廿日市市「おおの自然観察の森」で、ハート形の葉が特徴のベニマンサクが見頃を迎えている。10月いっぱい、
場所によっては11月初旬まで楽しめそうだ。 一帯は3千本以上のベニマンサクが自生する中国地方随一の群生
地だ。今月に入り、緑色の葉から黄、つぎに赤へと色を変えて紅葉している。
本種は、マンサク科に属する落葉低木で、別名マルバノキともいう。中部地方と滋賀・高知・広島県の一部とに
飛び離れて不連続分布する興味深い植物である。高さは1~3メートル、葉は円い心臓形で全緑、マメ科のハナズ
オウの葉にそっくりである。晩秋、深紅(しんく)色に色づいて美しい。
2020.10.20日に撮影した。
Pentax K3 ”雅”+Pentax DA10-17mm F3.5-4.5 ED 【IF】で撮影した。