Wikipedia保命酒を参照。
保命酒は大坂の医師中村吉兵衛が考案した薬用酒で、万治2年(1659年)に備後の国、鞆で製造を始め、
代々中村家が独占的に製造・販売を行っていた。明治時代になると複数の業者が類似の酒を製造し保命酒
として販売し始め、現在は4社が製造を行っている。中村家の保命酒は製造法を門外不出としたまま、明治
時代に廃業したことなどから、近年まで正確な成分は不明となっていたが、2006年に中村家の古文書から、
保命酒の製法についての記述が見つかり、地黄、当帰、など13種類の生薬が用いられていたことが明らかに
なった。このため、保命酒の正式名称とされる「十六味地黄保命酒」はこれに醸造成分の焼酎、もち米、麹を加
えて16味としていたことになる。
現在の保命酒は各社とも16種類の生薬が使用されているが、前述のように江戸時代の保命酒は13種類の生
薬であるため、16味=16種という誤った解釈から成立したものである。使用される生薬は、製造元によりやや
異なり、中村家の保命酒で用いられていた梅花、いばらの花は使用されていない。製造法は味醂(みりん)の工
程を基本として、もち米、米麹、焼酎を加味し生薬を原酒に浸して造られる。
PENTAX K-5 ” 雅 ”+smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 ED AL[IF] DC WRで撮影。