MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.058 「告白」 (2010年 106分 ビスタ)

2010-07-12 00:02:23 | 2010年劇場鑑賞
監督 中島哲也
出演 松たか子
   木村佳乃
   岡田将生



長年・・・と言ってもここ4、5年だが親しんできた東大阪のシネコンの布施ラインシネマ10の南館が9月を持って閉館らしい
駅前にある7スクリーンの北館と駅前の商店街にある3スクリーンの南館からなるこのシネコンなんですが、やはり経営苦しいのかな?
この日見る作品は奇しくも2本とも布施ラインシネマの南館での上映です
まずはただ今大ヒット中の作品「告白」をやっとこさ鑑賞です

(あらすじ)

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。
「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく……



オープニングから淡々と生徒に語りかける松たか子扮する教師が怖いです
さりげなく一部生徒の言われたくない部分に触れて見たり、挑発的になって見たり・・・そんな中、この教師は自分の娘の死について語り出す。

松たか子の恐ろしいまでの冷淡な芝居がこのオープニングを一層と異様な雰囲気にしていていいですね~
青少年によるイジメや自殺、携帯サイトによる犯罪や非行、家庭内暴力に引きこもりに少年法・・・日本で様々な問題が山積となってる事がこの映画に詰め込まれています
二人の男子生徒にこの全ての要素が当てはまってるんだが、いわばこの二人はその青少年問題の縮図のような存在となってるように思います
また木村佳乃扮する過保護なモンスター何たらと言う母親までも登場させます。



そしてそんな生徒や父兄を相手に熱血イケメン教師が出てくるんだがこれがまた青春ドラマのように体当たりで解決する訳もない・・・この映画は心に病みを持った少年たちを更生さすとかでなく、復讐をするというエンターティメントな映画なのです。
そういう意味では賛否の分かれる映画だと思います
私は結構楽しめましたが、HIVを武器に使うところなんかアルカイダでも思いつかないようなネタ・・・ちょいヤバいん違う?

社会問題とかになってる事柄など、いろいろ考えさせそうなネタを振りながら、結局は仕事人もハングマンも真っ青な女教師の復讐劇だったという映画。
良いん違う?こう言う作品も・・・私は好きです。
まぁ~ツッコミどころは多々あるけど、エンターティメント作品としては楽しめました。
やや陰湿だけど・・・



★★★★ 2010.7.8(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 17:00 D-4