たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「穴あき雲」撮影 11/30

2020年12月01日 | 千葉県



2020.11.30 撮影 

昨日からテレビなどで報道されている「穴あき雲」
気温6℃と冷え込んだ朝、千葉市南方の空にも現れた。
四国や九州、東海、関東南部などで見られたそうだ。

「高層雲にぽっかりと穴が開いたような不思議な形の雲」
初めて見る雲でとっさにカメラを取り出して連写した。

朝日を浴びて一部には「彩雲」の彩りも見られた。
ウェブサイトで調べると以下のような説明があった。

*11月から12月にかけて薄く広がった巻積雲や高積雲に
円形の隙間ができる珍しい雲を「穴あき雲」という。
高層の水分が凍結し始めると、周りの過冷却の水分が
その氷に付着して重くなった氷の粒が落下する。

その結果一部ぽっかりと穴が開いたような雲ができる。
虹のような色がかかった彩雲、うろこ雲、巻雲が
辺りに同時に見られることもある。


 


その後上空にはこのような見事な高層雲も見ることができた。


 

谷津干潟散策 11/17

2020年11月19日 | 千葉県



「セイタカシギ」の親子連れ

千葉県習志野市「谷津干潟」の歴史は1898(明治31)にさかのぼる。
東京湾最深部の広大な干潟の一部が入浜式製塩場に整備されたが
1911年には度重なる暴風雨被害のため廃業となった。
1925年には京成電鉄により「谷津遊園地」として開業し
1980年の閉園までの長い間憩いの場として人気を博した。

その後の整備で1988年には「国指定鳥獣保護区」に指定され
1993年(平成5年)「ラムサール条約登録湿地」に指定された。
翌1994年には「谷津干潟公園」として再スタートし
今では約40 hrの広大な干潟が野鳥の楽園となっている。




セイタカシギの特徴はすらりと伸びた長い脚
この時はまだ潮が引いていなくて脚の半分が隠れていた。
脚はきれいな赤かピンク色で美しい。
くちばしも細くて長くすっきりとした姿をしている。
「水辺の貴婦人」とも呼ばれる。
適度な風が吹き夕焼け色と杭の映り込みが揺れていた。




この日は渡り鳥・野鳥の姿がとても少なかったが
幸いにもセイタカシギの親子連れを見つけた。
真ん中が父親、奥が母鳥、手前が若鳥だろうか。
この春生まれたヒナがもうすっかり大きくなっている。




日没寸前の赤い夕日が鮮やかに水面を照らしていた。
親子が順に一列になって巣に向かい始めた。


南房総の紅葉見ごろは11月下旬から

2020年11月12日 | 千葉県






養老渓谷「粟又の滝」11月10日撮影

温暖な南房総の紅葉の見ごろは例年11月下旬からで
関東で最も遅い紅葉の名所として知られている。
一昨日早朝から下見を兼ねて南へ車を走らせた。
各所で日当たりのよい所は色づきが進んではいるが
見頃は例年並みに今月下旬頃からになりそうだ。

市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷あたりは
モミジの色づきが進んで秋の気配が感じられる。
だが谷間や日当たりの弱い場所はまだ緑色が多い。
毎年観光バスが集中する「粟又の滝」周辺も
間もなくにぎわい始めることだろう。
このところ雨の日が少なく、房総最大規模の滝も
岩盤が広く露出していた。





滝下の渓流の中に奇妙な白い物体が浮かんでいた。
なんだか大きさと形が「臼」そっくりに見えた。
最初は発泡スチロールの廃棄物かと思ったが

近づいてよく見ると、それは泡の固まりのようだった。
岩盤の形状が微妙で小さな泡がゆっくりと回っていた。
狭い凹みで小さな泡がくっつき一つにまとまったらしい。




渓流沿いの遊歩道をのんびり歩いていると
ふとかわいらしい一輪の竜胆の花を見つけた。

崖の上方から長い茎がしなやかに垂れて
花はしゃんと上を向いて咲いていた。
さらに木漏れ日が差してその花が輝いた。

とても美しい光景に見とれてしまい
何度も何度もシャッターを切り続けた。


佐倉コスモスフェスタ 2020

2020年10月26日 | 千葉県


千葉県佐倉市コスモスフェスタ2020

佐倉市のふるさと広場では、例年春のチューリップフェスタと
夏のひまわりフェスタ、秋のコスモスフェスタが開催されるが
今年はコロナ禍の影響でコスモスフェスタだけとなった。
爽やかな秋晴れの24日(土曜日)にカメラを持ってでかけた。
広場のシンボルになっているオランダ風車の周りには
多くの種類の色鮮やかなコスモスの花が咲き乱れていた。

