MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.115 「ナンバー23」 (2007年 米 99分 シネスコ)

2007-12-02 01:18:27 | 2007年劇場鑑賞
監督 ジョエル・シューマカー
出演 ジム・キャリー
    ヴァージニア・マドセン
    ローガン・ラーマン



今日はちょい陰気なサスペンススリラーを二本立て。
一本目は「ナンバー23」という作品で、主演が久々のジムキャリー。
ジムキャリーという人は「マスク」で脚光を浴びて一気に売れっ子になりましたが、あまりその頃は好きになれませんでした。
役柄のせいもあるんでしょうが珍妙な顔芸に妙なテンションの芝居についつい引いてしまってました。
まぁ「ライアーライアー」辺りから少し普通に見れるようになり、今では余り気にならなくなりましたが・・・今回の作品は珍しくシリアスなスリラー物と言う事で、シリアスなジムキャリーが見れるでしょうね。

(あらすじ)

動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は、自分の誕生日に1匹の犬の捕獲に手こずり腕をかまれてしまう。
同じ日に、妻(ヴァージニア・マドセン)から“ナンバー23”という本をプレゼントされ、読み進むうちにウォルターは23という数字に取りつかれ始め……

今回のジムキャリーは顔立ちはいつもと違い少し痩せ気味にも見えて役作りしてる感じですね。
どんどん"23″と言う数字に取り付かれて行くにしたがい、ますます表情に悲壮感が漂います。
この"23″という数字が様々な出来事に当てはまって行くと言うのは中々よく見つけたと言うか考えたもんですね。
聞けば監督のジョエルシュマッカーもこの作品が監督作23作目らしい・・・勿論、こじつけようと思えばいくらでも出来る訳なんだけど 不吉な数字としてサスペンスのスリラーの題材にしたのはよかったと思います。

作品全体的には重い空気が漂った感じで少し疲れるけど作品のテーマがテーマだけに致し方ないかな?
小説の主人公が自分自信ではないか?そんな疑問とともに付きまとう"23″と言う数字・・・小説の内容と現実の出来事が同時進行的に描かれて行くが、段々小説と現実がみさかえ付かなくなって行く主人公の姿に見てる方も場面によってはどちらが本当の世界?と思わす展開はいいけど、そこに恐怖感があまり感じないのが個人的には残念ですね。
まぁ「エンゼルハート」のようなオカルトではないので仕方ないかも知れないが少し惜しいかなぁ~ もう少しドキドキするようなものが欲しかったね。

正直、途中でオチはわかってしまいましたが、感のいい人なら見破るかもね?



☆☆☆ 2007.11.29(木) MOVIX堺 シアター6 16:45 H-20