スティーブン・スピルバーグ監督の代表作で、長らく日本でも興行成績第1位を誇っていた作品
少年とETと言う宇宙人との交流を描いたファンタジー映画のある種のパターンを築いた作品でもありますね
永らくソフト化されなかったのでスピルバーグ監督の中でも大事にしている作品なんでしょうね
改めて見るとストーリー展開やカメラワークなどはさすがスピルバーグ監督らしい雰囲気を持っていて、現在と作風は基本的に変わらないのが良くわかります
ファミリーで楽しめるファンタジー映画ではあるが、時折インサートされるETを執拗に追う鍵束を付けた男の下半身は子供目線のアングルで、子供心に不安感を与える演出のように見えて、スピルバーグ監督のダークな面がファミリーファンタジー映画の中にも感じられる
それでもETを乗せた車を奪うシーンからラストまでETを守るために大人と戦う少年たちが描かれ、道路を封鎖し武装して待ち構える大人たちを間一髪に自転車が空を飛んでかわす有名なシーンの高揚感はジョン・ウィリアムスの名スコアとともにいくつになっても味わえる名場面ですね
ラストの別れのシーンでもウルウル出来る大人はいつまでも子供の心をどこかに持ってる人ではないでしょうか
子役時代のドリュー・バルモアの存在が、この作品の公開から長い年月が経つのを感じさせる(笑)