そしてこれが『殺生石』!!……ってどの石ですか?(謎)↑
殺生石の由来…かなし有名な伝説ですが――
――昔々、白面金毛九尾の、頗る強力な魔力を持った悪狐が居ったと。
インドや中国等で悪行三昧の限りを尽くした後、今度は日本を標的に見据えやって来たそうな。
日本で『玉藻の前』と言う美しい女官に化け、鳥羽院に仕えて国を滅ぼす機を虎視眈々と狙って居ったが、占師の阿部泰成に正体見破られ、那須野ヶ原迄逃げて来たと。
そこで三浦介を将軍に立てた八万余の朝廷軍に追い詰められ、神から授かった鏑矢で射ると、流石の性悪狐も忽ち大きな石と成り果てた。
しかし石と変って尚猛毒を振り撒き、近隣の鳥獣人を殺める力は一向に治まらず。
これを伝え聞いた泉渓寺の源翁和尚が石に向い大乗経をあげ続けると、石は三つに分れて飛び散り、1つは此処に残ったそうな。(残り2つは何処へ~?)
人々はこれを恐れて『殺生石』と名付けたと。
…とまぁこんな由来。
『うしおととら』ファンとしては、『白面の者ォォォ!!!』なぞと叫びたくなりますな。(笑)
昔は白煙上げてまして…今でも時折上がるとか上がらないとか…。
風の少ない日なんかは、今でもガスに気を付けて下さい言われる。
確かに此処等付近は物凄い硫黄臭がします。
湯本の町まで届く程強烈な匂い…正に飛ぶ鳥落とす勢いで御座います。(笑)
ちなみに白面…もとい九尾の狐は、『新那須』の『喰初寺』境内で祀られている。
悪狐も今ではすっかり那須のマスコットキャラ化、時代じゃの~。
ゴロゴロと石の転がる荒涼とした『殺生石』園地。
あの世を想起させるそこには、↑『千体地蔵』なるものが建立されている。
周囲には誰がしたのか石が積まれてたり……1つ積んでは父の為~、2つ積んでは母の為~。
……怪談の背景に使うと好い感じですな。(笑)
↑下から見上げてみた。
紅葉の名所でも有り、その時季に来れば結構綺麗。(那須全体が紅葉の名所です。)
…しかし此処はむしろ美しくないからこそ趣き深い場所かと。
高地に在るので、朝なんか霧で煙ってる。
気分は『あなたの知らない世界』。
【続】
殺生石の由来…かなし有名な伝説ですが――
――昔々、白面金毛九尾の、頗る強力な魔力を持った悪狐が居ったと。
インドや中国等で悪行三昧の限りを尽くした後、今度は日本を標的に見据えやって来たそうな。
日本で『玉藻の前』と言う美しい女官に化け、鳥羽院に仕えて国を滅ぼす機を虎視眈々と狙って居ったが、占師の阿部泰成に正体見破られ、那須野ヶ原迄逃げて来たと。
そこで三浦介を将軍に立てた八万余の朝廷軍に追い詰められ、神から授かった鏑矢で射ると、流石の性悪狐も忽ち大きな石と成り果てた。
しかし石と変って尚猛毒を振り撒き、近隣の鳥獣人を殺める力は一向に治まらず。
これを伝え聞いた泉渓寺の源翁和尚が石に向い大乗経をあげ続けると、石は三つに分れて飛び散り、1つは此処に残ったそうな。(残り2つは何処へ~?)
人々はこれを恐れて『殺生石』と名付けたと。
…とまぁこんな由来。
『うしおととら』ファンとしては、『白面の者ォォォ!!!』なぞと叫びたくなりますな。(笑)
昔は白煙上げてまして…今でも時折上がるとか上がらないとか…。
風の少ない日なんかは、今でもガスに気を付けて下さい言われる。
確かに此処等付近は物凄い硫黄臭がします。
湯本の町まで届く程強烈な匂い…正に飛ぶ鳥落とす勢いで御座います。(笑)
ちなみに白面…もとい九尾の狐は、『新那須』の『喰初寺』境内で祀られている。
悪狐も今ではすっかり那須のマスコットキャラ化、時代じゃの~。
ゴロゴロと石の転がる荒涼とした『殺生石』園地。
あの世を想起させるそこには、↑『千体地蔵』なるものが建立されている。
周囲には誰がしたのか石が積まれてたり……1つ積んでは父の為~、2つ積んでは母の為~。
……怪談の背景に使うと好い感じですな。(笑)
↑下から見上げてみた。
紅葉の名所でも有り、その時季に来れば結構綺麗。(那須全体が紅葉の名所です。)
…しかし此処はむしろ美しくないからこそ趣き深い場所かと。
高地に在るので、朝なんか霧で煙ってる。
気分は『あなたの知らない世界』。
【続】
ちなみに「源翁和尚」は「玄翁和尚」とも書き、和尚が手にしていた金槌をそれ以来「玄翁(玄能とも書く・・・当て字ですけど)」と言うようになったとか。
ちなみに、能の「殺生石」では、源翁和尚が香を焚き念仏を唱えて石を供養すると、中から悪霊が現れて「もう悪いことはしない」って去っていくのですよね。ある意味こちらの方が後味が良いと言われることがありますが、私はどちらかと言うと命をかけて石を砕く源翁和尚の方が好きだなぁ・・・・・・。
(長々と申し訳ありません。知っていることはみんな書きたい悪い癖ですね。)
流石です!
勉強になりましたv
何つうか…アジア大陸股にかけ、此処まで壮大な昔話もあんま無いだろうっつう…知った時は頗る感心したものです。(笑)
金槌=げんのうの由来が此処からっつうのも、感心したもんです。
歴史って本当面白い。
コメント有難う御座いました~♪