厳島神社本社、火焼前(ひたさき)より88間の海面にそびえる朱塗りの大鳥居は、奈良の大仏とほぼ同じ高さの16m、
重量は約60t。主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木で作られており、8代目にあたる。現在の鳥居を建立する
にあたっては、巨木探しに20年近い歳月を要した。また根元は海底に埋められているわけではなく、松材の杭を打って
地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫によって鳥居の重みだけで立っている。
PENTAX K-5 ”雅” + smc PENTAX-DA☆ 60-250mm F4 ED [IF] SDMで撮影。