ちょうせんデジカメ

PENTAXで撮った写真を載せた写真ブログです。毎日更新が目標ですが・・・・?

温井ダムの紅葉

2009-11-17 | Sigma 24-70mm F2.8
温井(ぬくい)ダムは1974年着工、2001年竣工した洪水調節、河川環境の保全、水道用水の供給、
発電をおこなう特定多目的ダム。温井ダムは、ダムサイトの地形・地質の条件からアーチ式ダムで設計
され、薄い曲線の、丁度お椀を縦に切ったような形をしている。西日本では一番高いダムで、全国でもア
ーチ式としては富山県の黒部ダムに次いで二番目の高さ(156m)となっている。(11月9日撮影)

※温井ダムによって形成された人造湖を「龍姫湖」と呼んでいる。ダム完成によって沈んだ「江の渕」に
は娘に化けた龍が住んでいるとの伝説が有り、名前の由来となった。

 昔、温井のある家に美しく、優しい娘が女中として働いていました。この家の主人は働き者の娘をたい
そう気に入りましたが、ひとつ気になる事がありました。娘は夜更けに外へ出かけて行き必ず草履を濡
らして帰って来るのです。
 毎夜続く娘の不可解な行動が気になって仕方ない主人はある夜、娘の後をつけて行くと、娘は江の渕
で足を止めました。 何をするのか!?主人は木陰から様子を窺います。娘は服を脱ぎ渕で水浴びをしよう
としていました。
 娘の美しい姿に見とれるあまり主人は足を滑らせ、その物音で気付かれてしまいます。主人は隠れる
のを止め、娘の名前を呼びました。すると娘は寂しそうに微笑み、水に飛び込みました。慌てて駆け寄る
主人ですが、そこには娘の姿は無く、渕の中へ消えていく一匹の大蛇でした。

 最初に記述したように、残念ながら江の渕はダムの底へ沈んでいます。しかし伝説は忘れられることな
く、地域の方々によってしっかりと伝えられていました。














PENTAX K-7 + Sigma 24-70mm F2.8 EX DG MACRO で撮影。 

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5 コメント

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Unknown (kotarou-titi)
2009-11-17 18:34:40
ariawaseさん、今晩は。
この時点では、紅葉まっ盛りでしたが、いまは散り始めているでしょう。放水口の放水菅は2mもの大きさですが、これで見ると随分小さく見えるでしょう。



hirosaki-aさん、今晩は。
広島県は山ばかりの県で、平野部が少ない県です。中国山地に行けばダムばかりのように思えるほど多いです。したがってよほどの渇水期でも取水制限がかかることはないですから、いいところもありますね。



baraさん、今晩は。
物語としては、悲恋ということになるのでしょうが、その辺りの詳しい言い伝えはないようです。主人はその後、なにも仕事が手に着かずぼんやりと過ごしたことでしょう。一方のむすめさんは、淵の中でさびしく暮らしていることと思います。推測に過ぎませんけどね・・・・。



kazuyoo60さん、今晩は。
仰るとおりそうした伝説は各地に残っていますね。アーチ式としては、黒部ダムに次いで二番目だそうです。156mは高いですよ。最高位力見下げて写真を撮るのには勇気がいりますね。
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Unknown (kazuyoo60)
2009-11-17 10:51:59
同じような龍神?伝説は、あちこちにありますね。人がいかに水を大切に思っていたかの表れだと思います。2番目に大きなダムですか。拝見するだけで足がすくみます。
錦の木々、素晴らしい眺めです。
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まあぁ、龍姫さまのお話なぜかbaraには親しみやすくかんじられます (bara)
2009-11-17 08:17:07
その後、ご主人さんはどうなったのでしょうね。龍姫さまは、この湖のなかでいまもお暮らしなのでしょうね。
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Unknown (hirosaki-a)
2009-11-17 07:59:40
広島県には、ダムが多いようですね。温井ダムの龍姫湖も美しいダムのようですね。まわりの紅葉も一段ときれいです。あちこち行かれて、行動範囲が広いですね。
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龍姫湖伝説、興味深く読みました (ariawase)
2009-11-17 05:30:19
紅葉のピークはもう過ぎたのでしょうね。人造湖とはいえ素晴らしい警官です。放流口のものすごさに驚いています。
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