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今朝は、丸芝製茶「熊芽(ゆうが)」というお茶を飲みました。
「普通蒸し煎茶」 すばらしい! 外観は鋼鉄のように光沢のある黒緑色。
力強い新鮮香! 久しぶりにこんなお茶を飲みました。
100g・1,000円(税別)。
春野町の「丸芝製茶」・・・秋限定商品らしいけど、ネットで頼むこともできます。お勧めです。
ところで、これは普通蒸し煎茶。
最近、「深蒸し」に飽きてきたせいか、少し蒸しを少なくした「浅蒸し」と書いたお茶が出始めました。
で、ふと思い出したのです。
かなり以前、大先輩に製茶の専門家がいました。
その頃の専門家は、知識と技量を兼ね備えていましたので、大変プライドも持っていました。
「深蒸し」の対語は「普通蒸し」だ、といって「浅蒸し」と言うのを嫌いました。
確かにそうですね。「浅蒸し」は「普通蒸し」よりさらに蒸しを少なくしたものを指すべきでしょうね。
事実、生すれすれの蒸し方をしたお茶もあります。
こういうのを「浅蒸し」と・・・
いま、「深蒸し」に対する言葉に「浅蒸し」が使われているのを、かの先輩が聞いたらなんというか。
「素人黙れ!」って言うでしょうね。口癖でした。
今じゃとてもこんなことは言えない。私だって・・・
古き良き時代だったかも・・・
・・・