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7年に一度の勝縁・甲斐善光寺の御開帳へ

2022-05-19 11:36:20 | 紹介

令和最初の御開帳


市民レポーター村上由実です。

 

現在開催中の「甲斐善光寺」御開帳へ行ってきました。

 

「甲斐善光寺」は、川中島合戦の際武田信玄公が長野県長野市にある「善光寺」の焼失を恐れ、ご本尊如来像や諸仏寺宝類を甲府に移して建立したお寺です。

通常は7年に一度行われている御開帳ですが、コロナ禍の影響で1年延期となっていました。

私も何度か訪れたことがありますが、御開帳の時期に来たのは初めてでした。

 

まず入り口にあるのが「山門」

創建当時のものは火災によって焼失されており、こちらは江戸時代に再建されたもので、国指定の重要文化財に指定され、両脇には仁王像が安置されています。

 

「山門」をくぐって進むと香炉があります。

少し見にくいですが、「武田菱」が刻まれているのが分かりますか。

私も好きな色のお線香を選び、たいてきました。

そしてその先にあるのが、「回向柱(えこうばしら)」です。

これは御開帳時のみに立てられるのだそう。

御開帳の間は、本尊を安置している厨子(ずし)の扉が開かれ、本尊右手の人差し指と「回向柱」が「善の綱」と呼ばれるひもで結ばれており、この柱に触れることで直接本尊に触れることと同じ御利益があるといわれています。

脇に置かれたアルコール消毒液でしっかり消毒をし、私も触れてきました。

その先にあるのが「金堂」です。

金堂は撞木造(しゅもくづくり)とよばれる形式で、高さ27メートル、奥行49メートルという日本有数の大きさの木造建築で、こちらも山門と同じく国指定の重要文化財に指定されています。

 

金堂からひものようなものが出ているのが分かりますか。

これが先ほど紹介した「回向柱」と結ばれている「善の綱」です。

 

金堂の天井には「日本一の鳴き龍」とよばれる巨大な龍が描かれています。

この部分のみ吊り天井となっており、廊下に立って手をたたくとその鳴き声を聞くことができます。

残念ながら撮影はできなかったので、もし行く機会があったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

また、金堂の左側にある宝物館には日本最古の彫像として知られる源頼朝像や源実朝像なども公開されています。

こちらも写真は撮れないので、ぜひ足を運んでみてください。

 

それから、実は大仏があるのをご存知でしょうか。

何度か訪れている甲斐善光寺ですが、今まで大仏があったことには気が付きませんでした。

新しい発見です。笑

また、御開帳の期間中は限定の特別記念朱印をいただくことができます。

キティちゃんが描かれたクリアファイルも配布していました。(こちらは無料)

これも記念になりますね。

甲府市民の私が「善光寺」といって真っ先に思い浮かぶのは、こちらの「甲斐善光寺」ですが、他にも以下の5つの善光寺で御開帳が行われています。

  • 長野県長野市の善光寺
  • 長野県飯田市の善光寺(元善光寺)
  • 愛知県稲沢市の善光寺(祖父江善光寺東海別院)
  • 岐阜県関市の善光寺(関善光寺)
  • 岐阜県岐阜市の善光寺(岐阜善光寺)

 

6つの善光寺を参拝するとご利益も6倍に?笑

甲斐善光寺を含む6つの善光寺での御開帳は、6月29日まで行われています。

訪れてみてはいかがでしょう。

 

【甲斐善光寺HP】

http://www.kai-zenkoji.or.jp/index.html

 

【六善光寺同時御開帳HP】

https://gokaicho.net/

 

【甲府市HP】

善光寺

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/bunkazai/003.html

7年に一度の勝縁・甲斐善光寺の御開帳

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/senior/kamejii/052.html

 


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