有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

山間の小さな湿地で

2020年08月21日 | 山野草
行った事のない小さな湿地に行ってみました。
やはりこの時期花は殆ど無いですね。(^^;)
見付けたのはトンボ、さて何トンボでしょう?
〇〇茜の♀ではないかと思うのですが・・・。

ちょっと白飛びして分かり難いですけど、頭と胸が緑色の産卵中?のトンボ。
ギンヤンマかと思いましたが、ギンヤンマは腹の第2、3節が水色です。
このトンボは第2、3節も緑色、ギンヤンマではないようです。
初めて見るトンボで、帰ってから調べても解りません。
左右の複眼が接してるのでサナエトンボ科ではなく、ヤンマ科だと思います。

クロイトトンボ(黒糸蜻蛉)も居ました。

北海道~九州に分布、体長28~35mm。

セセリチョウですが、翅の部分が陰になってしまい模様見えず、種類が分かりません。
候補はイチモンジ、オオチャバネ、コチャバネ、ミヤマチャバネ、コチャバネです。

ツチガエル(土蛙)が小さな蛾を捕食しましたが、そこは撮れませんでした。(^^;)
アカガエル科ツチガエル属で、北海道南部~九州に分布し、体長約50mm。

唯一咲いていたミズギボウシ(水擬宝珠)。
キジカクシ科ギボウシ属の多年草で、愛知以西~九州の湿地等に分布する日本固有種。

湿地周辺に咲いていたクサギ(臭木)、これはどこでも見られますね。(^^ゞ

カラスアゲハが来てたのですが、動き回って捉えられませんでした。(T_T)

湿地に花が無かったので山裾の水が染み出す場所へ。
ミゾホオズキ(溝酸漿)が咲いていました、何時もより数が少なかったです。

ハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草で、北海道~九州の湿った場所に分布。
果実がホオズキのように見えるのが名前の由来。(まだ実は生ってませんでした)

花冠の長さは10~15mm。

花の内側に2個の隆起条が有り、毛状突起が密生します。

染み出した水が流れる所を歩いていたらアマガエルが飛び出しました。

体長3cmくらいのニホンアマガエル(日本雨蛙)です。

開き掛けの小さな青い花を発見、何だろう?

後で調べられるように葉も撮っておきました。
帰ってから調べるとオニルリソウ(鬼瑠璃草)でした。
ムラサキ科オオルリソウ属の越年草で、北海道~九州に分布し、花の直径は4~5mm。

暑さが収まらないですね。
予報では日曜に傘印が付きましたが、本当に降るのかなぁ・・・。
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川沿いの花

2020年08月20日 | 山野草
標高500m付近の川沿いに咲いてた花です。
もう終わったと思っていたウバユリ(姥百合)が咲いてました。

ユリ科ウバユリ属の多年草で、関東以西~九州に分布。

花の咲く頃に葉が無いので、歯が無いの語呂合わせから「姥」の名が付いたとか。

背景に川を入れたかったのですが、僅かしか入りませんでした。

ならば玉ボケをと思うも、これも上手く行きません。(◞‸◟)ガックシ

ヤブハギ(藪萩)が咲いていました。
マメ科ヌスビトハギ属の多年草で、全国に分布。
良く似たヌスビトハギは葉が全体につき、ヤブハギは茎の下の方に集中してつきます。

川を背景にしたのですが、肝心の花が奇麗では有りませんでした。
撮った時は気が付きませんでした。(T_T)

スポットライトを浴びるアキノタムラソウ(秋の田村草)。

水を背景に撮ったものの、これまた肝心の花が後ろ向き。(>_<)

ハグロソウ(羽黒草)も咲いていました。

キツネノマゴ科ハグロソウ属の多年草で、関東以西~九州のやや湿った林縁に分布。

名の由来は葉が暗緑色で黒っぽく見えるからだとか、でも普通の緑にしか見えません。
左端の葉がハグロソウの葉です。

横から見るとペラペラの花弁、この花を2弁花と言うのかどうか?

