有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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教えてもらった場所で

2022年08月28日 | 山野草
何時もの湿原で出会う方に別の場所で偶然出会い、とある花の場所を教えてもらいました。
場所は知ってる池でしたので早速行ってみます。
田圃や畑の中の農業用溜池の隅、田圃との境目の僅かな湿地です。
田圃の隅にオモダカ(面高)が・・・いや違うな、これはもしかしてウリカワ(瓜皮)じゃないの?

花はオモダカとそっくりですが、特徴的な矢印型の葉が見当たりません。
帰ってから調べるとやはりウリカワのようです。
オモダカ科オモダカ属の多年草で本州~沖縄に分布、確か初見ではないかと。

こちらがオモダカ、花の付き方が違いますが花は↑と同じですね。 

右側に矢印型の葉も見られます。 


畔を歩くと草叢からトノサマガエルがチャポンと田圃の中へ。 

さて長靴に履き替えて湿地の中へ、コケオトギリ(苔弟切)が咲いてました。 

同じオトギリソウ科のサワオトギリだと良いのですが、黒点が無いのでコケオトギリです。
サワオトギリは平野部には無いでしょう。

ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)も咲いてます。 

同科同属のミミカキグサ(耳掻草)も、こんな所にも有ったんだとびっくり。 

そしてここの本命がこの花、ゴマクサ(胡麻草)です。 

ゴマノハグサ科ゴマクサ属の1年草で関東以西~沖縄の湿地等に分布。 

環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知でも絶滅危惧Ⅱ類に指定されてます。
勿論初見初撮り、また一つ新しい花と場所を知る事ができました。


花の大きさはこんな感じ、同じゴマノハグサ科のオオヒキヨモギに似てるような。

珍しい花を見た後は、在来と帰化の区別が付かないタカサブロウ(高三郎)。
さてこれはどっちなのでしょう、茎が褐色なので在来のタカサブロウ?
目の形の実で区別できるようですけど・・・。(^^;)

↑の直ぐ近くに咲いてたのはさてどっち、↑とは少し違うような。 

頭が爆発しそうなのでシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)で一休み。(^^)

場所を移動してこの花を見に、ツルボ(蔓穂)です。
撮った時は気付きませんでしたが花に何かの幼虫が。

キジカクシ科ツルボ属の多年草で北海道~沖縄に分布。

しかし今年は何か変、普通総状花序がもっと長く伸びるはずなのに。
例年ここで見る花も花序が長く伸びてました、ところが今年は極端に短いのばかり。
暑さのせいなのか、まだ早いからなのか?

この後また移動して別の花を見に行きましたが、それはまた明日。(^^)
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