MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

映画100選 080 「死霊のえじき」

2016-05-19 23:48:59 | 映画100選




ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作の三本目
後にロメロ監督はゾンビ映画を再開して、更に増えて行きますが、実質ロメロゾンビ映画と言えば初期の三本ではないでしょうかね
公開前からファンゴリアの日本版でこの映画の情報を知ってましたが、公開当時は広まりだしたレンタルビデオにハマっていて劇場から遠ざかっていたんですが、この作品はぜひ劇場のスクリーンで見たいと思っていたので前売り券を買い、道頓堀東映パラスで見ましたね
私の前の席は若い女子のグループでしだか、こんな映画に女子がグループで来てるのは今覚えばやはり当時はスプラッターホラー映画ブームだった事を伺わせてくれます
今なら男子…それもマニアックそうなオッさんばかりでしょうね

人類が殆ど死滅し、ゾンビが地球の大半を占める世界になった時代を背景に一部の生き残りの人間が地下シェルターで生活をしている
しかも研究者たちと軍隊という正反対な図式
そこにそんなサバイバルな状況でも人間はいがみ合い傷付け合うんですが、やがて神の天罰の如く天から地下にゾンビが雪崩こんで来てクライマックスは阿鼻叫喚の地獄絵図と化します

ロメロ監督らしい人類への警鐘を鳴らすようなテーマが根底にある作品だが、やはり見所はゾンビ!
汚い腐敗臭するようなゾンビメイクは前作以上で残酷シーンは更にパワーアップ
特殊メイクの技術が更に向上したこともあり、特殊メイクアーティストのトム・サビーニの匠の技はもう手の付けられない領域まで達したかのようです
起き上がったゾンビのお腹から内臓が溢れ落ちたり、顔面皮剥、胴体引き千切りに首を引き裂き切断などなど目を覆うシーンのオンパレードでこれらをリアルに見せてくれます
まさにトム・サビーニの特殊メイクでは最高到達点がこの映画ではないかと個人的には思っております

バフと言う名の人間に飼いならされたゾンビまで出てくるのもこの作品の特長で意外な活躍見せてくれます

突然に壁から無数の手が出てくるドッキリシーンで前の女子グループが期待通りの反応でついつい後ろでニンマリしたのも良き時代の思い出だ