MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「人蛇大戦 蛇 」

2006-11-27 01:59:08 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
高層マンションの建設現場に蛇の大群が発生!偶然居合わせた悪徳社長は「殺せ!」と命令し作業員一同蛇をメッタ切りして殺したが、それがキッカケで蛇たちの復讐が始まる・・・完成したマンションに蛇が大量発生し阿鼻叫喚の地獄絵巻と化す!

とにかく蛇蛇蛇のオンパレード
それも80年代初頭の香港映画、CGなんてありません全て本物!
どこから集めてきたのかは知らんが、数万匹はいそうな蛇たちを相手に役者は首に十数匹巻きつけたり、倒れて体中に蛇が這いずり回られたりとまさに体当たりの芝居が涙を誘う?

蛇VS人間の対決がクライマックスだが動物愛護団体が見たら激怒しそうなくらい生きた蛇を殺して殺しまくります(後処理が大変だったろうね~)
斧でぶった切りにしたり冒頭ではパワーシャベルでグチャグチャにしたり(その後ヘビ鍋で盛り上がったりしてます)ヘビの大群を生きたまま火炎放射器で火だるまにしたり(それをやるのがなんと消防士!)
とにかくヘビがトコロ狭しと画面を多い尽くします
マンションの廊下が一面ヘビだらけだったり 
、床全体にじゅうたんのようにヘビに覆いつくされたりと本物のもつ迫力+気持ち悪さはCGでは出ないですね

蛇を退治するため悪徳社長の要請で蛇導師なるオッサンが体中蛇巻きつけて登場!
舌を蛇に咬ませてもビクともしないと言うデモンストレーションまで披露する奇人変人な奴
この導師と大蛇(これだけ唯一ハリボテのニセモノ)の対決はワイヤーアクションを駆使した香港映画らしい展開
後半はほとんどマンションの中だけの展開だが、数組の住民の細かいエピソードを適当に織り交ぜながらの展開はハリウッドのパニックものの影響を受けてるかな?
ま、ストーリーはあってない様なものなので、ひたすら主演の生のヘビたちの暴れっぷりと死に様を御覧あれ!

そうそう劇中ヘビVSマングースの対決(ショー?)を5分近く淡々と見せてくれますが、巧みにヘビの死角である後方に回り込み頭に食らいつくというマングースの戦法に感心しました
以前に沖縄行った時に聞いた話では、ヘビは自分の後ろはまったく見えなく無防備なんだって!
う~んマングースかしこいね



★★★

「北京原人の逆襲 」

2006-11-27 01:57:28 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
1978年の香港映画てこともあり、着ぐるみにミニチュアセットと懐かしい怪獣映画を思いだします。特撮は日本の円谷プロが協力し見事な着ぐるみモンスターが出てきますが、何か下手なCGよりはこのほうがホッとします
でもこの時代の香港映画はまだまだレベル的には今と比べればどうしても落ちますね(思わず笑う場面多し)

内容的には香港版キングコングですがジャングルで怪物だけでなく幼少の頃飛行機事故で生き残って怪物に育てられた女性も登場。怪物は勿論、虎を手なずけて豹にいたっては肩に担いでじゃれ合う仲だったりして完全に野生の女ターザン。しかしアッサリと文明人のダニーリーといい仲になり、怪物ともども香港行きを即決し未開のジャングル育ちとは思えない尻軽ぶり!

ジャングルを旅立つ場面では虎や豹に見送られ涙、涙の別れ(象の目からも涙が落ちる)があり、名残惜しそうに後を付いていこうとする豹の姿にもらい泣き?!
また街で暴れる怪物を止めれるのは彼女しかおらず、軍の指令官が無線で彼女を探せ!と指示すれば、街で見つかった彼女を街中の群集が追いかけてくる・・・
真剣に演じてる分、笑けてくるのはいたし方ないね~

ラストは丸い窓の高層ビル(スパイダーマンも「スパイダーマン ドラゴンズチャレンジ」で登ったことあり)の上で軍との対決になるが、女性を片手で持ち彼女を守る為に甘んじて銃弾を受けていくとこは悲壮感ただよってていいこれは感じでした



