広島県北広島町豊平(とよひら)の志路原(しじはら)で5月20日、昔ながらの「原東(はらひがし)大花田植」が開催
された。 花・くら・幟などを美しく纏った「飾り牛」4頭が代かきを披露。 ついで、ささら竹を持った「さんばい」の指揮
による大太鼓・小太鼓・手打ちかね・笛等の一斎の「囃し」をバックに、かすりの着物に手っ甲・脚絆の早乙女が田植
歌を唄いながら早苗を手際よく植えていった。
6月3日開催される、ユネスコ文化遺産に、昨年11月登録された「壬生(みぶ)の花田植」で、北広島町花田植の最
後をかざることになる。 町内の3つの保存団体(「新庄(しんじょう)のはやし田」、本日行われた「原東大花田植」、
「壬生の花田植」)によって繰り広げられる伝統的なこの田楽が終わると、この地方はやがて梅雨の季節を迎える。
PENTAX K5 ”雅”+ Sigma 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM で撮影した。