キツネノマゴ科なので唇弁花になるのかも、花の長さは約2cm。

ちょっと変わった花ですが、色と形が何とも言えず好きな花の一つです。(^^)
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咲いてなかった狐の剃刀

2020年08月19日 | 山野草
あまりにも暑いので、標高500m付近にキツネノカミソリ(狐の剃刀)を見に行きました。
例年行ってる川沿いの場所、なんと言う事でしょう殆どないでは有りませんか。
他にも見に来てた方が居たのですが、こんな事は初めてと言ってました。
仕方なく数少ない花を無理やり撮りましょう、岸辺に咲いていたキツネノカミソリ


川の流れを入れ涼し気に撮りたかったのに、花が咲いてなければ話になりません。
岸辺を歩き、辛うじて背景に川を入れられる花見を付けて。

水の煌めきや玉ぼかしを撮ろうと思っていたのに、思わぬ肩透かし。

近くにミゾホウズキ(溝酸漿)やツチアケビ(土木通)も有るはずなのですが・・・。
見に行きましたがどちらも全く見られませんでした、何故?
代わりにミヤマカワトンボ(深山河蜻蛉)を見付けます。

体長64~78mmで、北海道~九州に分布し日本最大のカワトンボ。

後翅の先端付近に濃褐色の帯が有るのが特徴、♂の胴体は金緑色。
同じ個体を少し角度を変えて撮ってます、光の具合で翅の色が変わって見えます。

↑の3枚は♂ですが以下の2枚は♀、こちらの方が後翅の褐色の帯が目立ちます。

↑と同じ個体です。
♀の方が翅の色が薄く、翅の先端に白い縁紋が有るので区別は容易。

流れとキツネノカミソリを諦め別の場所へ。
こちらは咲いてましたが、川沿いではないので水を入れる事はできません。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、本州~九州に分布する日本固有種。

花被片の長さは4~6cm、雄蕊は花被片とほぼ同長で花被片から飛び出ない。
と図鑑には書いて有りますが、これが微妙でして・・・。

花被片から雄蕊が出ているのか出てないのか?
出ているとオオキツネノカミソリと言う事になってしまいます。
※オオキツネノカミソリはかなり飛び出てるようです。

他の判別点は花被片がキツネノカミソリは反り返らず、オオキツネは反り返るようです。

これはキツネノカミソリだっ!と断定できないのが残念。(T_T)

おまけの動画です、暑いので川の流れでも撮って涼しさを味わってもらおうと。
水中を撮るつもりで、古い1m防水のカメラを持って。
 ※音がかなり大きいです、音量を小さくしてからご覧下さい。
  全画面(フルスクリーン)でご覧下さい。

水中から水上を撮ろうとしたのですが、上手く撮れずに切り取りました。(^^;)
次回も標高500m付近の花等を。
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真夏のウマノスズクサ

2020年08月18日 | 山野草
真夏に咲くウマノスズクサ(馬の鈴草)を見に唯一知る場所へ。
咲いてるかな?と心配しながら見に行くと、良かった咲いてました。(^^)

同じ近隣の花を載せてる方々でも、この花を載せてるのを見た事が有りません。
この辺りではあまり見られないようです。

ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の蔓性多年草で、関東以西~沖縄に分布。
冬に地上部は枯れてしまい、毎年新しい蔓が伸びます。

春に咲くタンザワウマノスズクサと同科同属ですが、こちらの方が花が小型です。
花の長さは約4cm、花の付け根の球形が馬の首に着ける鈴に似ている事が名前の由来。

春に咲くタンザワウマノスズクサと同科同属ですが、こちらの方が花が小型です。
花の長さは約4cm、花の付け根の球形が馬の首に着ける鈴に似ている事が名前の由来。

ウマノスズクサの葉に居たワキグロサツマノミダマシ(脇黒薩摩の実騙し)。
コガネグモ科の蜘蛛で、薩摩の実(ハゼの実)に似てる事が名前の由来だとか。

オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)も居ました。

それにしても暑い、真夏の陽射しが照り付け、風もなく強烈な草いきれ。

暑くて堪りません早々に退散です。(>_<)

近くの田圃の畔に咲いていたツルボ(蔓穂)。

キジカクシ科ツルボ属の多年草で、全国の陽当たりの良い場所に分布。

暑さに堪らず逃げて来たのに、ここも陽当たりが良好。

背中に流れる汗を感じながらの撮影です。

畔に咲いていたオオイヌタデ(大犬蓼)、タデ科イヌタデ属の1年草で全国に分布。

稲がかなり色付いて来ましたが、この辺りの稲刈りは9月になってからです。

次回は残念な結果になったキツネノカミソリを。
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輝く翅(チョウトンボ)

2020年08月17日 | 生き物
県立公園の池で撮ったチョウトンボ(蝶蜻蛉)です。

トンボ科チョウトンボ属で本州~九州に分布し、体長31~42mm。

蝶のようにヒラヒラと飛ぶのが名前の由来だそうです。

光の当たり具合で翅が金属光沢に輝き、角度に依って色が変化します。
翅が金属光沢や色が変わるのは「構造色」と言うのだそうです。
チョウトンボの微細な翅の構造が光の干渉、回折、屈折を起こすための現象。

複眼は黒っぽいですが、単眼は翅と同じような色ですね。
翅と同じで光の当たり具合で変化するのでしょうか?

