有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

低山を少し登ると

2022年08月30日 | 山野草
低山を少し登ったところに咲いてた花です。
高低差25m、距離にして200m強くらいでしょうか?
マツムシソウ(松虫草)が咲いてましたが、これは本命では有りません。
それにしても例年よりかなり早いような。

マツムシソウと言っても、これはミカワマツムシソウですね。
スイカズラ科マツムシソウ属の2年草で、東海地方にだけ分布する日本固有種。

マツムシソウの変種で、頭花が小さく舌状花が無いか有っても少なく小さいです。 

こちらが本命の花ミシマサイコ(三島柴胡)。 

セリ科ミシマサイコ属の多年草で本州~九州に分布。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定種、愛知では絶滅危惧Ⅰ類(EN)に指定されてます。

残念ながら撮影に失敗、全てピンボケで細かい所が奇麗に写ってません。
風が強かったせいなのか、腕のせいなのか、それともカメラのせいなのか?
風とカメラのせいとしておきましょう。(^^;)
近い内に撮り直しに行きたいと思います。

コガンピ(小雁皮)も咲いてました。
ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉小低木で関東以西~九州に分布。
花は白またはピンクで、萼筒の長さは約10mm。

本命を撮ったので山を降り、近くの田圃でこの花を。
ミズオオバコ(水大葉子)。

トチカガミ科ミズオオバコ属の1年草で本州~九州の水田等に分布。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されてます。

農業用水の中のハグロトンボ(羽黒蜻蛉)。 

合体して♡型になってるのを期待するも、既に繁殖行動を終えたようで、産卵する♀ばかり。 

少し移動して別の山裾の様子を見に、これまた例年より早く咲いてたツルリンドウ(蔓竜胆)。 

リンドウ科ツルリンドウ属の蔓性多年草で北海道~九州に分布。 

例年9月初旬~10月に撮ってるのですけど・・・、まだ咲き出したばかりで蕾の方が多かったです。

アスファルトに居たチャバネセセリ(茶翅挵)。 

 そう言えばようやくミンミンゼミの声が聞こえるように。
こちらでは7月~盆前まではクマゼミ、8月に入るとツクツクボウシとヒグラシ。
そして盆を過ぎてからミンミンゼミが鳴き出します。
場所にも依りますけど、近隣の山裾や低山ではこんな感じです。
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