監督 トッド・ロビンソン
出演 ジョン・トラヴォルタ
ジェームズ・ガンドルフィーニ
ジャレッド・レト
本日初日であるこの「ロンリーハート」をホクテン座1にて鑑賞。
ここ天六シネ5ビルで公開される映画にしては割りと豪華キャストの作品ですが、こういうシリアスな普通(?) の映画からいかにもB級な作品までなかなか幅の広いラインアップがここの特長の一つでもあります。
しかし今日は異臭がヒドイなぁ・・・
「ヘアスプレー」で見事なまでの女装&巨漢メイクで華麗なダンスまで披露してくれたジョン・トラヴォルタが180度イメージを変えた役柄で挑む実録サスペンス。
今年公開されたデビッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」同様、実際アメリカで起こった連続殺人をドキュメンタリータッチで描いた作品なんですが、監督のマニアックなこだわりを感じた「ゾディアック」とはまた違い、こちらは監督のトッド・ロビンソン が実際の事件を担当したジョン・トラヴォルタ演じるロビンソン刑事の孫にあたるという事で身内ならでは(?)のリアリズムで迫る作品。
(あらすじ)
1951年3月8日。ニューヨークのシンシン刑務所で、アメリカを震撼(しんかん)させた凶悪な殺人犯、レイモンド・フェルナンデス(ジャレッド・レト)とその恋人マーサ・ベック(サルマ・ハエック)の死刑が執行されようとしていた。
しかし、彼らを逮捕した張本人であるエルマー・C・ロビンソン刑事(ジョン・トラヴォルタ)は、浮かない顔で執行を見つめていた。
死刑執行のシーンから始まり、過去にフラッシュバックしていく手法で描かれていくのですが、事件そのもを淡々と追うのでなく、殺人犯である2人組カップル、レイモンドとマーザの行動とそれを執念で追うロビンソン刑事の姿を相棒のチャールズ刑事のナレーションを時折挿入する事により観客を第3者的な立場から映画の中に入っていけるようになっています。
それでも大きな派手な見せ場は皆無で、映画としてはこれと言った盛り上がりどころはありません。
でもそれがかえって実録物のドラマらしい雰囲気が出ていますね。
それに「ヘアスプレー」のジョン・トラヴォルタとは打って変わっての演技が印象的で、派手さはないけど渋い雰囲気が良かったですね。
また相棒役でドラマの狂言回し的立場であるジェームズ・ガンドルフィーニがいつもの悪役とは違い、今回はエエ人の役で登場して良い味を出しています(でも相変わらずの悪党ヅラは健在!)
そして犯人である殺人カップルを演じるジャレッド・レトとサルマ・ハエックですが、実際の犯人はハゲ男とデブ女・・・そういう意味ではジャレッド・レトとサルマ・ハエックは全然イメージが異なってしまいますね。
ジャレッド・レトなどは地毛を抜いてまで実際の殺人鬼を演じてますが、それでも美男美女である事には変わりないですね・・・
この犯人像が実際同様の風貌に描かれてたならコンプレックスからくる殺意の一旦が垣間見れたかも知れずやや残念でした。
ま、いずれにしても出会い系は今も昔もコワイ、コワイ・・・
☆☆☆ 2007.12.8(土) ホクテン座1 23:30 3列目中央
出演 ジョン・トラヴォルタ
ジェームズ・ガンドルフィーニ
ジャレッド・レト
本日初日であるこの「ロンリーハート」をホクテン座1にて鑑賞。
ここ天六シネ5ビルで公開される映画にしては割りと豪華キャストの作品ですが、こういうシリアスな普通(?) の映画からいかにもB級な作品までなかなか幅の広いラインアップがここの特長の一つでもあります。
しかし今日は異臭がヒドイなぁ・・・
「ヘアスプレー」で見事なまでの女装&巨漢メイクで華麗なダンスまで披露してくれたジョン・トラヴォルタが180度イメージを変えた役柄で挑む実録サスペンス。
今年公開されたデビッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」同様、実際アメリカで起こった連続殺人をドキュメンタリータッチで描いた作品なんですが、監督のマニアックなこだわりを感じた「ゾディアック」とはまた違い、こちらは監督のトッド・ロビンソン が実際の事件を担当したジョン・トラヴォルタ演じるロビンソン刑事の孫にあたるという事で身内ならでは(?)のリアリズムで迫る作品。
(あらすじ)
1951年3月8日。ニューヨークのシンシン刑務所で、アメリカを震撼(しんかん)させた凶悪な殺人犯、レイモンド・フェルナンデス(ジャレッド・レト)とその恋人マーサ・ベック(サルマ・ハエック)の死刑が執行されようとしていた。
しかし、彼らを逮捕した張本人であるエルマー・C・ロビンソン刑事(ジョン・トラヴォルタ)は、浮かない顔で執行を見つめていた。
死刑執行のシーンから始まり、過去にフラッシュバックしていく手法で描かれていくのですが、事件そのもを淡々と追うのでなく、殺人犯である2人組カップル、レイモンドとマーザの行動とそれを執念で追うロビンソン刑事の姿を相棒のチャールズ刑事のナレーションを時折挿入する事により観客を第3者的な立場から映画の中に入っていけるようになっています。
それでも大きな派手な見せ場は皆無で、映画としてはこれと言った盛り上がりどころはありません。
でもそれがかえって実録物のドラマらしい雰囲気が出ていますね。
それに「ヘアスプレー」のジョン・トラヴォルタとは打って変わっての演技が印象的で、派手さはないけど渋い雰囲気が良かったですね。
また相棒役でドラマの狂言回し的立場であるジェームズ・ガンドルフィーニがいつもの悪役とは違い、今回はエエ人の役で登場して良い味を出しています(でも相変わらずの悪党ヅラは健在!)
そして犯人である殺人カップルを演じるジャレッド・レトとサルマ・ハエックですが、実際の犯人はハゲ男とデブ女・・・そういう意味ではジャレッド・レトとサルマ・ハエックは全然イメージが異なってしまいますね。
ジャレッド・レトなどは地毛を抜いてまで実際の殺人鬼を演じてますが、それでも美男美女である事には変わりないですね・・・
この犯人像が実際同様の風貌に描かれてたならコンプレックスからくる殺意の一旦が垣間見れたかも知れずやや残念でした。
ま、いずれにしても出会い系は今も昔もコワイ、コワイ・・・
☆☆☆ 2007.12.8(土) ホクテン座1 23:30 3列目中央