残念ながら開催期間は25日までだということがわかった!
とても美しいコスモス風景を満喫できて幸いだったと思う。

またもうひとつ
すれ違う人々が皆マスクを着用していたことにも感動した。
コロナ禍中、世界が日本に注目する訳がわかる気がする。





オランダ風車の下の花壇には爽やかな純白の花が咲いていた。
何年か前にこの花を撮影しその名を覚えたのを思い出した。

この花の名は「ネコノヒゲ(猫の髭)」

数知れないシソ科の植物の一つで葉はまるでシソの葉!
白く長い雄しべはたしかに猫のヒゲに似ている!


かなとこ(金床)雲

2020年09月03日 | 千葉県


2020.8.30 千葉県袖ケ浦市海岸にて撮影

 東京湾岸の木更津市で用事を済ませ国道16号で千葉市へ戻る途中
ふと夕刻が近い西空を見ると、不思議な形の巨大な雲が目に入った。
深く青く澄んだ空を背景に大きく広がる雲の上部が白く輝いていた。
こんな姿の雲はこれまで一度も見た記憶がなかった。
車にカメラを積んでいたので迷わず袖ヶ浦海浜公園へ向かった。
この日は日曜日で海辺にはたくさんの車が並んでいた。
スマホやカメラを構えた多くの人たちが歓声をあげていた。
見事な巨大雲の迫力に感激しカメラを取り出して撮影を続けた。
ちょうど夕日が雲の切れ目に顔を出し雲の輝きがまぶしい。
その下に東京湾を横断するアクアラインもきれいに見える。
金床雲右側基部の辺りには、晴れ渡っていると富士山が見える。
雲の右下辺りで稲妻が何度も光っていた。

*「金床雲」その日夜のテレビニュースなどでも報道されていたが
この珍しい巨大な雲は、激しい上昇気流で発達した積乱雲の一種で
その姿が鉄製品の鋳造仕上げ用の作業台「金床」の形に似ている
ことからこの名がつけられたという。白く輝く上部の平らな部分は
アイロンがけで仕上げに用いる台の平らな上部の形にも似ている。


植物園散歩 8.10

2020年08月10日 | 千葉県



ヤブミョウガ(藪茗荷)・・「千葉市立都市緑化植物園」にて

ツユクサ科の山野草で夏に小さな白い花をたくさん咲かせる。
細長い茎は50~90㎝の高さに伸びる。秋には実が青く熟す。



ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)

ヨウシュヤマゴボウ科ヨウシュヤマゴボウ属の多年草で北アメリカ原産
明治初期に渡来。空き地や路傍などによく見られる。
茎は太くて赤みを帯び高さは1~2mになる。
葉は10~30cmの長楕円形で先はとがっている。
花序は長い柄で垂れ下がり、花は白色で紅色を帯び径5~6mm
花期は6~9月で、果実は直径約8mmの球形で黒紫色に熟す。
写真の花序の先には白っぽい小さな花がまだ残っている。




メガネツユクサ(眼鏡露草)

ツユクサ科ツユクサ属の一年草で草丈は30~50㎝
ツユクサの一品種で花弁の縁が白く彩られている。
他は普通のツユクサと変わりはない。花期は6~9月



ノウゼンカズラ

ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属のつる性植物
夏に咲く花の代表種の一つで花期は6~9月と長い。



ノリウツギライムライト

紫陽花の仲間だが花期が長く、7月頃から秋まで咲き続ける。
咲き始めはライムグリーンで次第に淡いペールグリーンになる。
緑色を帯びた花びらの美しさで人気がある。
普通の紫陽花と異なり花房が円錐形で
「ピラミッドアジサイ」の別名がある。



