監督 フーベルト・ザウパー
今年よくシネコンで東大阪市の布施ラインシネマ10というところがあるんですが、ここが10周年の記念イベントとして7月~9月にかけて「ワンコインセレクション」という企画があり、過去の名作や最近の話題作がワンコイン=¥500-で鑑賞出来るという実にありがたい企画であります。
ラインアップは近作では「誰も知らない」「チャーリーとチョコレート工場」「デイジー アナザーバージョン」や古くは「座頭市物語」「イージーライダー」「荒野の七人」そして個人的に嬉しい「ゾンビ DC版」などなど・・・
まぁ、ワンコインセレクションというのはよそのシネコンでも開催してますが、嬉しいことに布施ラインシネマ10は何と会員はタダ・・・つまりワンコインセレクションに関しては無料で見れるというのがいいですね。
DMで送られてた来た作品別に綴りになった無料のチケットを持って見にいったのが「ダーウィンの悪夢」という公開時話題を呼んだドキュメンタリー映画。
(あらすじ)
半世紀ほど前、タンザニアのヴィクトリア湖に何者かが外来魚ナイルパーチを放流する。その後、この肉食の巨大魚は増え続け、湖畔にはこの魚を加工して海外に輸出する一大魚産業が誕生する。
セルゲイら旧ソ連からやって来るパイロットは、一度に55トンもの魚を飛行機で運び、彼らを相手にエリザたち町の女性は売春で金を稼ぐ。
日本でもブラックバスの氾濫で琵琶湖の生態系が崩れたりしてますけど、こちらはアフリカを舞台にしての内容で、琵琶湖の問題も大変だけどこちら相当色々な意味で大変な弊害が出ています。
ナイルバーチという肉食魚の為に生態系が崩れたという話から、意外な問題を実は含まれているというのが映画が進行していく内にわかるようになっていく・・・と言う実は恐ろしいドキュメンタリー映画だった。
ナイルバーチと言う白身の魚をヨーロッパなどに輸出することで、加工業者などが潤い、その反面末端の子供たちは食べ物を食べるのも争いながら食べるというアフリカの社会構造の格差を交合に見せてくれます。
白身の切り身は海外に輸出され(日本にも入って来てるらしいから何度かは食べてるかもね。)、残った骨や頭は現地の人間が食べるというのも凄かったね。
山積みされた頭付きの骨を見てるだけでも凄い匂いが画面から漂ってきそう・・・
輸出に使う飛行機には帰りは魚で一杯になって帰るけど、来る時は武器や弾薬が積まれていて、それがアフリカでの戦争や扮装などに使われていく(結局そちらの方に後半は比重が置かれてる)
またその為に海外からきたパイロットなど相手に売春婦が横行し、その弊害としてエイズなども発症したりする。
魚の生態系どころか人間の生態や生活にも多大な影響を与えるナイルバーチという恐ろしい魚の話の中にアフリカの貧困による生活の格差も見せつけられると言う社会派ドキュメンタリー映画。(それにしてもポスターの写真はインパクトあるなぁ~ 「どんなけ怖い映画やねん!」て感じですがね。)
ドキュメンタリー映画と言うことで淡々と内容が進行していくので正直シンドイ部分があるが、内容的には深いテーマで一見の価値はあるかも・・・
★★★ 2007.7.17(火) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ2 17:30 K-15
今年よくシネコンで東大阪市の布施ラインシネマ10というところがあるんですが、ここが10周年の記念イベントとして7月~9月にかけて「ワンコインセレクション」という企画があり、過去の名作や最近の話題作がワンコイン=¥500-で鑑賞出来るという実にありがたい企画であります。
ラインアップは近作では「誰も知らない」「チャーリーとチョコレート工場」「デイジー アナザーバージョン」や古くは「座頭市物語」「イージーライダー」「荒野の七人」そして個人的に嬉しい「ゾンビ DC版」などなど・・・
まぁ、ワンコインセレクションというのはよそのシネコンでも開催してますが、嬉しいことに布施ラインシネマ10は何と会員はタダ・・・つまりワンコインセレクションに関しては無料で見れるというのがいいですね。
DMで送られてた来た作品別に綴りになった無料のチケットを持って見にいったのが「ダーウィンの悪夢」という公開時話題を呼んだドキュメンタリー映画。
(あらすじ)
半世紀ほど前、タンザニアのヴィクトリア湖に何者かが外来魚ナイルパーチを放流する。その後、この肉食の巨大魚は増え続け、湖畔にはこの魚を加工して海外に輸出する一大魚産業が誕生する。
セルゲイら旧ソ連からやって来るパイロットは、一度に55トンもの魚を飛行機で運び、彼らを相手にエリザたち町の女性は売春で金を稼ぐ。
日本でもブラックバスの氾濫で琵琶湖の生態系が崩れたりしてますけど、こちらはアフリカを舞台にしての内容で、琵琶湖の問題も大変だけどこちら相当色々な意味で大変な弊害が出ています。
ナイルバーチという肉食魚の為に生態系が崩れたという話から、意外な問題を実は含まれているというのが映画が進行していく内にわかるようになっていく・・・と言う実は恐ろしいドキュメンタリー映画だった。
ナイルバーチと言う白身の魚をヨーロッパなどに輸出することで、加工業者などが潤い、その反面末端の子供たちは食べ物を食べるのも争いながら食べるというアフリカの社会構造の格差を交合に見せてくれます。
白身の切り身は海外に輸出され(日本にも入って来てるらしいから何度かは食べてるかもね。)、残った骨や頭は現地の人間が食べるというのも凄かったね。
山積みされた頭付きの骨を見てるだけでも凄い匂いが画面から漂ってきそう・・・
輸出に使う飛行機には帰りは魚で一杯になって帰るけど、来る時は武器や弾薬が積まれていて、それがアフリカでの戦争や扮装などに使われていく(結局そちらの方に後半は比重が置かれてる)
またその為に海外からきたパイロットなど相手に売春婦が横行し、その弊害としてエイズなども発症したりする。
魚の生態系どころか人間の生態や生活にも多大な影響を与えるナイルバーチという恐ろしい魚の話の中にアフリカの貧困による生活の格差も見せつけられると言う社会派ドキュメンタリー映画。(それにしてもポスターの写真はインパクトあるなぁ~ 「どんなけ怖い映画やねん!」て感じですがね。)
ドキュメンタリー映画と言うことで淡々と内容が進行していくので正直シンドイ部分があるが、内容的には深いテーマで一見の価値はあるかも・・・
★★★ 2007.7.17(火) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ2 17:30 K-15