お尻を高く揚げるチョウトンボ。

日射しで体温が上がり過ぎないよう、お尻を揚げて陽の当たる面積を減らしてるのだとか。
他にも色々な説があるようですが、風が有れば風に当たる面積が大きくなりますね。


飛んでるところを撮りたかったですが、撮れそうで撮れませんでした。(T_T)


それにしても何故チョウトンボだけがこんな翅なのでしょう。
他のトンボも構造色をもって居ても不思議ではないような。
色は奇麗ですが、飛ぶのには都合が悪いのかも?

今回は「動画も撮るぞ」と意識していたので、録画ボタンの押し忘れは有りませんでした。
しかぁし・・・録画ボタンを押しても殆ど動いてくれません。
動くのを待ちきれず停止すると動いたり飛んだり。(>_<)
沢山撮った中の、僅かに動いた時をつなぎ合わせて一本にしてみました。
  全画面(フルスクリーン)でご覧ください。

次回は真夏に咲くウマノスズクサ他を。
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公園の池のトンボ達

2020年08月16日 | 生き物
県立公園の庭園の池に居たトンボ達です。
ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)、北海道~沖縄に分布し、体長44~55mm。

結合するシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)。

翅の傷んだシオカラトンボ。

北海道~沖縄に分布し、体長49~60mm。
↓は翅の色が濃いですね、光の加減でしょうか?

オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)は顔黒(ガングロ)。

北海道~沖縄に分布し、体長51~61mm。

「大」と付く割りには、大きさは殆どシオカラトンボと同じです。(^^;)
顔と翅の付け根が黒い、シオカラトンボのように腰から下が急に細くならない。
青くなった♂の、尻尾の黒い部分がシオカラトンボより少ない、が見分け点。

コシアキトンボ(腰空蜻蛉)、北海道~沖縄に分布し、体長41~50mm。

キイトトンボ(黄糸蜻蛉)。

本州~九州に分布し体長35~46mm、パラパラ漫画のような独特飛び方をします。

ウチワヤンマ(団扇蜻蜓)。

本州~九州に分布し、体長76~84mm。
↑も↓も、団扇の部分に黄班が見えないので、タイワンウチワヤンマ(台湾内輪蜻蜓)かも?

こちらは画像が逆さまでは有りません、水面に映ったウチワヤンマです。

ギンヤンマ(銀蜻蜓)。

飛んでいたトンボですが種類は?ギンヤンマかサナエトンボのような気がします。

暑い、兎に角暑い!昨日の市の消防署で39.3℃を観測。
隣の市に有る気象庁の観測所(アメダス)では36.9℃でした。
3℃の差が有りますが、体感的には39.3℃の方が合っているような。
どちらにしても勘弁してほしい暑さです。(>_<)

次回はチョウトンボを。
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公園で色々撮ってみました

2020年08月15日 | その他
昨日と同じ公園で、手当たり次第に撮ってみました。(^^;)
ヤマノイモ(山の芋)の花。

ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草で、本州~沖縄に分布。
花は殆ど開かず蕾のような球状、これでは花粉の媒介者が困りそう。

雌雄異株で雄花は良く見られますが、雌花を殆ど見た事が無いような?

ノカンゾウのようなヤブカンゾウのような花が咲いてました。
ノカンゾウの花は一重で、花被片の縁は波打ちません。
ヤブカンゾウは八重で、花被片の内が波打ちます。
↓は一重で花被片の縁が波打ってるので、どちらなのやら?
全く違う種類でしょうか?

サルスベリ(百日紅)の時期ですね、あちこちで見掛けます。
中国原産の帰化種で、漢字名の通り花期が6~9月と長いです。

萎れ掛けたシロツメクサ(白詰め草)にベニシジミ。

花の少ないこの時期、頼りはこんな花くらいなのかも。

睡蓮の葉の上を渡り歩くセキレイ(鶺鴒)。

多分幼鳥だと思います、ハクなのかセグロなのか?

