が舞台だけあって情緒豊かな情景が印象的で、その中で自然に溶け込む外国人と盲目の女性との恋愛は文学的な雰囲気が感じられた。
官能的な場面も全然嫌らしさを感じさせないですね。

エドワード・アタートンの流暢な日本語が印象的で、日本文化を外国人の目を通して描いた視点はいいですね（銭湯で女風呂まで覗く！）

鈴木保奈美 のヌードも当時話題になりましたね



★★★

「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティ原作の名作ミステリーの映画化で、名探偵ポアロ役はアルバート・フィニー。
密室のオリエント急行の中で起きた殺人事件を限られた空間で犯人を割り出していく女史お得意のパターン。
豪華キャストが織り成す一癖も二癖もある人物像を判り易くまとめて、複雑な人間関係を整理してますね。

暖かい人間味を感じさせたピーター・ユスチノフが演じたポアロと比べるとアルバート・フィニーのポアロはどことなく、気取り屋で時々冷たいムードも感じさすが、イメージとしては原作に近いかもね。

大胆な仰天トリックは劇場での初鑑賞時、小学生だった私は驚嘆したもんでした。



★★★★

「イルマーレ」

時空を隔てたラブストーリーですね。
海辺の家と郵便ポストをキーポイントで展開されていく未来と過去の文通の行く末は・・・？
当然ツッコミどころは多々あるんですが、時空を越えた話なんだから仕方ないでしよう。
メールっていう現在の文通手段があるけど、手紙を書くという昔ながらの文通がアナログ的だけど、気持ちがこもった温かみがありそうですね。
キアヌとサンドラのリメイク版はどうなるかな？

チョン・ジヒョンの日本語吹き替えがさとう珠緒・・・これはいかがなもの・・・？



★★★