★★★

「黒蜥蜴 」

2006-11-27 01:54:29 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
これは勿論、江戸川乱歩の原作の映画化作品ですが、他の作品とはまったくもって雰囲気が違う・・・
冒頭まるで古畑任三郎風に暗転の中スポットライトに浮かび上がる明智小五郎(大木実)「世の中は・・・」と画面に向かって話しだす(三谷幸喜はここから取ったのかな?)オープニングを経て聞こえてくる怪しげなメロディー「黒蜥蜴のテーマ」(?)が鳴り響く!
どことなくサイケムードがあり、妖しげで軽快な作風。
そこは江戸川乱歩と言う名のミュージカル!
黒い網タイツ姿でムチをフリながら踊る京マチ子!川口浩の吹くトランペットに欲情する京マチ子!警察に追われ華麗なステップで逃げる京マチ子!追ってる刑事たちも釣られて一緒にステップを踏んでいる・・・
手下たち(と言うより黒蜥蜴ダンサーズ?)は登場する度に曲に合わせてステップを踏みながら出てくる・・・歌あり踊りありと何か楽しいダンシング江戸川乱歩!
ラストは黒蜥蜴のアジトで明智と対決、背後の人間コレクションまでも歌って踊りだす究極のクライマックス!

大木明智はやたら自らを「私は日本一の探偵・・・」自信たっぷりに言いたがるし、明智と黒蜥蜴は敵対しながらも愛を感じあう・・・とにかく変な意味で面白い作品



★★★★★

「やさしく愛して」

2006-11-27 01:10:02 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
プレスリー主演の作品で原題は「LOVE ME TENDER」
前半は西部劇風の雰囲気があり何時プレスリーが出て来るかと思えば、家に残った弟がプレスリーで純真無垢な若者を演じてます
兄が死んだと思い兄の恋人を妻にしてしまい、そこに兄が帰ってくるという三角関係の恋愛劇になるかと思いきや二人の為、また未練を断ち切るため再び旅に出ようとする兄にまるで高倉健の映画みたいに哀愁が漂わせます

後半は戦時中盗みをした兄たちを追って保安官たちが兄ら追っくる後半から元仲間の裏切りや兄と妻が駆け落ちするのではと疑いを持つ弟プレスリーの反抗があったりとドラマチックな物語になっていきます

さすがプレスリー出てるだけあって4曲も劇中歌いますが、やはりグッとくるのはタイトルになってる「ラブミーテンダー」ですな



★★

「エアポート75 」

2006-11-26 07:02:14 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
「大空港」の続編で以後シリーズ化される
大作だった「大空港」に比べ豪華キャストを揃えてる割りにはややB級感溢れる雰囲気がいいですな(以後シリーズを重ねる事にどんどんとスカイパニックアクション路線へ・・・)

肩の力を抜いて楽しめる娯楽作に仕上がっております。
穴の開いたコックピットで四苦八苦するK・ブラック扮するスッチーが前作のジャクリーン・ビセット(美女!)と比べ美人でないとこが臨場感あってよろしい
高速ヘリからパイロットを宙吊りにしてジャンボ機の穴へ送り込もうとする出来そうにない場面が出ますが、いざ送り込んでからはトントン拍子で解決はやや呆気ないかな?
ま、それまで色々あったけどね・・・

J・ケネディ扮するパトローネは前作では滑走路の整備士だったのが今回は航空会社の副社長(出世した?)以後のシリーズは同じ役名で登場します



★★★★

「エアポート77」

2006-11-26 07:00:43 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
今回は最新式の内装のジャンボ機が登場。
何とバーがありテーブルやカウンターとクラブ状態で客室なんかもあり、海に墜落する話なので豪華客船に似せようとしたのかどうかは知らないが、どう見ても運輸省は認可しない改造ジェット機!(だんだん大作感が薄れてきたぞ!)

バミューダ海域に墜落し沈没してから如何に脱出するかてのが焦点になるが、ここでパニック物にはお決まりの勇気ある人が自らの特殊技能(「ポセイドンアドベンチャー」のS・ウィンタースの水泳や「世界崩壊の序曲」B・メレディスの曲芸など)を生かし活躍しようと登場する(今回はクリストファー・リーの潜水)が残念ながら何もしないまま犬死してしまうのは気の毒・・・しかもその妻はショックで取り乱して水没してる機内のドアを開けようとする始末!

