カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

唐突なことになると、考えがまとまらない   ほつれる

2024-11-12 | 映画

ほつれる/加藤拓也監督

 結婚はしているが、友人の友人という男性と気が合うようになり(彼も既婚者)頻繁に会うようになる。おそらく不倫関係なのだろう。ともかく彼とはお互いに気が合う関係で、また会う約束をするが、別れたすぐ後に事故に遭って、その彼氏はあっさり死んでしまう。救急車をとっさに呼ぶのだが、自分との関係を気にして、電話は切ってしまう。激しいショックと心残りがあり、さらに夫との会話もよく聞いてない状態になり、日を置いて、死んだ彼氏の墓参りに友人といく。しかしその日は、夫と新居を見に行く約束をしていたのを忘れていたのだった……。
 状況は分かりやすいが、なんとなく行動がちぐはぐで、いったい本当に何をしたいのか分からない。夫との関係に不満があるのだが、しかし彼氏との恋愛は本物だったのだろうか。不倫だから付き合っていたようなふしもあって、相手もおそらくそんな感じだったのかもしれない。墓参りに行った際、彼氏の父親もそこにいて、後になんとなく関係も分かってしまう。そういう事にはガードが甘い。だから結局彼の妻とも会うことになる。それだからどうだという話でもなくて、最終的には夫との対話次第ということなのだろうか。
 そうやって観ているうちに、あれ、ッと思ったら終わっていた。短い映画は大歓迎だけど、まあ、説明的にはあっけないのである。夫婦間の不満の映画だったともいえるし、不幸な男女のすれ違いだともいえる。夫との会話は終始不快感があるし、不倫を疑っている夫が嫌なことを言うのは当たり前である。しかし逆切れして嘘をつく。当たり散らす相手が違うのではあるまいか。まあ、そういうものかもしれないけれど……。
 教訓として、交通事故は気を付けましょう、という映画ではない。しかし、そういう唐突感から取り残されてしまうと、結果的にそういう喪失感も、このような漠然としたものになってしまうのだろうか。事故の場面には居たわけで、この初期行動からすでに、僕には違和感があったとしか言いようがない。ふつうはやっぱり駆け寄って、状況をもっと確認するのではあるまいか。ヤバいから逃げたのなら、やっぱりその後も逃げ続けるのではないか。
 もちろん、それも見方次第だろう。ちょっと不思議な雰囲気もあるので、そういうものを楽しむ物語だったのかもしれない。
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あんがい毎年歩いてる道

2024-11-12 | 散歩

 昨夜も飲んだのはこの辺りのはずだけど、夜が明けるとちょっとどこだったか怪しくなるんですよね。


 この飲み屋街は通学路にもなっていて、僕が朝散歩していた時間帯だと、中学生や高校生がたくさん通ります。そういうコントラストも面白いところですね。


 しかしながらこういう通りには、大人にならなければ目的をもって通らないわけですが……。まあ、若い頃からなじみになっている連中に、明るい未来なんてなさそうですけどね。社会勉強として見学するにはいいかもしれませんが……。


 そんな感じではあるんですが、僕も用事がありますのでずんずん先を抜けていきます。


 川向うに何か見えるな。


 住吉神社でありました。


 その裏に西応寺。


 そうしてこの川沿いの道を行くわけです。途中で気づいたんですが、今年の冬にもこの道歩いてますね。結局自由に歩いているようでいて、好きな道ってのは同じようなことになるのかもしれません。


 歩く専門で車なんかは通りなさんな、ってことでしょう。


 ほんとは用事なんてないのだけど、せっかくだから打ち合わせしようという事で会場に向かってるんで、ある意味時間つぶしもかねて散歩している訳です。だから時間調整で、会場のそばをグルグル歩いているという事なのです。


 見えているあそこの何階かが会場で、あとはそこで研修があるわけです。長崎では再来年めぐってくるのです。だから、それに備えてしっかり勉強しておく、という事であります。建前上は。


 信号わたるの面倒なんで、お向かいの施設から渡り廊下を渡って会場入りいたしました。もちろん時間厳守であります。


 これは昼ご飯のお弁当。昼は別のところに食べに行こうという話だったのですが、主催者側が僕らにも準備してくださったようです。ありがとうございました。さらにこれ、お仲間の施設が作ったものですよ。美味しかったであります。ごちそうさま。


 分科会会場の廊下の窓から見える風景。


 ふつうは結婚式場で使われているようですね。この眺めからお幸せなスタートを切る人が多いわけですね。


 いや、実に素晴らしいのではないでしょうか。僕も頑張らねば。


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