◆〜霊亀山(れいきざん)永泰寺(えいたいじ)〜◆
こんにちは。市民レポーターの “クッツー” こと沓間 聖です。
私の地域・歴史探訪 ~信玄公没後450年~ ―文化・芸術の秋 探訪のススメ―
『甲府三ケ寺特別公開』と題して、武田氏を中心に甲府の歴史に関わりのある三つのお寺が所蔵する文化財などが特別に公開されました
私が取材したお寺は、甲府市古関町にある『霊亀山永泰寺』
本堂に入ると、5枚の掛け軸がならんでいました。室町時代の掛け軸もあり、お寺の宝です
続いて、ご本尊の木造釈迦如来立像。異国を思わせる流れるような衣のラインがすてきな仏像でした。現在は、4月8日のみ、御開帳しているそうですが、数十年前は12年に一度だったとか…唇の赤色もくっきり残っていました。京都の清凉寺の釈迦如来を模した仏像だそうです
こちらは、ご本尊を安置している釈迦堂。4月8日には、お釈迦様に甘茶をかけることもできるそうです
永泰寺は、庫裏、本堂、釈迦堂とありますが、一番古い建物は、庫裏。天井の梁が太くてびっくり。宮大工さんが技術の高さに感心したそうです。
甲府市教育委員会歴史文化財課の方々が、掛け軸についても仏像についても丁寧に説明してくださいました。地名の由来となった「九一色」についても…。4月8日のお花まつりの時にも、訪ねてみたいなあと思いました。
永泰寺から釈迦が岳が見えます。この釈迦が岳のお堂にあった釈迦如来立像を大雨が降った時、大きな亀が現れて背負ってこの寺に持ってきたという言い伝えがあるそうです
おまけ
永泰寺の近くに国の登録有形文化財の旧上九一色郵便局があります。こちらも甲府市教育員会歴史文化財課の方に教えていただきました