市民ブロガーのジョンけけです。
甲府の新米ママたちに捧げるエッセイ書きました。
※エッセイについて詳しくはこちらをご覧ください。
ふりました。
なんでしょ?
降りました。
これならわかる。
神さまからの贈り物。
しろくて、しずかで。
ときたら、雨、じゃない。
雪です。
雪がそこらじゅうに筆をふるう、雪景色。
なにもかもを白く染め上げる職人技。
~一週間前はそりゃ美しかったんだけどねぇ~
神さまからの贈り物は、大概、刻一刻とその様相を変えていきます。
美人は三日で飽きる。
飽きられないためには変わるって手がある。
美しいものは常に新たな自分を自ら生み出す能力を持ってるのよ。
周囲にどう思われようと。
雪景色も然り。
だって、美しいんだもの。
だから、融けました。
水になってゆきました。
ちびちびと。
結果、まだら。
周囲にどう思われようと、まだら。
荒川河川敷のサイクリングロードの景色も、ほうら、この通り。
土手の道から川上は、もう、こんなにさっぱりしてました。
~ワンちゃん連れの皆さんも雪が融けて大助かりよね~
確かに、ワンちゃんたち、いらしてますね、ここいらに。
間違いありません。
さっき、踏んづけましたから。
アレ。
右足で。
ウン○。
雪解け水、ならぬ、雪解け泥水で洗いました。
ぱちゃぱちゃと。
その後、残っていた雪に靴底をこすりつけ、きれいさっぱり。
美しいものばかりに気を取られていると、とんだことになります
河川敷を歩くときは、
『下を向いて歩こう』
涙はこぼれっぱなしになりますし、夜空の星も数えられませんが、安心です。
~あんた、さっきから忙しそうねぇ。何者?~
そう聞きたそうに目前に舞い降りたのは、ハトさんでした。
「楽しそうに写真を撮ったり、悲しそうに靴底を洗ったり、驚いちゃうわね」
と、まさに、ハトが豆鉄砲的なお顔をしてました。だから、一枚。
パシャ!
写真に撮られるのを待ってくれていたかのように、ハトさんは飛び立ちました。
それを目で追いかけたら、丸っこい、白いモノが見えてきました。
~ちょっとボロッちくなっちゃったけど、それがなにか?~
かまくらでした。
融けていなければ、結構骨太で頑固にできていただろうと思われます。
実際に骨があったかどうかは別として。
誰がこしらえた
もしかして、宇宙人。
何のために
もしかして、宇宙基地甲府営業所。
正解は…知らない方がおもしろい。
そういうことにしておきましょ。
~ゆきぃがぁとけて、かわぁにぃなぁって…ビオラが咲きますっ~
雪が降るのは何のためなの?
どうして白いの?
どうしてふわりなの?
どうして積もるの?
思いのほか重いのはどうして?
せっかく降って、あんなに積もって、
すぐに消えてしまうのは、なぜなの?
まだら模様の河川敷で、小さな春が、消えて行く雪に問いかけていました。
ビオラです
まだ小さなその花に、重い雪を背負うことの意味はわからないかもしれません。
けれど、
意味はわからなくても、投げ出してはいけない、ということだけはわかっていたのです。
そうするたびに、大好きな春が近づいてくれることも、わかっているのです。
それこそが、自分らしさなのだとわかっているのです。
自分らしさは誇りです
外の世界にむかって胸を張れる何か。
その何かが生きる力を支えます。
何かとは何なのか、今はわからなくても、
やってきたものを投げ出さずに受けとめて、ただ進んでいけば、
わかる時がやってくるんです。
「あ!これか!!」って。
その瞬間に会いたくて、前に進む。
投げ出さなかった人だけが出会える、その瞬間。
胸のつかえがすっと下りるように。
頭の中の霧がぱっと晴れるように。
そうして、人は、いい顔になる。
いわゆる“美人”とは、別の観点ですけど。
そこで、今回の “さ”で始まる花は、
命名
『サイクリングロードを対岸からみつめるビオラなのら』 でした。
それでは、ここから、新米ママと赤ちゃんのエッセイ、“さ”の巻、始まりぃ!
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『“随筆”育母百科・アフリカゾウのさかさまつげ』
~“さ”の巻~
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◆さばをよむ=鯖をよむ。
‘若作り’とセットである場合が多い。
その昔、鯖は傷みやすさから手早く数えなければならなくて
数え間違いが多かった
そこから、いい加減に数えて得をすること、となり、
転じて、オトナの女性や男性が、年齢を若くごまかして
好感度をあげようとする行為のこと、となったのだ
こと子持ち女性にあっては・・・
母親=オバサン、の入り口に立った時の
ささやかな自己満足系リラクゼーション
ぴちぴちの独身時代への未練と、
目の前のイケイケOLたちへの闘争心が
バックボーンである。
独身加齢女性の場合は・・・
主に男性の前でサバをよむことになるが、
子持ち女性の場合は・・・
主に我が子のおともだちの前でこの行為に及ぶ。
ママの集まりでは・・・
我が子の年齢が上であればあるほど
母親としてのキャリアがモノを言い‘勝ち’となるのだが、
一般的には・・・
子どもがいようがいまいが女性としては
やはり若いほうがひたすら‘勝ち’という社会通念が存在する。
子ども社会も然り。
ママは若い方が喜ばれる。
ただし、サバをよむのも若作りも程度を知っておかないと、
本人は美魔女を気取ったつもりが
知らぬ間にバケモノ系に仲間入りしてしまっていることもあるので、
利害関係にない周囲の人々の目での確認は必須なのだ
母親は一日にして成らず。
でも、心配いりません。
ちゃんと育っていけますから。
子どもがちゃんと“お母さん”を育ててくれますから
(つづく)
◆◇◆甲府市内の子育て関連情報◆◇◆
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2013年2月9日(土)~2月10日(日)
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