有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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小さな花とまだ咲いてたキンラン

2021年05月15日 | 山野草
小さな花が咲き出しました、それはタチドコロ(立野老)です。
ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で、本州~九州に分布。


雌雄異株で↓と↑は雌株の雌花、子房下位なので花の下に子房が見えてます。 


↓も雌花ですが、花の大きさは雌雄とも同じです。 


っくりさんに同科同属のオニドコロ(鬼野老)とヒメドコロ(姫野老)が有ります。
葉で見分けるのが一番簡単でしょうか。
オニドコロの葉は♡型、ヒメドコロはかなり細い♡型、タチドコロはその中間です。
ただ、タチドコロだけに葉の縁が細かい波状の鋸歯が有ります。


以下の2枚はタチドコロの雄花です。 


雌花と違い、花の下に子房が無いのが分かるでしょうか? 


オオバギボウシの葉にニホンアマガエル(日本雨蛙)が。 


直ぐ傍にもう一匹。 


ここでもまだキンラン(金蘭)が咲いてました。 


あちこちに点々と咲いてます。 


記事の遅れも有りますが、場所が違うと花期も少し違うようで。
これは既に終わり掛けの花。


かと思えばこちらは今が盛り。 


陽の当たる花をSSを速くし、少し絞って更に露出補正をマイナスで。
キンランはもう一度出て来て来ますがご容赦を。(^^;)

もう一つ小さな花を、それはサンショウ(山椒)ヤマウルシ(山漆)の花。
※サンショウを撮ったつもりでしたが、見直したらなんか変。
 サンショウではなくヤマウルシでした、山椒はこんな長い花序にはなりません。(^^;)
 


ミカン科サンショウ属の落葉低木で雌雄異株、本州~九州に分布。
ウルシ科ウルシ属の落葉低木で雌雄異株、北海道~九州に分布。
大量の小さな花を咲かせます。


画像は雄株の雄花、花の大きさはご覧の通り。 
ウルシなので樹液に触るとかぶれます。
いわゆる本山椒は棘が対生で、犬山椒は棘が互生なので簡単に区別できます。
葉や実は香辛料として知られてますが、若い葉を天婦羅にしても香りが楽しめます。


もう一つ小さな花、ヤマムグラ(山葎)です。
アカネ科ヤエムグラ属の多年草で、本州~九州に分布。

同属にヨツバ、ヒメヨツバムグラが有り、名前のように葉が4個輪生し良く似てます。
見分けはヤマムグラの花冠の外面には白い毛が有る事。

花はかなり小さいです。 

小さい花、色々有るものですね。
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