カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

鯨として滅びる   ザ・ホエール

2024-11-22 | 映画

ザ・ホエール/ダーレン・アロノフスキー監督

 極度の肥満症のため歩行器などを使ってしか移動ができない体になってしまった男いて、しかし東洋系の看護婦が世話をしてくれたりして、なかなかにモテる様子だ(この人は、元恋人の妹だったのだそうだ。なるほど)。ウェブで文章指導の講師をしていて、糊口をしのいでいる。男には何か問題があって引きこもりに至った訳だが、ある日疎遠になっていた娘が訪ねてきて、一方的に罵倒されるなどするが、その関係を修復しようと努力するものの、肥満のために病状が悪化しており、残りの寿命が短くなってもいるのだった。
 非常に評価の高い作品なのだが、結論を先にいうと、まあ、実際はたいしたことのない愚作である。それらしい雰囲気を持っていることと、実際の肥満男を演じている俳優の社会問題などが絡んでいて、それを周りの人間が持ち上げたために作品自体を見誤ってしまう結果になったのだろう。まじめに映画を観る目があれば、どうってことのない甘えた作品なのである。アメリカは病んでいる、とは言えることかもしれないが。
 さらに、それでも努力はしていて、精神的な痛手があるがために、うまく行かずに食べ続けなければならない、ということになっている。特殊メイクがあるのだろうと思われるが、病的に太りすぎているので、本当にその姿が痛ましい。それは映画的な狙いだが、同時にそれが見にくいがために見誤ることも想定しているわけだ。そうして家族は実際にこの男のことを理解していない。彼は滅びの道を歩む以外に方法を持たないのだ。
 要するにそういうところが甘えだと思うが、病気なら仕方がないということになるのだろうか。僕には元奥さんが悪いようにしか見えないが、現実には俳優にはセクハラが悪いということのようだ。それは後にネットで知ったことだが、だからそういうのは映画的には、少し関係のない話である。残念だがアメリカのゴシップを肌で知っていないことには、この素晴らしさには到達できないのかもしれない。
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いせや、もありました

2024-11-22 | 散歩










 この公園は、結構映画やドラマの舞台にもなってまして、なんとなく見覚えのあるところが結構あるんですよね。まあ、勘違いもあるかもしれませんが。


 まちの規模もあるんでしょうし、さらに朝の時間だからというのもあるのだろうけど、街中、もしくは住宅地のあるところの公園としては、ずば抜けて自然感の高いところなんじゃないでしょうか。けっこう広いですしね。


 弁財天、大盛寺。


 なかなか美しい寺ですね。


 お金を洗う事も出来ます。僕は現金派ではないので、関係ないんですけどね。でもまあ、今後はお金に困らない生き方ができますように。煩悩消す方が最初かもしれませんけれど。


 通勤の人々は駅方面へ。僕は、違う方面へ。


 いやいや、ほんとに静かなところですよ。遠くに喧騒は聞こえはするものの、別世界でしょう。


 そんでまあ、お約束の場所かもしれません。


 遠くに立ってる人がいる。


 ラピュタのロボット兵ですね。


 別段これが目的で来たわけではなくて、予約ないと入れないところだとは分かっている訳で、そういえば、というので足を延ばしました。
 公園の一部にはなってますが、駐車場もあるし、そういう感じで来るところなんでしょうね。宮崎駿も、僕の青春の一部です。この人も変な人かもしれないけど、カリオストロとかラピュタとか、本当に繰り返し見た映画です。十代の僕は、間違いなく宮崎駿の影響を受けているはずなのです。その後爆発的にブレークして、ちょっと戸惑いましたけどね。


 だだっ広いグラウンドなんかもあるんです。


 木材のチップも、おそらく何かの再利用にしてるんでしょうね。僕もチップは二十代のころにやってまして、こういうのは懐かしい感じですね。僕がやっていたのは事業としては失敗したクチですが、今は時代も違う訳で、まあ、頑張ってください。


 あっちは動物の何とかだな。


 僕は散歩は好きなんですけど、おなかの具合もあるわけで、時限的にもう帰らなければ。


 あ、高田渡の常連の(今はきれいになってるけど)「いせや」ではないですか!   僕らにとっては聖地だけど、何しろ朝なんで、見るだけですね。いつかは立ち寄らねば。


 駅前に出てきて、あえて地図を見ない旅も終わりかな。


 ホテルの前のオブジェ。いったい何をしたいんだか……。






 そんで、移動したのは新宿であります。


 工事中が多くて、方角間違えちゃったよ。でもまあ、だいたいの感じは分かるので、修正修正。


 昼間の飲兵衛の聖地。夜もだけど。


 一回だけだけど、友達と飲んだことあるんだよね。酔っ払いのおっさんと僕が話をし出して、友人は不機嫌になって……、なんてことがあったな。まあ、そういう場所という事で、人々が飲み込まれていくのでありました。


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