◆〜本と歩こう(36)~◆
こんにちは。市民レポーターの 杉浦玲子 (すぎうら れいこ)です。
今回は、5月28日(土)に総合市民会館2階講義室2(結城公民館)にて行われた市民緑化教室のご報告です★
甲府市では、「緑と花と太陽のあふれるまちづくり」をスローガンに、緑豊かな都市づくりをめざして、市民緑化教室を年に5回開催しています。
第1回の講師は、ガーデナー・ガーデンデザイナーの今村尚人(いまむら なおと)さん。造園会社の代表取締役として、県内外の庭づくりやアドバイザーとしてご活躍中です。
★講師の今村尚人さん★
はじめに「今日では、「ハーブ」という言葉は「暮らしに役立つ香りのある植物」を総称する言葉として使われています。」と今村さん。
もともと、ハーブとして利用されてきた植物は、厳しい自然環境でも育つ植物なので、丈夫で育てるのも簡単だそう。でも日本の高温多湿の夏は苦手な種類もあるので、栽培や環境などを工夫しましょう、というのが講座のテーマでした。
たとえば同じ「庭」(ベランダ)でも、場所によって日あたりの強さや長さも違ってきます。
「そのハーブが生育しやすい環境づくりと適した手入れが大切。育てる場所の状況と、ハーブの特性を確認してみましょう。」と、今村さんがアドバイス。
市販の土の外袋を見本に、成分の見方の説明もあり、参加者のみなさんも熱心に耳を傾けていました。
休憩時間に、参加者のみなさんはハーブの実物に触れて。講座終了時に、今村さんから一人一苗、希望のハーブをプレゼントされました。それぞれのお家で元気に育ってくれますように★彡
今回の講座アンケートでは、「庭づくりを始めたばかりで、ハーブについて広く知りたいと思って参加しました。」「土の説明がわかりやすかった。」などの感想が寄せられました。
令和4年度「市民緑化教室」は、年5回開催予定です。(5月・6月終了、9月・10月・11月予定)
毎回のテーマと講師は変わりますので、興味のある方は広報こうふの「募集・イベント」欄を要チェック★または、公園緑地課(☎055-223-6101)までお問合せください。
~本と歩こう(36)~
『愛蔵版 みどりのゆび』
モーリス・ドリュオン作 ジャクリーヌ・デュエーム絵 安東次男訳 2009年
※出版社の著作権に基づいて書影を使用しています
チトという小さな男の子は、あらゆる植物を育てるふしぎな「みどりのおやゆび」をもっていました。
チトのゆびは、刑務所や貧乏な人の町に花を咲かせます。そして、おとうさんの工場の「製品」にも。
平和をテーマにした児童文学の名作。愛蔵版はカラー挿絵も豊富です。
今こそ、一人でも多くの人に手に取ってほしい一冊です。
―取材へのご協力、ありがとうございました―