キツネノカミソリ

ヒガンバナ科キツネノカミソリ属の山野草
珍しい濃いオレンジ色の花を8月頃に咲かせる。
葉の形がカミソリ(剃刀)に似ていることから
山中でキツネが使うカミソリを連想して名づけられたという。




植物園事務局と緑の相談所がある建物の前の水槽に
きれいな淡い黄色と純白のスイレンが一輪ずつ咲いていた。

自粛生活が続き本当に久しぶりにカメラを持ってでかけた。
千葉市では今日も35℃を超えそうな厳しい暑さになっている。
台風5号が発生して日本海へと向かっている。
コロナ禍が一日も早く収束へと向かい
また昨年のような台風による大災害が各地で発生しないよう
これから先ひたすら祈り続けることになるだろう。




野鳥の楽園(千城台野鳥観察園)2020.5.25

2020年05月26日 | 千葉県




「千城台野鳥観察園」:千葉市若葉区千城台西の一角に
面積2.5ヘクタールの野鳥観察園がある。
1998年以来多くの野鳥たちの楽園となっている。

広い調整池と池に張り出した「おむすび山」と呼ばれる
こんもりとした自然林から成っている。
周辺には小学校や公園、住宅地が広がっている。
池とおむすび山の周囲はしっかりとした金網の柵で囲まれ
人はどこからも立ち入ることはできない。

 樹木はアカマツ、イヌシデ、 コナラ、エノキなどの高木を中心に
種々の木々が生い茂っている。
園内では主にゴイサギ、アオサギ、シラサギ(*体の大きい順に
ダイサギ・チュウサギ・コサギの三種類)がおむすび山を
コロニーとして毎年5月になると多数営巣している。

ほかにもバン、オオヨシキリ、ウグイス、コジュケイ、カイツブリ
オシドリ、コハクチョウ、トモエガモなども観察されている。






  自宅からは車でほんの10分ほどの場所になるので
毎年5月になるとしばしば様子を見に出かける。

今年もおむすび山にはたくさんの巣がかけられていた。
主にシラサギ、ゴイサギ、アオサギの巣を探すのが楽しい。

 この二枚目の写真には三種類のサギがいる。
対角線上に左上がゴイサギ、真ん中がアオサギの雄雌二羽
右下にシラサギ(チュウサギかダイサギ?)が写っている。

左上のゴイサギの巣には、親鳥の左に茶色の羽のヒナ鳥が
うずくまっているのが見える。真ん中のアオサギの巣には
ヒナの姿が一羽も見えず、まだ卵なのかもしれない。






 真ん中のアオサギの親鳥の一羽(オス?)が飛び立った。
巣を補強するための枯れ枝などを取りに行くためだろう。






 狭いところにアオサギとシラサギの巣が接近していて面白いので
この後ずっと時間をかけてこの場所の撮影を続けた。

アオサギの巣にはもうかなり大きく育った三羽のひな鳥が
親鳥に首を伸ばして餌をねだっている姿が見える。

右に見えるアオサギの親はこの写真では役割がわからない。
左のシラサギの巣には二羽か三羽のまだ小さいひな鳥がいる。
真ん中奥の葉陰にもシラサギの巣がもう一つ見える。








 ひな鳥たちに餌を与えたアオサギの親鳥が飛び立った。







 この写真で右側のアオサギの親鳥の立場がわかった。
その親鳥の足元にはこれまでまったく見えなかった
まだ小さなひな鳥二羽の頭が見えた! 