機長のJ・レモンが機外へ脱出して海面から助け呼ぶというマニュアル的な方法で窮地を脱するが、ここからジェット機を引き上げるのだが、実際そんなんで旅客機が浮上すんのか?と思ったがエンドクレジット前に劇中で使われる技術は実際に有効な方法で描いてると出た!
今回もJ・ケネディはパトローネ役で登場!やはり会社のエライさんです



★★★

「エアポート80 」

2006-11-26 06:57:57 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
まずはMrエアポートことJ・ケネディ扮するパトローネは何故か今回はコンコルドの機長!今まで背広組で事故のときは管制塔から指示やアドバイスを送ってたが今回は晴れて(?)現場復帰(この映画の見所は実はそこなんです)

同じ機長にA・ドロンと航海士がタイタニックの用心棒ことD・ワーナー、そしてスッチーはエマニエル夫人(!)
この凄いメンツが搭乗のコンコルドが誘導ミサイルに追われ、戦闘機に襲撃され、更にはコンコルドの床は抜け落ちてとまさに、ありえね~展開のてんこ盛りで楽しませてくれる。

シリーズ中もっともアクション色の強い作品で、ミサイルに追われJ・ケネディ機長がコンコルドの操縦管を自在に操り、急降下に急上昇さらにはキリモミしながらミサイルを避けたり、ついには空中1回転とトップガンな技まで披露!それらを旅客機でするんだから乗客は堪ったもんじゃない!案の定に客室は未曾有の大パニックでハチャメチャ!その後客室に行き「皆さんもう大丈夫ですから」ってあんたがやったんやがな・・・

また戦闘機に攻撃されて誘導ミサイルをかわすのに「信号弾でやってみよう」とグッドアイディアを出すが、何と当たり前のように音速の旅客機コンコルドの窓をガラッと開け信号弾を打つと言う珍戦法に打って出る!おいおいコンコルドの窓って開くんかいな~?
シリーズ最後にしてパトローネ機長ご乱心の1本!
やはり背広組に操縦させたら何しよるか分らんぞ!



★★★

No.114 「ヘイヴン 堕ちた楽園」 (2004年 米/英/独/ス 98分 ビスタ)

2006-11-25 00:26:08 | 2006年劇場鑑賞
監督 フランク・E・フラワーズ
出演 オーランド・ブルーム
    ビル・パクストン
    スティーヴン・ディレイン



最近深夜興業に弱いです・・・どこかでウトウトしてしまいますね。
今や私の中ではメイン劇場になってしまった感のある天六シネ5ビルですが ここで見るのは大抵週末の深夜って事もあり 最近眠い目こすりながら見てしまいます・・・我ながら気合いが足らんね~

今回の作品 ヘイブン 堕ちた楽園はオーランドブルーム主演だけど、この作品の存在は知りませんでした・・・イメージとしてはオーランドが主演のB級ラブストーリーぐらいにしか思ってなかったけど、意外とラブサスペンス映画のような感じかな?程度の知識で見たら意外に群像劇(それも群像劇にしては登場人物の少ないこじんまりした)だったのでビックリ!
ま、ビックリするほどでもないんでしょうが意外な展開のドラマに久々に眠気を忘れてしまいました。

(あらすじ)

ビジネスマンのカール(ビル・パクストン)は脱税の容疑でFBIに家宅捜査されることを知り、愛娘のピッパ(アグネス・ブルックナー)を連れてケイマン諸島へ逃亡した。一方、島の青年シャイ(オーランド・ブルーム)は、裕福な家の娘アンドレア(ゾーイ・サルダナ)と結ばれるが、一転して暴行容疑をかけられてしまう。

冒頭からオーランドがなかなか出てこず、出てもすれちがったりしてチラッと写るだけ、でもこれが後になってリンクしてくるんてすね~ う~ん天六らしからぬ映画やね。
途中オーランド君が心ない彼女の兄貴によって顔に硫酸浴びせられ哀れにも顔半分がケロイド状に焼けただれた顔で出てくるが そこはさすが天下の二枚目とあってスケキヨのようなおぞましい顔ではなく、特殊メイクも甘めですので女性ファンはご安心を!
しかも時折メイクなしの普通の綺麗な顔に戻ってるやんけ~と思ってしまう場面もあったような気がしたぞ

楽園のような眩しい太陽と青い海の島で繰り広げられる愛憎劇と犯罪が微妙に絡んだサスペンス的な味付けの群像劇 画面を彩る風景と人間の持つ内面の醜さがじつに対照的なコントラストを描いてましたね

