(今月火曜日は5週あるので午後のレッスンはお休みにして)
reikoさんのヴァイオリンリサイタルを聴きに行きました。
勉強、練習、・・・、魂のある演奏にはいつも心を揺さぶられます。
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「のぞみ」でいくと、時間的には大阪のコンサートに1~2時間プラスする感覚。(金銭的にはそうはいかずちょっと大変ですが・・・)(´^`;)
でも午後に出ても、プチ観光してリサイタル聴いて、最終のぞみで帰れば十分楽しめます。(昨日は お台場と人形町の人形市)
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reikoさんは、プログラムの中に必ず日本の作曲家の曲を取りあげられます。
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今回は尾崎宗吉
http://www.medias.ne.jp/~pas/ozaki.html
尾崎宗吉は1915年、静岡県に生まれ、東洋音楽学校で諸井三郎に師事しています。
そして20歳で発表した「小弦楽四重奏曲」が注目をあび、将来が嘱望されるようになりますが、1939年に召集を受け作曲活動は中断され、その後、42年の暮れに一度帰国をしますが、翌年の秋には再び召集され、45年5月、中国戦線で病に倒れ わずか30歳で非業の死をとげます。
作曲活動に当てることのできた期間はわずか6年間であり、残した作品も全部あわせても16曲だと言われています。
悔しくも短い年月、しかもあの時代に作曲し続けた人です。
何をなすべきか、何のために生きるのか、様々な夢をかかえた才能もある青年たち。
でも国家の力によってそのような望みは絶たれざるを得ない時代です。
今日のソナタは1938年の作曲だそうです。敗戦まで・・・だんだん戦いを鼓舞する勇壮な音楽が主流になっていく中で、自分の思いに忠実になる・・・
reikoさんの演奏は今の私たちを揺さぶってくれるような演奏でした。
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最後の曲まで聴けるかな??と、・・・。ショーソンの詩曲もすばらしく、しかし時間は迫るで・・・終わるなり錦糸町駅に猛ダッシュ。46分の東京行き快速、そして最終のぞみに間に合いました。