kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

コンビニ本部ばかりが攻撃されるのもどうか

2009-06-25 14:14:20 | 日記
自分でいろいろ仕入れたりするとすぐわかるのだが(もちろんモノを売るほうがいろいろ大変なことも多いとは思うが)、あれはあれでナカナカ大変な仕事なのだ。多くの業者から仕入れると荷受やら管理やらひどいことになってくる。とにかく3500品目はあるとか言われるコンビニを支えるシステムには大したもので、とりあえずは長時間労働が強いられる云々はともかく一人で店舗を運営できるのだから、まあその商流物流の仕組みを作り上げてきたコンビニ本部は相応の見返りがあってしかるべきとは思う。

それはともかくとして、自由に価格が設定できるとコンビニ間の価格競争が始まってしまう的なコメントをする評論家の類いがいたが、コンビニなんて近いからとか単に移動中に目に付いた所で買い物をするという存在なので、想定した価格より安かったりするとラッキーと思う程度だ。

Kindleの話題もいいが、あの年間3900円は不当廉売行為じゃね?

2009-06-25 13:52:15 | 日記
私はさしてアマゾニアンとは言えず、洋書を為替レートそのままに手に入れることを可能にしたアマゾンには感謝もしているが、それにしても年間3900円で当日便使い放題+文庫1冊でも送料無料というのは、不当廉売行為としか思えない。まあおそらく宅配便業者が馬鹿げた低料金(おそらく無料に近い)で請け負っているとしか考えられない。調子のよい会社にくっついて行けばおいしい話があるというのは高度経済成長期の発想のようにも思うが、忘れられない人達がいるのだろうな。

それはともかくとして、TIME June29-July6, 2009でアマゾンに関する記事(PUBLISHING Big River)が出ていたが、Kindle editionの本(?)は1冊(?)9.99ドルで売る事業を進めていて、それは今のところ損失を生んでいるが、そうではなくなるかもよ的内容だった。

そこで気になったのは
Here's an interesting factoid: last year, for the first time in history, more books were self-published in the U.S. than were published regular way.
ほんとなのか、それ?


セブンイレブンに排除命令

2009-06-24 09:03:40 | 日記
 不景気のおかげでこれまで何とかごまかしてきた問題が表面化するのは良い面もあろう。死活問題が発生しているときに”長期的には利益が損なわれる”と主張したところで意味はない。ケインズのいうところの"In the long-term, we are all dead men."というやつだ。うろ覚えだが。

 優越的地位の乱用(濫用?)ということに関してセブンイレブン本部は、フランチャイザーとフランチャイジーは対等的なことを述べていたが、”対等”とは、例えば会社と従業員の関係で言えば”1分でも遅刻なら1分でも残業”というようなことだろう。実際の世の中にはこんな対等な関係にはなっていない。

 日経流通新聞(2009年6月24日)で小売業の1位から500位までのランキングが発表されているが、セブン&アイ・ホールディングスは首位である。首位の会社が弱いものいじめで儲けていることを許容される時代ではないということなんだろう。





法人はナカナカ潰れない

2009-06-23 12:53:14 | 日記
TIME June29-July6, 2009

After The Bubbleという記事では、ある山一證券の営業の人の話があった。山一破綻の少し前に退職し7600万円のアパートを購入して苦労したとのことだ。うち5900万円が借り入れとあるから、おそらく退職金を全部投入し、残る資産は会社の株券だったのだろう。記事ではそこまで細かいことは分からない。最近の報道での住宅ローン返済に行き詰った人達と同様に思うことだが、どういう計算で返済をするつもりだったのか疑問はつきない。

それはともかく、山一證券はバブル崩壊でもうとっくにおかしくなっていたにもかかわらず、なお延命を続けていたわけで、法人というのは、とにかくしぶといと思うのだ。最近の倒産の多くも長年に渡ってだましだまし運営してきた会社が遂にどうにもならなくなったという話が多い。まあ米国の自動車会社よろしく石油危機から35年以上を経てついに破綻という例もあるわけだし、たぶん国家そのものも、そういう綱渡りのあげく、戦争になったり崩壊にいたったりするのだろう。

何日か前に「あれ どうなった?」というテレビ番組でも山一證券について取り上げていて、元従業員の人達が取材されていたが、結局のところ「いい経験になった」「人生の転機になった」的な話だった。ふつう定年退職寸前の人達がどうなったかを期待するのが視聴者というものだが、おそらく放送に耐えうるような内容にはならなかっただろうな。



電子辞書どうなった?

2009-06-22 01:26:42 | 日記
紙の辞書→ソニーの電子ブックときて、相当むかしに購入したセイコーのSR-T7000を使用してきた。
朝日新聞(2009年6月21日)に「電子辞書 使い道拡大」という記事があり、電子辞書の競争が激化しているとのことなので、きっと今の電子辞書は相当に良くなっているに違いないと考え、いろいろ見てまわることにした。

これまで使ってきた機種にはブリタニカやマイペディアといった百科事典が入っていなかったので、そのあたりを重視してみたのだが、いまの電子辞書は基本的に図体が大きい点が気になる。いまのやつは丁度モレスキンのノートとほぼ同じ外寸であり、電池収納部分のみ若干厚いだけだ。ところが最新の普及モデルはA6ノートみたいな大きさがある。
それと、いろいろパワーアップしているから電池持続時間が大幅に短くなっているのは目をつぶるとしても、電子ブック版の広辞苑等では使えたテキストの全文検索という機能が最新機種ではさすがに実現されているだろうと考えていたのだが、需要がないためなのか、その機能はないようだ。
そう考えると、どうしても読み方が皆目見当もつかない漢字もそうそう無いのでペン入力は必要ないし、一番使う分野である英語についても、E-DICみたいなやつが実装されていれば助かるのだが、そこまでのパワーを求めるとやはりセイコーの上位モデルになってきてしまう。
百科事典をあきらめ、英語モデルでコンパクトなやつを検討することにしよう。


電子辞書については、同じ朝日新聞に教育関連の投書として2つとりあげられていた。
ひとつは「電子辞書は必須?」というタイトル。もうひとつは「辞書ひく苦労して」というものだ。
どうやら分かったのは、公立中学高校とも、電子辞書を持っていること前提のような授業になっているらしいことだ。
だが、全然使いこなさなければならないような激烈な語彙を必要とする場面もないだろうから、基本操作もままならないようだ。
高い電子辞書を持っているのが当然という風潮に納得がいかないというような投書なのであるが、別に高校生程度が使うに十分なモデルなら量販店で1万円前後のもので良いはずで、各種辞書を新規に購入するよりかなり安くつくはず。いかなる意味で高いと言っているのかは不明だ。若干高価な機種なら中等教育のみならず高等教育でも使えるはずであるし、学習レベルごとに何冊も辞書を購入しなおした経験から言えば、断然安いと思う。
それに私はいろいろな文章を書き写したりして単語を覚えてきたと考えているので、特に紙の辞書だからよいとは思わない。確かに紙の辞書ならラインマーカーを使ったり、当該単語が掲載されているページの周辺も視野に入るため幾分学習に資する部分がないとは思わないが、それよりすぐにジャンプ機能で英英辞典の説明やシソーラスを使える電子辞書を使ったほうがはるかに良いと考える。そして、いつでも携行して運用できることが最大の威力なのは言うまでも無い。
みんながよく辞書を使うようになれば、正確なコミュニケーションに苦労しなくなってくるのではないだろうか。