この場所には左側とすこし奥にシラサギの巣がくっついていて
真ん中のアオサギの巣にひな鳥が三羽と
そして右側すぐ隣にもう一つアオサギの巣があり
親鳥が一羽留守番をしていたのだった。

親鳥がいなくなった真ん中の巣のアオサギの大きなヒナは
興味深そうに隣のアオサギの巣の親鳥とヒナ鳥を見つめていた。
   

袖ヶ浦海岸夕景

2020年05月17日 | 千葉県




 5/13: 千葉市から車で30分ほどの東京湾に面した内房海岸の袖ヶ浦海浜公園へ向かった。西空には日差しをさえぎる雲は見当たらなかったが、予報どおりに大陸から黄砂が大量に飛来しているのがはっきりわかるほど空は霞んでいた。それほど離れてはいない東京湾アクアラインの海ほたるもぼんやりとして、対岸の神奈川県横浜あたりの高層ビル群はかすかにしか見えないほどだった。

 



 夕日がだんだんと下りてきた。黄砂の大量飛来がなければこの位置からはアクアライン海ほたるのすこし左手の彼方に富士山の姿がはっきりと見えるが、この日はまったく期待できなかった。
 幸運にも引き潮と満ち潮の中間の時間帯で、海辺の砂浜があちこち形よく顔を出していた。それがとても魅力的な前景になっていて、位置を移動しながら撮影を楽しむことができた。




 
 夕日はやがて横浜市のはるか彼方の山頂に沈み始めた。地図で方角を確かめてみると、奥多摩から秩父方面の名のある山であることは確かだが正確にはわからなかった。



夕日を浴びる「アカツメクサ」(赤詰草)

 「アカツメクサ(赤詰草)」:マメ科の多年草。明治時代に牧草として渡来し日本中に広まった。別名「ムラサキツメクサ(紫詰草)」「アカクローバー」。ハーブとしても多用されている。また同種の白花の「シロツメクサ(白詰草)」は背丈も花も小さい。

 *花言葉:「勤勉」「実直」「豊かな愛」「善良で陽気」など。
 *4月7日、18日、5月24日、29日の誕生花

「十六夜の月」の出

2020年05月10日 | 千葉県




  2020.5.8 :千葉県で星空撮影の人気スポットとして知られる
 外房いすみ海岸「雀島」へ向かった。大小二つの小さな島(岩礁)
 から成る「雀島」の島影を前景にして、夕刻の海岸風景と月の出、
 星空の撮影練習をしたいと前々から思っていた。実は星空の撮影は
 ほとんど経験がなくて撮影方法などウェブサイトなどで調べはした
 もののよくわからず、とにかく現場に行って練習することにした。
  午後6時ごろに雀島の前の広い駐車スペースに着いた。
 天気予報どおりに空はよく晴れていた。前日の5月7日が満月
 (フラワームーン)で、この日は「十六夜の月」。本来は中秋の
 名月の翌日の月を「十六夜(いざよい)の月」というが、一般的に
 満月(十五夜)の翌日の月も「十六夜の月」と呼ばれている。
  撮影準備がほぼ終わった頃に南東の水平線上がまるで夕日が
 沈んだ後のように赤く染まってきた。その辺りに十六夜の月が
 上がってくることがわかり、構図を考えながら動き回って撮影
 場所を決め三脚をセットした。

 まもなく満月と変わらないほどの明るい月が水平線上に顔を出し
まぶしい光を放ちながら上っていく。 一枚目の写真のように上空に見えていた多くの星もその明るさでだんだんとかすんでしまうほど
空が明るくなってきた。





 海辺ぎりぎりまでの駐車スペース付近では十六夜の月を二つの島の間に配置することができないため急いで崖下の海岸の波打ち際まで下りて低い目線で撮影することにした。引き潮の時間になったので二つの島影の間に月が入る場所を選んで三脚をセットすることができた。水平線近くには漁火が光っていた。明るい月の光の海面への映り込みがまぶしすぎるため、思い切って感度を下げ星は消えても十六夜の月と水面の輝きを中心に構図を決めて適度なスローシャッターで撮影したその後も午後11時過ぎくらいまで星空撮影も練習したが、雲一つない夜空の十六夜の月がどんどん上昇して空がますます明るくなり撮影が難しくなった。
 次回は月の明かりがほとんどない「新月」前後の日を選んで、暗い夜空の星や銀河(天の川)撮影など練習してみたいと思う。

