◆本と歩こう(47)◆
こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。
今回は4月12日(水)に行われた「武田二十四将騎馬行列」開催のご報告です♪
武田信玄公の命日であるこの日。今年は没後450年・4年ぶりの開催として行われました。
信玄公の御一行は10時30分頃に武田神社を出発。先頭は祭祀関係の方々だそうです。
一般公募によって選ばれた二十四将の皆様は、往路と復路で半数ずつ、徒歩と騎馬に分かれて練り歩きをされました。
フランス・ルーアン市出身の国際交流員ファニー・オランジュさんも、「赤備え」※として知られた山縣三郎右兵衛門尉昌景(やまがたさぶろうひょうえのじょうまさかげ)に扮して登場。笑顔で沿道の声援に応えます。
※赤備え(あかぞなえ):甲冑や旗幟を赤に統一していた部隊
そして、しんがりに山本勘助晴幸と信玄公のお姿が。「かんすけ~!」「お館様~!」と熱い声援が飛び交います。
行列の後ろからは、騎馬の落し物を片付ける方々の姿が。ありがとうございます。
よっちゃばれ広場に到着して、馬たちもひと休み。その間、お祓い等の儀式が執り行われました。
国際交流員ファニー・オランジュさんの勇姿❣ポージングもキマってますね❣
小休止の後、信玄公の御一行は武田神社へとお帰りになりました。
また来年もお会いできることを願っています★
ちなみに、甲府市武田の信玄ミュージアムでは、武田信玄公没後450年関連イベントが行われています。
詳しくはこちらのURLをご参照ください。
【甲府市HP】
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/rekishi_bunkazai/kofu-takedashirekishikan.html#shingen450
★本と歩こう(47)★
『新編武田二十四将正伝』
著者:平山 優
発行所:武田神社
初版:2009.11.3
※著者・発行所の許諾を得て書影を使用しています
今回は、武田二十四将について、もっと知りたい方におすすめの一冊を紹介します。
大河ドラマの時代考証でもおなじみの歴史学者・平山優氏が、少年時代からの念願でもあった、二十四将の逸話や功績をまとめた本です。
「身分や境遇などには一切顧慮せず、才能さえあればどんどん登用していた」(本文より)という武田信玄。
その信玄と勝頼を支えた人々の総称が「武田二十四将」とされていますが。実はこのメンバーは、同時代に活躍していたわけではなく、メンバー編成も様々だったそうで。
「そこから?」と楽しめるこちらの本は、武田神社にて購入可能です(1300円)。
みなさんも、お気に入りの武将のエピソードを見つけてみませんか?
―取材へのご協力、ありがとうございました―