平安時代、貴族たちは 池や河に船を浮かべて管弦の遊びをしていた。 管絃祭はそれが海上渡御となったともので、
平清盛が信仰する厳島神社に移し、神事として行うようになったと言われている。管弦祭は、大阪天満の天神祭、松江
のホーランエンヤと共に 日本三大船神事のひとつ。
元禄十四年(1701)の暴風雨をきっかけに 厳島神社の管弦船を曳航することとなった阿賀町漕船は、現在、呉市阿
賀漁協がその役目を引き受けている。阿賀町回漕船の先頭で、采振りをするかわいい男の子たちは、4~8歳、就学前
の子どもたちがおおいいそうだ。 夜になりだんだん疲れてくると眠くなり、それでも一生懸命に采振りする姿は健気
・・・・。管弦船を曳航する船の先頭に位置し、夜どうし漕ぎ手の息をそろえる役割を、全うしようとする采ぶり役の
健気なすがたに感動する。2016.07.20に写した。
PENTAX K-3 ”雅(みやび)” + Pentax smc-DA 18-270mm F3.5-6.3 ED SDM で撮影した。