南房総勝山海岸「みささぎ島」伝説

2020年05月04日 | 千葉県



「みささぎ島」のはるか彼方に富士山が見える。勝山海岸から見ると、春には4月下旬ごろから富士山に夕日がかかり四月末にはダイヤモンド富士が見られる。



「残照」

 紀元111年に景行天皇より東国平定の命を受けた皇子日本武尊(やまとたけるのみこと)が船で相模の国から上総の国へと渡る途中、突然海が荒れて船が沈没寸前となった。妃の弟橘姫(おとたちばなひめ)は「海神の心をお鎮めしましょう」と言い残して海に身を投げた。すると、それまでの嵐がうそのように止んで妃のなきがらは浜辺に近い「みささぎ島」へ漂着した。(「古事記」より)

   君さらず  袖しが浦に立つ波の  その面影を見るぞ悲しき 

  日本武尊が妃を偲んで詠んだ歌の「君さらず」のことばが「木更津」「君津」の地名になり、「袖しが浦」が「袖ケ浦」という地名となった。 

 毎年8月16日には「みささぎ島」に松明が灯り「灯篭流し」が行われる。(*昨年は台風の影響で中止)  
 

「ハマヒルガオ」咲く頃

2020年04月30日 | 千葉県



 「ハマヒルガオ」(浜昼顔):ヒルガオ科 ヒルガオ属の多年草。国内では北海道から沖縄まで全国各地の海岸線の砂浜に自生し、つる性で地下茎は砂の中を這い、茎は砂地を這って群生する。5月ごろになるときれいなピンク色の花をたくさん咲かせる。草丈は10~20cm。世界中に広く分布する海浜性植物。 
**「花言葉」: 「絆」「休息」「やさしい愛情」など。
**7月16日・17日の誕生花




 海に囲まれた房総半島では、外房の九十九里海岸線をはじめ多くの砂浜で見かける。また内房(東京湾岸)でも富津岬の砂浜をはじめあちこちでハマヒルガオの花を楽しむことができる。










風に揺れる「白いハンカチ」(千葉市)

2020年04月28日 | 千葉県



    「ハンカチノキ」:(4/27 千葉市都市緑化植物園にて)






 中国南西部だけに自生する落葉高木で「一科一属一種」の極めて
めずらしい植物といわれるが、分類上はミズキ科となっている。葉を見るとたしかにミズキ科の樹木の葉と似ている。

 1867年に四川省の山中でフランス人アルマンダビット神父によって発見された。ダビット神父は1869年に中国でジャイアントパンダを発見した人物としても知られている。日本国内では1952年東京都内小石川植物園に初めて植栽された。

 千葉市中央区の「千葉市都市緑化植物園」に二本、「青葉の森公園」に一本のハンカチノキがある。例年4月下旬ごろになると、たくさんの白いハンカチが風になびくかのように見える「花」?(実は小さな球形の花を包む二枚の苞)を楽しむことができる。

 [参考]
①都市緑化植物園の駐車場は閉鎖中です。園内散歩は可能です。
②青葉の森公園のハンカチノキは残念ながら数年前に台風被害で傷つき養生中のため、白い「花」はまだほんのすこししか見られません。



(ハンカチノキの下に立てられている案内看板)

ネモフィラの花

2020年04月23日 | 千葉県



  新型コロナウィルスの猛威が一日も早く収束に向かいますように!




 2020.4.22 : 暖かい日差しの午後、千葉市緑区平和公園(市営霊園)へでかけた。いつものようにお参りと草取りを済ませてから広い園内を散策した。桜やコブシなどは咲き終わっていたが、ヤマブキ、ツツジ、ハナミズキなどの花があちこちに咲いていた。駐車場脇の花壇にはブルー、ピンク、白などいろいろな品種の「ネモフィラ」の花が咲きそろっていた。広く愛される花で公園などの花壇でよく見かける。
 「ネモフィラ」といえば、茨城県「国営ひたち海浜公園」の「ネモフィラの丘」の青空に溶け込むような一面の青いネモフィラが目に浮かぶ。もう満開になっていることだろう。

「ネモフィラ」ムラサキ科ネモフィラ属の一年草で北アメリカ原産。
   和名 「瑠璃唐草」 英名 「Baby blue eyes」 
  *** 花ことば 「可憐」




