◆〜本と歩こう(40)~◆
こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。
今回は、広報こうふ11月号に掲載された「次世代甲府大使・小林健太郎さんインタビュー」番外編をお届けします★
インタビューの後日、月1回のマルシェ(第4日曜日)で小林健太郎さんのグッズを販売しているという、協力店舗「anlibアンリヴ」(甲府市貢川本町)さんを訪ねました。
こちらのお店では、健太郎さんをはじめ、障がい者アーティストの作品グッズや、福祉作業所による食器や手作りスイーツなどを取り扱っています。
私も健太郎さんのトートバッグ(S/1000円)と笛吹市のマフィンを購入。ピアノ柄がいいでしょう?マフィンも美味しかったです★★★
健太郎さんの作品はレンタルアートにも登録されています。
こちらは「anko(あんこ) アートプロジェクト」という、障がい者アートのレンタル事業の一環です。
企業や店舗への展示により、レンタル料の一部がアーティストに支払われることで、アーティスト自身のやりがいや社会参画へつなげようという取り組みです。
「アンリヴ」代表取締役の堀内麻実さんにお話を伺いました。
「ひと昔前に比べて、障がい者アートは社会的に知られるようになってきましたが、まだ一般家庭の日常には浸透していないように感じます。
障がいの有無にとらわれず、障がい者アートがもっと正当に認知・評価されるのはもちろん、その先にある彼らの選択肢を増やしていくことが目標です。
そのためにも、ここ(店舗)を一般の方々との交流の場として、アーティストの魅力や作品の可能性を発信していきたいと思っています。」
健太郎さんの作品がその先駆けとして、障がい者アートの未来を切り開いてくれるような予感がします。
これから健太郎さんのアートの世界がどのように進化していくのか。ますます注目しています★★★
~本と歩こう(40)~
『風にのってきたメリー・ポピンズ』 P.L.トラヴァース作 林 容吉訳 岩波少年文庫2030
※出版社の著作権に基づいて書影(単行本版)を使用しています
「だれだって、じぶんのおとぎの国があるんですよ!」(本文より)
今回は、小林健太郎さんのお気に入りの映画より、こちらの本を選書しました。
東風の吹く日に、桜町通りのバンクスさん家にやってきた、子どもたちの世話役メアリー・ポピンズ。
ちょっとこわくて厳しいメアリー・ポピンズ。でも彼女と過ごす毎日は、ふしぎなことがいっぱい。
ジェインやマイケルと一緒にワクワクしながら読んでほしい、英国ファンタジーの傑作です。
―取材へのご協力、ありがとうございました―