一碗

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むかしの人は言いました

2021-02-23 10:11:03 | お茶の写真
    
    
今朝は、丸芝製茶「熊芽(ゆうが)」というお茶を飲みました。
「普通蒸し煎茶」 すばらしい! 外観は鋼鉄のように光沢のある黒緑色。
力強い新鮮香! 久しぶりにこんなお茶を飲みました。

100g・1,000円(税別)。
春野町の「丸芝製茶」・・・秋限定商品らしいけど、ネットで頼むこともできます。お勧めです。

ところで、これは普通蒸し煎茶。
最近、「深蒸し」に飽きてきたせいか、少し蒸しを少なくした「浅蒸し」と書いたお茶が出始めました。

で、ふと思い出したのです。

かなり以前、大先輩に製茶の専門家がいました。
その頃の専門家は、知識と技量を兼ね備えていましたので、大変プライドも持っていました。

「深蒸し」の対語は「普通蒸し」だ、といって「浅蒸し」と言うのを嫌いました。

確かにそうですね。「浅蒸し」は「普通蒸し」よりさらに蒸しを少なくしたものを指すべきでしょうね。

事実、生すれすれの蒸し方をしたお茶もあります。
こういうのを「浅蒸し」と・・・

いま、「深蒸し」に対する言葉に「浅蒸し」が使われているのを、かの先輩が聞いたらなんというか。

「素人黙れ!」って言うでしょうね。口癖でした。

今じゃとてもこんなことは言えない。私だって・・・

古き良き時代だったかも・・・


・・・


コメント
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