花弁に紫色の斑点があるきれいな花の上で
「ハナムグリ」が吸蜜していた。
(*「ハナムグリ」は「コガネムシ」の仲間)




 まだ幼いバッタがあちこちの花にとまっていた。
じっとカメラ目線。






 この昆虫は夢中で花びらを食べていた。

(*この昆虫も「ハナムグリ」と同じく「コガネムシ」の仲間で
とても種類が多く、ずっと昆虫図鑑で調べているところです。)


君津市豊英の春(千葉県)

2020年04月17日 | 千葉県



君津市「県立清和県民の森」谷間の春(4/15 撮影)

 千葉県(房総半島)の南部君津市の深い山あい豊英(とよふさ)の地に「清和県民の森」がある。その奥の渓流にかかる「豊英大滝」にはこれまで何度となく撮影に通っている。秋景色の写真は数多く溜まっているが、不思議なことに春季の写真がないことに気づき出かけることにした。
 同じ千葉県内でも北部にはまったく「〇〇山」と名の付く高地はないが、南部では標高はそれほどないものの「九十九谷」と呼ばれる多くの山々が連なった風景も楽しむことができる。千葉県は全国で最高地点の標高がもっとも低いことで知られ、南部の「愛宕山」の海抜408mが最高地点となっている。君津市の山あいにはそれほど高い山はないが、だんだんと奥地に入っていくとまるで秘境ともいえるような山深い景色が次々と目に入ってくる。
 
 一枚目の写真は清和県民の森内部の渓流にかかる橋の上から撮影した。谷間を彩る芽吹きからまだ間もない萌黄色や、やわらかな新緑、見ごろの山桜の色彩など、しばらくカメラも構えず見とれてしまうほどの美しい景色が広がっていた。さらに上空にはこれまた目が離せないほどのめずらしい形の雲がかかっていた。

 




 橋の上から移動して奥へと車を進め、「豊英大滝」付近の駐車スペースに入った。
この滝はこれまでにも何度もこのブログに投稿している。前回訪れた時よりも水量は少なめだったが、変化に富んだ岩盤が適度に露出していて楽しく撮影をすることができた。この写真の左上には紫色の岩ツツジも咲いていた。
 この滝は普通の格好ででかけると写真を撮ることはできない。山道を沢沿いまで下る道はあるがそこから滝下までは道がない。素足では危険で歩けない。つまり、長靴を用意していないと滝の姿が見える位置まで行くことができない。およそ100mくらいは滑りやすい足元に気をつけながら沢歩きをすることになる。





 夏にはキャンプ場などに訪れた家族連れなどで清和県民の森は特ににぎわう。実は県民の森の奥地にあるこの滝の滝つぼは広くて適度な深さがあり、子供連れの水遊びには適している。上流は山だけで民家などもまったくなく水は自然水で問題はない。
 ただし夏場になると一つ注意を要することがある。特に房総の山あいは夏場は「ヤマビル(山蛭)」の繁殖地として知られている。沢までの山道では木の枝から落ちてきたり足元から這いあがるヤマビルの被害を防がなければいけない。だいたい5月から10月頃までがヤマビルの繁殖期といわる。「房総のヤマビル」でネット検索して詳しく調べることができる。 

万代の滝(千葉県) 

2020年04月09日 | 千葉県


 「万代(ばんだい)の滝」:千葉県夷隅郡大多喜町養老渓谷の主瀑「粟又の滝」から下流へと養老川沿いの遊歩道を約300mほど歩いていくと、左手奥の崖上から流れ落ちる滝が目に入る。「粟又の滝」と比較すればこじんまりとしているが、養老渓谷のいたるところで見かけられる古い地層が露出した変化に富んだ岸壁を流れ落ちる姿が魅力となっている。
 



 一枚目の写真のように雨後以外で水量が多くない時は、滝水の流れは左右二筋になっている。その場合はいつものことだが向かって左側の変化に富んだ流れを縦構図で切り取り、スローシャッターで撮影するのが楽しい。