前作「ロッキー」のクライマックスから始まるこの作品
14ラウンドでロッキーがダウンし、起き上がろうとするロッキーの姿にビルコンティの名スコアが被る場面でまず感動し、そしてそこからから始まる第2章
試合後はロッキーバルボア有名人になりエイドリアンと結婚し、幸せな家庭を築こうとするが教養のないロッキーは仕事も上手く行かず苦悩するドラマが描かれていき、結果を不服とすチャンピオンのアポロに再戦に向けて執拗に挑発され、やがて再びリングに上がる
今回の感動シーンは復帰に反対のエイドリアンが心労から倒れ、早産による影響で昏睡状態になる
ロッキーはそんなエイドリアンを気遣い復帰を諦めようと決断した矢先、目を覚ましたエイドリアンに「勝って！」と囁かれる
画面が切り替わり朝焼けをバックに片手の腕立て伏せをするロッキーの姿がシルエットで写る
まさに燃えるような名場面です
いつ見てもゾクゾクしますねー
前作が這い上がりのドラマ、または人生という名の勝利を勝ち取る物語ならば、今回は人生を幸せを守るドラマのように思えます
ロッキー1&2でロッキーのドラマは完結と私は見ています
「ロッキー3」も「ロッキー4」も好きですが(ロッキー5はダメね)その後のロッキーのサイドストーリー的な感じで、この映画の本来のテーマはこの映画で完結ではないでしょうか？
「ロッキー4」なんで80年代ボップやロックがかかりまくるMTV感覚の作品になってたしね