瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2023年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2023年12月25日 00時00分00秒 | クリスマス
みんな、メリークリスマーース♪♪
聖クリスマスおめでとう♡
今夜はキリスト教的には救い主のイエスが生まれた事をお祝いする日ね!
という訳で、今夜は新約聖書の一書、「ルカによる福音書」の一説を紹介するわ!



御使いがマリヤの所に来て言った。
「恵まれた女よ、おめでとう、主が貴女と共に居られます」
この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、この挨拶は何の事であろうかと、思い巡らしていた。
すると御使いが言った。
「恐れるな、マリヤよ、貴女は神から恵みを頂いているのです…見よ!貴女は身篭って男児を産むでしょう!その子を『イエス』と名付けなさい!」



ヨーロッパの名立たる画家がモチーフにしている、「受胎告知」のシーンを書いた一節ね。
「新約聖書」は1~2世紀にかけてキリスト教徒達によって書かれた文書で、「旧約聖書」が救世主イエスが生まれる以前の内容に対し、「新約聖書」はイエスが生まれた後の内容を纏めてるのが相違点。
何故なら「新約聖書」の主な著者が、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、計4人のキリスト教徒達だからよ。
教祖であるイエスの死後に、イエスの言行を纏めた文書だから、必然的にイエスが生まれた後の内容になったのね。

挙げた福音書を書いたと伝えられるルカは、キリスト教の使徒であるパウロの弟子とされる人。
ルカの師匠のパウロは、使徒としてキリスト教内で崇敬される人物ながら、イエスの死後に信仰の道に入った為に十二使徒内には入れられないという、何だかちょっと複雑な立ち位置。
「新約聖書」内の著者と伝えられるマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの4人は、直接イエスに会って教えを訊いた事は無いけど、書いた書はイエスの生涯と教えを解り易く纏めた点から、今日までキリスト教の経典として語り継がれてるわ。
「受胎告知」のシーンなんて絵画や映画や物語や歌に表されてるから、キリスト教徒でなくてもぼんやり映像が浮かんで来るものね。
名文の力って素晴らしいわ!

それじゃあ4夜目のクリスマスソングを紹介——聖クリスマスに歌うに相応しいのは、やっぱり「きよしこの夜(Silent Night)」よね♪
1818年12月24日にオーストリア、オーベルンドルフの聖ニコラウス教会で初演されたという、このクリスマスキャロルの作詞者はヨゼフ・モール、作曲者はフランツ・クサーヴァー・グルーバー。
2人が力を合わせ完成した聖歌はクリスマスキャロルの代表格に登り詰め、2011年にオーストリア無形文化遺産の認定を受けた…名曲の力も素晴らしいわね♪
歌はこちらを参考にしてちょうだい。

今夜の話はこれでおしまい、また明日、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょう♪



【Silent Night(きよしこの夜)】




Silent night, holy night♪
All is calm, all is bright♪
Round yon Virgin, Mother and Child♪
Holy infant so tender and mild♪
Sleep in heavenly peace♪
Sleep in heavenly peace♪

Silent night, holy night♪
Son of God love's pure light♪
Radiant beams from Thy holy face♪
With dawn of redeeming grace♪
Jesus Lord, at Thy birth♪
Jesus Lord, at Thy birth♪



【訳】
聖し、この夜
星は光り
救いの御子は
馬槽の中に
眠り給う
いとやすく

聖し、この夜
御告げ受けし
牧人達は
御子の御前に
額づきぬ
畏みて

聖し、この夜
御子の笑みに
恵みの御代の
明日の光
輝けり
朗らかに


…メリークリスマス!びょりです。
挙げた日本語訳は由木康氏の作とか。
それと「旧約聖書」はユダヤ教から受け継いだもの、なのでキリスト教からすれば、ユダヤ教は父の教えみたいなものかと。

写真は今年の東京丸の内ストリートに並ぶ1店のクリスマスデコレーション。
こういうイエス・キリストの生誕シーンを再現した人形飾りを、イタリアでは「プレゼピオ」と呼ぶそうな。
イタリアだけでなく、キリスト教国では一般的に見られるクリスマスの習慣で、フランスでは「クレーシュ」、イギリスでは「クリブ」、ドイツでは「クリッぺ」と、各国呼び名は違うが習慣としては同様のものらしい。

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