カイツブリ(鳰)が居ました。

この池に棲んでるようですが、一羽しか見えません。

どこかに巣が有るのでしょうか、見付けられません。

今の時期なら幼鳥も居ると思うのですが・・・ここでは見た事が有りません。

コウホネ(河骨)が咲いていました。

スイレン科コウホネ属の多年草で、北海道~九州の浅い池沼に分布。
愛知では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています、これは当然植栽ですけど。

次回はまたトンボを。
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田圃の周辺と公園にて

2020年08月14日 | 山野草
水だけが張られ、何も植えられてない田圃に蜻蛉が飛び交ってました。
置きピンでの撮影です。

シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)ですが、下の黒っぽいのは水面に映った影です。

↓はシオカラトンボとギンヤンマでしょうか?

これは何トンボでしょうね、〇〇茜の♀?

あちこちで咲き始めたクサギ(臭木)。

シソ科クサギ属の落葉小高木で、全国に分布。

花は良い香りですが、枝葉を傷付けると悪臭がするのが名前の由来。

枝葉を気付付けないよう近寄り、雄蕊を接写してみました。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、珍しく開花した花が撮れました。

辺り一面に群生してましたが、花が開いてるのはほんの僅か。
タデ科の花はどれも何時開くの?って感じ。

田圃から県立の大きな公園へ移動すると、水辺に黒い蝶が。

おや珍しい、カラスアゲハ(烏揚羽)では有りませんか。

北海道~九州に分布し、開帳約100mm、前翅長45~80mm。

見たいと思うも見られず、ようやく出会う事が。(^^)

今季初撮りだったので、あっちからこっちから沢山撮ってしまいました。(^^ゞ

お馴染みのヤマトシジミ(大和小灰蝶)、陽射しで花の黄色が飛んでしまってます。

ヤブラン(藪蘭)が咲いてました、前回別の場所では蕾ばかりでしたけど。

キジカクシ科ヤブラン属の多年草で、本州~沖縄の山野の木陰に分布。

次回は公園の色々を
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花の少ないこの時期の湿原

2020年08月13日 | 山野草
何時もの湿原は花の少ない時期です、前回と同じ花しか見られません。
花は変わってませんが数は増えてたミズギク(水菊)、あちこちで咲いてました。

木道横に咲いていたので下からも撮ってみました。

サギソウ(鷺草)も数が増えてました。

沢山咲いてる所は遠いので、撮るのが難しいです。

花が白飛びしてしまい、近くで撮るのも難しいです。(^^;)

なんとか白飛びしないようにとしても、サギの羽は真っ白け。(T_T)

木道脇のサギソウを下から、飛んでる鳥なら下からが普通ですからね。(^^)

暑さのせいか項垂れるサギソウも。(違うのかな?(^^ゞ)

サワシロギク(沢白菊)も前回より増えていました。

これも花が白いので、白飛びしないように。

トンボが居ましたが、何トンボでしょうね?
多分ヒメアカネ(姫茜)の♀だと思うのですが・・・。

またノリウツギ(糊空木)にツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)が。

♂は良く見ますが♀はあまり見ません、♀の方が少ないのですかね。

これも動画で録れば良かったかなぁ、撮影時に何故か動画の事を忘れてしまってます。

最近蝶が多かったので、次回はトンボかな?
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湿原の蝶

2020年08月12日 | 生き物
湿原に咲いていたノリウツギ(糊空木)にジャコウアゲハ(麝香揚羽)がいました。

本州~沖縄に分布し、開帳88~100mm、前翅長42~60mm。

幼虫の食草はウマノスズクサ、この付近に沢山有ります。
沢山有るのはタンザワウマノスズクサですけど。

胴体の赤色と翅の色が薄いので♀ですね。

画像は一頭の同じ個体で、かなりの時間このノリウツギに居ました。

おっと!そこへスズメバチ乱入、堪らず逃げるジャコウアゲハ。

アゲハもスズメバチは苦手のようで。
動画で録ってれば良かった・・・と何時も後で思っても祭りの後。(^^ゞ

同じ木にツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)も居ました。

前翔の端が黒くないので♂ですね。

ジャコウアゲハと同時に居たので、どちらを撮ろうか迷いながらの撮影でした。

別のノリウツギに居たのはムラサキシジミ(紫小灰蝶)のような?

白い花の陰に居たので上手く撮れず、ノリウツギの花が白飛びしてしまいました。

次回は湿原の花を少々。
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