ちなみに今日は椅子は壊れませんでした・・・当たり前ですがね~
関係ないけど天六シネ5ビルのすぐそばに有名な天六ナニワミュージックと言うストリップ劇場があるのを帰りに初めて知った・・・今の時代から見たら妖しげな空間やね~
ま、天六シネ5ビルもそうだがね・・・



★★★ 2006.11.17(金) ホクテンザ1 23:00 5列目中央

「ジャガー№1」

2006-11-25 00:08:18 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
「ブルース・リーを打ち破る凄い奴が現れた!」というキャッチコピーで70年代末期に登場したアクション映画です。
バーバラ・バック、クリストファー・リー、ドナルド・プリーザンス、リチャード・アッテンボロー・・・当時としては豪華なキャスティングだが肝心の主人公ジャガー演ずるジョー・ルイス!お前は誰だ!?
空手のチャンピオンになった事もあるリアルファイターのようですが、まぁ俳優としてはまったく華もなくいつのまにか消えたようですね。

内容は007にブルース・リーを意識したカンフーアクション映画て感じで、諜報部員が悪の組織と戦うのは007風。
しかもアメリカ、ブラジル、イタリア、香港、東京、マカオetc・・・97分の上映時間内に世界中を飛び回る忙しさ!(一体何しに行ってるのかは不明)コレといった盛り上がりがないままかつての同僚だった男(実はコイツが黒幕だったと言うよくある話)との宿命のカンフーファイトに雪崩こみ、決着後すぐ終了・・・呆気ない終わり方で結局見せ場らしい見せ場はあそこやったんか・・・と終わってから納得する始末でした。

筋は007を意識してるんでしょうね(でもお色気はなし・・・というよりホモくさいぞ!ラストの上半身裸での男同士の一騎打ちも顔立ちが男前同士だけに何か・・・ね・・・)動きはブルース・リーを意識してる。
しかし格闘家だけあって技の切れだけはあったぞ!

日本での場面で墓場で対決する刺客に当時の新日本プロレスの前座レスラーである荒川真と永源遙が出てた・・・

そうそうビデオが劇場公開プリントをそのままソフト化したようで字幕が右横に出てきました・・・背景と同化して見にくいこと!
このビデオは中古ビデオ店で見つけたんですが、貴重なテープだと思うので珍作として保存版として置いておきましょう。



★★★

「コンクリート 」

2006-11-25 00:06:48 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
これは気の弱い人は見ないほうがいいですね。
かなりリアルに暴行やリンチの場面が出てきますので、途中で見るのが嫌になるでしょうね。

主犯の少年Aを主人公にイジメから親への反抗、族からヤクザの手先と転落のエリートコースを歩むシンナーまみれの人生を前半描いている。
しかし、この少年Aを描くことにより、事件の背景に屈折した青春を過ごした少年の環境なりがこんな悲劇を生みました・・・て感じに思われてならないね
加害者にもそれなりの事情が・・・なんて気もないだろうが何か嫌な感じ!

レイプから始まる暴虐の数々はかなりエグイです。
性器に色んなもの突っ込まれ、裂傷した傷にオイルをかけられ火をつけられたり、鉄アレイを腹に落とされ、ストレスのはけ口に殴られる・・・それも顔の原型が無くなるほど
細かい事は知らないが、多分忠実に再現されてるんでしょうな
また監禁されてる家にはしっかり家族が住んでいて、息子の暴力を恐れあえて知らんふりて言う弱腰も何とかならんのかね~と憤りを感じます。(最後は逃がそうとするが)

ラスト「彼らは命の尊さに気づくのでしょうか?」少女のナレーションの後、暗転の中裸で小鳥を手のひらに乗せ涙を一筋流す少年Aのカットで終わるが、気づいて後悔してる?と言うよりもそうあってほしい・・・と言う監督の願いとメッセージがあるように感じた。
でも、加害者にも人権云々と言われるけど、いくら未成年でも、人間としてある一線越えたものは死刑台に送るべし!そんなことも考えてしまうほどにえげつない作品

宣伝に「女子高生コンクリート詰め殺人を映画化」て謳ってる割に最後にこれはフィクションですって出るけど、作り手も何か腰引けてんのかして中途半端やな~



★★