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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.011 「感染列島」 (2008年 138分 ビスタ)

2009-01-27 23:50:50 | 2009年劇場鑑賞
監督 瀬々敬久
出演 妻夫木聡
   檀れい
   国仲涼子



何かと話題の邦画「感染列島」を鑑賞しに深夜の難波へ・・・
23時開始と言う遅いレイトショーですが天六シネ5ビルのような深夜興行ならまだしもレイトショーにしては遅い開始ですね。
有り難いと思う時もあるんですが、作品が長尺なこともあり終映が深夜1:30分・・・翌日仕事の私に取ってはチョイきついですな。

いつも映画見る時はギリギリに飛び込むケースが多いけど今日はやけに早く到着してしまい、まだ開場すらしてない状況。
TOHOシネマズなんばのロビーの待ち合いエリアでコーヒーを飲んで時間を潰すと言う初の行為をしてしまった。
このエリアで映画の予告とか流されていて中々良いスペースではないか。
長いことここに来てるが始めてこのエリアに来ましたわ。
普段もこれくらい余裕を持ちたいもんだよ。



(あらすじ)

救命救急医の松岡剛(妻夫木聡)のもとに1人の急患が運び込まれた。患者は、高熱、けいれん、吐血、全身感染を併発する多臓器不全を起こしており、これは人類が初めて遭遇する感染症状であった。戦場と化した病院にWHOからメディカル・オフィサーの小林栄子(檀れい)が派遣され、わずか半年で感染者が数千万にものぼる恐るべき事態を予測する

今の世の中にタイムリーな映画が出てきたもんです。
新型インフルエンザの脅威が囁かれる昨今この映画は絵空事で済まされないものがあります。
もし日本に新型インフルエンザのようなウィルスパニックが起こればどんな事になるのか・・・そんな恐ろしい事態へのシュミレーションムービーとも取れます。
正月公開された「252 生存者」たちよりずっと真実味も説得力もあるし面白く見れましたし、時間を追う事に感染被害が拡大していくのも数字で表してるのもよかったですね
この映画はそんなパニックな状況に対応する政治家などではなく、最前線で自ら感染の危険と隣り合わせで戦う医師たちにスポットを当てて描かれるので凄惨な現場が目の当たりに出てきますで、理屈で表現するよりもいかに怖いかが視覚的にわかります。
またウィルスパニックに陥った街がゴーストタウン状態になるんだが、あちらこちらから火の手が上がり街が破壊されたような感じチョイとオーバーかも・・・



どんなに医学が発達しても限界があり、そんな限界の中でも出来る限りの事を尽くそうとする人間たちの姿が描かれていく。
妻夫木聡と壇れいの二人を中心にしてドラマが進行して行くんですが、途中に鳥インフルエンザを発生された疑いのある養鶏場の父娘の苦悩や(可哀相な事になるんだが・・・)患者から感染した医師や看護師の悲劇など色んなケースが描かれます。

前半は増大する感染者たちに戸惑いながらも感染の恐怖と戦いながら治療に務める医師たちの姿を中心に描かれ、なかなかハイテンションなテンポで現場の緊張感がよく伝わりましたが、後半は妻夫木聡がウィルスの発生源を求め海外に飛ぶ辺りから ややテンション下がり気味・・・これは一介の医師である君の仕事ではないやろ?
また不用意にマスクを外してるシーンもあり、おいおい感染するん違うん?と軽くツッコミたくなりました。



しかし映画としては悪くないがいかんせんあれもこれも詰め込み過ぎな感じが否めません。
特に終盤は妻夫木聡と壇れいに関するエピソードが描かれるんだが、終盤に来てこれは要らなかったな~何とか途中でこの辺のエピソードを描けなかったものか・・・
2時間20分近い上映時間と決して短くない上に後半にいろいろ詰め込んでるように感じた為に終わって見れば疲労感を感じてしまった。




★★★ 2009.1.24(土) TOHOシネマズなんば スクリーン2 23:00 P-6