先日、お茶の博物館で、「世界緑茶コンテスト」というお茶の品評会が開かれました。今、いろんな催しが殆ど中止。
品評会には、審査をする専門家が各地からやってきます。特にこの品評会は「世界」ですから海外の審査員もいます。
静岡県では、他県の人はできるだけ来ないでください。特に東京の人は・・・と言ってます。
出来たら中止したいところですが、出品茶がすでに世界各国から・・・いまさらやめるなんて言えません。で・・強行。
お茶の色や形は、オンラインでなんとか・・・じゃ、肝心の味や香りは・・・オンラインでどう伝えるか・・・
まあ、とにかく大苦労してなんとか無事に。でも、今後のことを考えると何とかしなければなりません。
味や香りをオンラインで伝えることはできないのか・・・
ふと思たのです。毎日、テレビではこれでもかというくらい食べ歩きの番組だらけ・・・
そして、そこでは、レポーターが、必ず叫びます「ワ~、おいしい!」と・・ただそれだけ。
見てる人は、それだけのことから、各人、その美味しさを実感するのです。毎日その訓練をさせられています。
で、審査会場でお茶を入れます。スタッフが一口含んで、「ワ~、素敵な香り!」と叫びます。ZOOMで、それを見た審査員は、日ごろの感性と妄想を働かせて、その香りを読み取ります。
やってみればできんことはないかもしれない・・・
・・・